【感想】GO

金城一紀 / 角川文庫
(181件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
56
61
30
10
0
  • 映画原作

    映画を見ていい映画だなぁと思ったが、原作を読んでみて、原作が良かったから、映画もよかったんだなぁとしみじみ思った。
    これは是非読んでもらいたい作品!

    投稿日:2013.09.26

  • 国籍って何?

    冒頭、すっと入ることができて、素直に笑える。
    なのにいつの間にか自分までも真剣に走り出している、そうさせてくれる本です。

    投稿日:2014.02.15

  • ちょっとだけ毒の含んだ、笑える身上話?

    非常に重たい身上話を、強がって笑い話にしたという感じの物語。
    ちょっとだけ、と思って手に取ったが最後、気付けば終いまで読まされていました。
    大変楽しく、それだけに日本人として胸の奥の奥にまで滲み込んで来られて針でつつかれた様な、逃れ切れない痛みも感じさせられる作品でした。
    ただ興味をもって読めたのは個々の細かいエピソードであり、物語全体としての妙を余り感じなかった気もしました。
    ノンフィクションを読んでいる感じとでも言いますか、物語性を求めてはぐらかされてしまったとでも言いますか。
    面白ければ万事OK! であれば。
    続きを読む

    投稿日:2014.08.24

  • 時の移り変わりとともに変化する心情に囚われずに読みたい作品

    ↑の書籍説明を読んでみてください
    この書籍が出版された2000年頃とは
    この話の舞台を取り巻く情勢には変化があり
    物語で描かれている差別や感情などを
    そのまま受け取る事が難しくなってきています

    ですがそういった部分を抜きにして
    ハードボイルドでありながらコミカルなラブストーリーとして
    単純に楽しむことが出来る秀作です
    とにかくカッコイイ主人公を追うだけで十分に楽しめると思います
    続きを読む

    投稿日:2014.08.28

  • 素晴らしい青春小説だけど、、、

    2013年時点で読む返すと、反日や嫌韓の問題もあって、すんなり読めなくなってしまった。悲しいですね。

    投稿日:2013.10.04

  • 是非読んでください

    『これは僕の恋愛に関する物語だ』と語られていますが、単なる恋愛小説ではなく、様々なエピソードが盛り込まれています。
    そのどれもが自分に国籍とは?差別とは?ということを問いかけてきます。

    この作品は著者の生い立ちが元になった半自伝小説であるということを読んだ後に知りました。

    主人公と一緒に考え、自身に問いかけながら読んで欲しいと思います。
    続きを読む

    投稿日:2015.09.08

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ブクログレビュー

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  • もねこ

    もねこ

    僕もお父さんも不器用だけど、情に厚くて、どこかキュートで、魅力的な人物だった。
    語り口がとても読みやすくて面白くてスイスイと進んでしまった…!

    今でこそ色々な場所と行き来が増えて、色んな人との繋がれるようになって、それはそれでまた新しい問題が出てきたりしているけど(問題がゼロになることなんてないんだろうけど)、この頃はとにかく自分たちが正しくて、他を受け入れると色々な不都合が出てくるから、差別が存在して、巻き込まれて苦しむ人がたくさんいたんだなあと思う。

    友達の正一と僕の会話は賢くもあり、温かさを感じることもあり、ずっと見ていたいなと思った。
    お父さんも息子が大好きで、守ろうとしている気持ちが伝わってきたし、僕も反抗しながらも父のかっこよさを感じていることかあつかった…。

    僕の恋も、どこかで通じ合っている2人がとても素敵だった!
    読んだのは学生の時だったから10年以上も前になるけど、今回もとっても面白かった〜!
    続きを読む

    投稿日:2024.01.14

  • nonkichi

    nonkichi

    スピード感のある文体。スッキリしていて読後感がたまらない。筆者の体験も含まれているであろう内容は地に足が着いた雰囲気の漂う、リアリティがあり読み飽きない。

    投稿日:2023.11.14

  • つくる

    つくる

    アウトローな感じが、めちゃくちゃ好きなんだよな。
    いい小説だと思う。

    映画もなんか好きだったんだよな。何故か。
    俳優の窪塚くんが最高にかっこよかったときだね。

    投稿日:2023.11.05

  • 甘いパンよりしょっぱいパン

    甘いパンよりしょっぱいパン

    このレビューはネタバレを含みます

    杉原
    朝鮮籍→韓国籍。中学まで民族学校『朝鮮学校』に通っていたが、日本の私立の男子高に進学する。

    秀吉
    杉原の父。在日朝鮮人。韓国の済州島生まれ。ハワイに行くため、韓国籍を取得する。日本ランキングに入ったことのあるライト級の元プロボクサー。パチンコの景品交換所を営んでいる。

    道子
    杉原の母。朝鮮籍。日本で生まれ、日本で育ち、十九歳の時に御徒町のアメ横でオヤジにナンパされ二十歳で杉原を産んだ。韓国籍を取得する。
    息子のバカさに呆れている。

    加藤
    杉原の高校の同級生。広域指定暴力団の幹部組員の父親を持つ。
    日本人。

    竹下
    杉原と同じ高校で加藤といつもつるんでいる。

    桜井椿
    加藤の誕生パーティーで知り合う。有名な私立の共学校の三年。

    桜井の父
    東大卒の有名企業のサラリーマン。

    タワケ先輩
    杉原の二つ上の先輩。剛毛。タワシの毛のように硬い。

    正一(ジョンイル)
    在日韓国人の父親と日本人の母親のあいだに生まれた。杉原の民族学校時代からの親友。

    ナオミ
    杉原の母親の同級生。

    元秀(ウォンス)
    杉原の民族学校時代の悪友。






    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.09.05

  • 老人と根本はるみ

    老人と根本はるみ

    敢えて《若者》という幻像の如き言葉を使うが、私はいち若者として、本作から迸るような熱いエネルギーを貰った。
    在日問題云々に留まらない、もっと純粋で強烈なエネルギーだ。
    窪塚洋介主演の実写映画もとても良かった。
    この作品を薦めてくれた友人に感謝する。

    実写映画を観てから小説に移るのがいいかもしれない。
    続きを読む

    投稿日:2023.09.02

  • 司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    (『世界史読書案内』津野田興一著 の紹介より:)
    「在日」についての小説。日本の話であるにもかかわらず、すべては外国の話である。国って何なのだろう?国境って何?人が国籍という肩書をもたずに一人の人として生きる事って難しいの?そんな問いかけをひたくなる。面白く読めて、考えさせられる。

    「広い世界を見るんだ―。僕は“在日朝鮮人”から“在日韓国人”に国籍を変え、民族学校ではなく都内の男子高に入学した。小さな円から脱け出て、『広い世界』へと飛び込む選択をしたのだ。でも、それはなかなか厳しい選択でもあったのだが。ある日、友人の誕生パーティーで一人の女の子と出会った。彼女はとても可愛かった―。感動の青春恋愛小説、待望の新装完全版登場!第123回直木賞受賞作。」
    続きを読む

    投稿日:2023.08.15

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