【感想】ジョークで読む国際政治

名越健郎 / 新潮新書
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 3.1
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  • 政治ジョークの入門に。

    適度な分量で、政治ジョークの入門には最適です。ジョークを楽しむための本である事はもちろん。ジョークを楽しめる健康な知性と感性が自分の中に保たれているかを計るにも役立ちます。「PSYCO-PASS」の槙島聖護ではありませんが、紙の本が自分の状態を確認し、チューニングするツールであるとするなら、ジョークは自己の客観視と健全な知性と感性を有した状態でいるかを確認するツールです。一つ駄目なら全否定という、政治関係のネット上での論議でありがちな愚かさに陥る事を防ぐ自己チェックにも役立ちます。笑いは楽しみであると同時に武器である事を知る手始めとして適してます。お値段も手頃ですしね。続きを読む

    投稿日:2013.11.23

ブクログレビュー

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  • ykikuchi

    ykikuchi

    "ジョークだけでは笑えない場合もある。特に政治を風刺したようなものの場合は、その経緯、背景などを知っていないと笑えない。政治、社会、に起きている事象を理解しておく必要がある。
    本書は背景の説明のあとジョークが並ぶので、わかりやすい。
    感覚的にわからないものもあるが、それは文化、宗教などによる感覚なのかもしれない。
    いろいろな国の風刺を学ぶことは、その国の文化を学ぶことにもなる。相手を理解する一助になる。"
    続きを読む

    投稿日:2018.10.28

  • ryh

    ryh

    このレビューはネタバレを含みます

    最高指導者が政治的な苦境に陥ったとき、各国はどうするか。
    米国:テロ支援国を空爆する
    中国:政治犯を死刑にする
    フランス:米国に反対する
    韓国:前大統領を逮捕する p27

    EUには天国と地獄がある。
    天国では:コックはフランス人、警官は英国人、技術者はドイツ人、恋人はイタリア人、銀行家はスイス人。
    地獄では:コックは英国人、警官はスペイン人、技術者はフランス人、恋人はスイス人、銀行家はイタリア人。p101

    世界でいちばん薄い本は
    米国の美術史。
    中国の人権史。
    英国の料理本。
    フランスの戦勝記。p107

    イラクの本格政権発足で、イラク人の自主性を尊重した政策要綱が決まった。
    一、 復興政策の大きな問題はイラク人が決定し、米国は小さな問題にのみ関与する。
    一、 何が大きな問題で、何が小さな問題かは米国が決定する。p173

    レビューの続きを読む

    投稿日:2013.11.17

  • kerukamo

    kerukamo

    池上彰読むのだったら断然こちらの方が為になる。どれも日本人にはようしない「オチ」の付け方である。矢張り川柳では難しいところもある。

    投稿日:2012.02.16

  • Nomu

    Nomu

    この手の話は賞味期限があることとバックストーリーを知らないとさっぱりということを忘れていました。古本屋で買う本ではなかったもよう。

    投稿日:2011.11.07

  • bax

    bax

    [ 内容 ]
    金正日総書記「核ミサイルが遂に完成した。
    いずれ東京に向けて発射する」。
    長男の金正男「ディズニーランドだけは壊さないでください」―。
    独裁者の一挙手一投足をからかうロシア、大統領の不倫劇に盛り上がる米国、王室ネタが大好物の英国、意外なジョーク愛好国のフィリピン、パレスチナ自治区…。
    ローマ法王から福田総理まで、オールキャスト総出演。
    大笑いしながら、政治も外交もぐっと身近になる一冊。

    [ 目次 ]
    第1章 それもこれも日本のせい―アジア(独裁者たちの肖像 六カ国協議のヒソヒソ話 神が日本に与えた「試練」 北京で流れる反日狂騒曲 オリンピックは終わりの始まり アメリカに宣戦布告を 「クレジットカードを使えばいいのに」 自民党の天国と地獄 日本と北朝鮮の共通点)
    第2章 歴代大統領の泣き所―アメリカ(「George www. Bushと改名します」 あれ、十数年前と変わってない ハリケーンが二度直撃 チェイニー副大統領が撃った! スキャンラダス・ビル オバマ候補の魔力 ビル・ゲイツの下半身)
    第3章 EUという喜劇―欧州(マルクスの「遺言」 フランス新兵が最初に学ぶこと
    シラクからサルコジへ お父さんはストリッピダンサーです 「この次はイタリア抜きでやろう」 右はブッシュ大統領の愛犬 私なら、ダイアナでよかった)
    第4章 最強のスパイ大統領―ロシア(「合格だ。私の部屋に戻ってくれ」 銃殺の代わりに追徴課税 「イワンはどこへ連れて行かれたの?」 四島の日本帰属 ポロニウムあります)
    第5章 我こそカストロ議長の後継者―中東・中南米(用意された末路 「フセインを穴倉に戻そう」 テロリストは図書館に シャロン首相vsアラファト議長の二十年戦争 壁の内側から聞こえるジョーク カストロ議長が召される日)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]
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    投稿日:2011.05.22

  • あずさ

    あずさ

    タイトル通りの内容。
    国際政治・・というほどの内容ではない。新聞の見出しになってる出来事について、ぐらいのレベル。
    日本にはあまり馴染みのない、湾曲的な風刺の意味も込めた政治的ジョークの羅列です。ふまじめと見るか、関係性を理解してはっはと笑ってみるかは、貴方次第。続きを読む

    投稿日:2009.09.03

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