【感想】世界神話事典 世界の神々の誕生

大林太良, 伊藤清司, 吉田敦彦, 松村一男 / 角川ソフィア文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
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  • 神話の類型化

    どの地域の神話にも類似性があるのは驚きです。
    近親相姦のタブーや、万神殿と呼ばれる多数の神々の存在、そして天に帰る女性。
    人間の想像力の逞しさと、どこかしら似通った思考のパターンに思わず笑ってしまいます。
    神話は歴史と密接に交わり、それでいて空想が混じった一種の混合物ですが、こういう体系化された本を読むと、実際に神話の世界があったのではないかとか、神話こそ歴史の起源ではないだろうか、とかそういうことを考えます。
    あるいは最初に進化した霊長類は近親相姦で増えたのかもしれませんね。
    まあ、想像力を働かせて無為な考えに浸れる内は平和でよいものです。
    星5つ。
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    投稿日:2015.08.23

ブクログレビュー

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  • hy343

    hy343

    前に読んだ神話の本の続編・・・というか、もともとは合本だったのを文庫化の際に分けたとのこと。

    日本から始まり、世界各地域ごとに神話の分布や類型を概観する。テーマ別だった前書に比べ、神話の世界的な分布や地域ごとの性格分けはわかりやすかった。

    ケルトやゲルマン(北欧神話)あたりが面白かったなあ。
    (「神々の黄昏」とか「ジークフリート」などの単語は、単なるお話レベルではなくて、われわれが考えるよりずっと血肉に刷り込まれたものらしい)
    続きを読む

    投稿日:2019.06.20

  • 辻風

    辻風

    世界に散らばる神話を纏めた一冊。
    各神話の入門や比較には丁度良い。

    「世界神話事典 創生神話と英雄伝説」と合わせて読むとなお良し。

    投稿日:2013.09.05

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