【感想】四月は君の嘘(3)

新川直司 / 月刊少年マガジン
(53件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
24
15
8
0
0
  • 動き出した物語

    自分の気持ちが分からないで苦しむ公生。
    自分の気持ちに気が付いて苦しむ椿。
    物語を彩る新たなメインキャラ達の登場。

    それ以外にも、宮園かをりはどうして公生の自立を促すのか?という謎に物語は一瞬交差する。

    盛り沢山な3巻。

    しかし、油断してはいけない。宮園かをりが公生の練習を録音するために持ち出した機材に感じる違和感。

    あれ?…んん?


    要check it!
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    投稿日:2014.11.09

  • 旅の準備と、旅の第一歩

    コンクールに向けての公生の苦悩と、その周りの人物たちにスポットがあたる3巻。
    今までに登場した現在に加え、新しく登場した人物のなんと魅力的なことか。
    彼らの様々な想いが、公生に影響を与えてくれていたらいいな、と思いました。

    さて、悩める主人公である公生ですが。
    そんな彼に言ったかをりの台詞が3巻での一番のお気に入りです。
    具体的には131ページの、たった8文字。
    このたった8文字の破壊力。
    苦しい時にはときどき思い出して、自分自身も救われています。
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    投稿日:2014.12.13

  • 物語はひとつのテーマへ

    本作品は、主人公 有馬公生の成長がひとつのテーマだと思うのですが、その成長するための壁が、本巻から語られます。
    主人公 有馬と、母と、黒猫。
    主人公の越えるべき壁が描かれる巻です。

    それと、サブストーリに当たると思うのですが、椿達の試合も描かれています。
    そのシーンもなんだかとても印象的でした。
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    投稿日:2015.07.12

  • ぜんいんがきらめいてる

    椿のソフトの試合や椿の試合もあり、公生も一人で歩き始める。
    そしてかをりは公生の過去の記録はよく知ってる。でも公生自身のことはよく知らない。
    なぜかをりは公生に対してはこれほど涙をみせるんだろう。何がそんなに悲しんだろう?
    公生の過去のライバルたちも現れ物語は動き出すというかんじです。
    公生の陰でなんとか言われてるか知った時の椿と渡のすごい。自分のことのように怒れる姿がっかいい。
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    投稿日:2014.12.10

  • ありふれた日常にある幸せ

    コンクールに向けて練習する有馬公生の日々を丁寧に描いています。
    ピアノをどういうイメージで弾きたい?
    これまで楽譜に忠実に従う演奏を至上にしていた彼にとっては一番難しいことでした。
    悩み自問自答する彼のまわりに、すでにカラフルなイメージがあることを、演奏までに気づけるのでしょうか。
    続きを読む

    投稿日:2014.12.13

  • ホコリを払ってくれたのは、君だ

    音楽色が強くなってくる3巻。ライバルとなる登場人物も登場して、厚みも増してきました。

    とにかくセリフのセンスが良く、効果的な大ゴマで一気に引き込まれます。印象的なシーンは数知れず。基本は切なくてシリアスなのに、くすりと笑えるところをはさむことで、必要以上に暗くならないところもいいです。

    音楽は言葉を超えるのか、時間をも超えるのか。椿のずっとこのまま・・というシーン、自分はどこにいるのかと悩む公生に答えるかをり、この二つのシーンは特に心をつかれました。
    続きを読む

    投稿日:2016.03.03

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ブクログレビュー

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  • yajion

    yajion

    今後の話を展開させるための巻です。話としては大きく動かないですが、ヒロインがいいこと言います。

    個人的には、ストーリーとしては物足りない感じがします。ただ、この巻単体で読んだ感想ではなく先の話まで読んで戻ってくると、この巻は必要な回だったと感じます。

    先にも述べましたが、印象的だったのは、頑張り方が分からない人にヒロインがすごくいいこと言ってる場面です。こういう言葉が出るような人になりたいです。
    他の巻でも出てきますが、周りの人が困ってる時にいいこと言えるように漫画や偉人の名言を覚えておきたいですね。
    続きを読む

    投稿日:2020.01.02

  • うらぐ

    うらぐ

    初読。有馬公生という演奏家は、古典をどのように演奏するのか。挑戦も生産も、苦しいが充実しているという公生。そんな公生の事情も知らず、彼を目標にしてピアノを弾き続けてきた者達が燃える。
    あと、人は猫を通じて自分の内面と対話しがちな気がする。次巻も楽しみ。続きを読む

    投稿日:2019.02.21

  • おにけん

    おにけん

    このレビューはネタバレを含みます

    2018/6 コミック5冊目(通算22冊目)。久しぶりにコンクールに出ることになった公正。不安もあるが、かをりの存在が公正をどんどんたくましくしていっているような気がする。そして、いつも隣に居たはずの公正が居ない寂しさに気がついた椿。恋の行方もどうなることやら。次。

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    投稿日:2018.06.05

  • ホン・ヨンドル

    ホン・ヨンドル

    君は、この曲をどう弾きたい? 元天才少年、コンクールの舞台へ――「ピアノのコンクールに出て」。宮園かをりの後押しを受け、有馬公生はコンクールへの出場を決意する。しかし、母に言われるがまま弾き続けていた少年は大きな壁にぶつかる。ショパンやバッハをどのように、そして誰のために弾けばいいのか……公生は苦しみを乗り越え、音楽を奏でられるのか!?(Amazon紹介より)続きを読む

    投稿日:2018.05.25

  • naaaaatsuk1

    naaaaatsuk1

    このレビューはネタバレを含みます

    かをりに押しに負けてコンクールに出ることになった公生。今まで機械のように譜面に正確に弾いてきた公生は曲のイメージとか解釈がわからないみたい。音楽がある公生とかをりの2人の特殊な関係に嫉妬?みたいな感情を持つ椿。椿は公生の事が好きなのかな。椿と渡の最後の大会はあっさり終わってしまう。公生をライバルのように思っている相座武士と井川絵見登場。いよいよ公生の毎報コンクール。お母さんの影の中にいる公生。捨てられた黒猫のチェルシー。母親の言う通りに忠実に弾いてきた公生は他人に関心がない。2.3位も知らないとな。常に1位の人はそーゆうものかもね。それが人の演奏を聴くようになった事で驚く絵見。今巻は武士の演奏で終わった。次巻は絵見かな。
    君は君だよ。君はどうせ君だよと励ますかをり。「気が滅入ってる時はほおづえをつくといい。腕は役に立つのが嬉しいんだ」チャーリーブラウンそんな事言ったのか。

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    投稿日:2018.03.24

  • 夢色

    夢色

    このレビューはネタバレを含みます

    【あらすじ】
    君は、この曲をどう弾きたい? 元天才少年、コンクールの舞台へ――「ピアノのコンクールに出て」。宮園(みやぞの)かをりの後押しを受け、有馬公生(ありま・こうせい)はコンクールへの出場を決意する。しかし、母に言われるがまま弾き続けていた少年は大きな壁にぶつかる。ショパンやバッハをどのように、そして誰のために弾けばいいのか……公生は苦しみを乗り越え、音楽を奏でられるのか!?

    【感想】

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.08.12

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