【感想】今はもうない SWITCH BACK

森博嗣 / 講談社文庫
(327件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
91
123
79
5
0
  • switchback。なかなか良いサブタイトルですね

    思いっきりやられました。古典的な密室に隠された壮大なトリック。
    シリーズ読んでてこれを推してる人が多いですね。
    事件とは関係ないとこでドキドキハラハラしたものです。(笑)

    S&Mシリーズラストあと2冊。楽しみです。あ、これは最初に読まないように・・・最低限前作は読んだほうが良いです・・・続きを読む

    投稿日:2017.04.13

  • 犯人?の動機は結局理解できず

    他人の心理がそう簡単に分かれば苦労はしないので、本作も動機は想像するしかない。
    それはともかく、本作は主人公笹木の一人称で語られているだけに、叙述トリックじゃなかろうか、語りを信じていいのやら・・・と迷わされつつ読んだ。
    たまたま最近読んだイーガン「白熱光」の奇数章と偶数章の読書経験があったので、犀川先生の登場する章と笹木一人称の章の関係は予感があったな。
    続きを読む

    投稿日:2017.12.23

ブクログレビュー

"powered by"

  • さりー*

    さりー*

    このレビューはネタバレを含みます

    珍しく、どシンプルに密室と向き合っていたのが面白かった。読者を鮮やかに騙す(いい意味で)手法は相変わらず健在で、すっかり騙された(笑)

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.04.29

  • RLia

    RLia

    そうだったのね。
    違和感があったとは言え、こういうタイプの作品だとは思いもしなかった。
    犀川先生不足で少し寂しいと思いながら読み進めたけど、最後にはそれも忘れて
    しまうくらいに「面白かった」と思えました。
    二人の出会い… 微笑ましいです。
    軽く流した部分もかなりありそうなので、読み返してみなくちゃ。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.27

  • ねごと

    ねごと

    面白かった!一気に読み進めてしまった!途中、違和感に気づき、謎が解けた部分もあったけど、、、
    内容を理解した上で、もう一回読み返したい。

    投稿日:2023.12.27

  • plough

    plough

    このレビューはネタバレを含みます

    理系ミステリとは何か。

    思えば「夏のレプリカ」もそうだったが、これまでの作品に比べて理系要素が少なくなってきている。
    今作の理系要素といえば、嵐で閉じ込められた屋敷から警察に無線機を用いて通信する所くらいだと思う。

    しかし、今作は直接的な理系要素はないものの、仮説を立て実験/実証を行う考え方に理系的な思考があったのではないかと思う。
    それぞれの登場人物が仮説1〜7を考え、今回の密室について思考していた。
    ここで、どの辺りかは忘れたが仮説をもたない者に役割はないと文章があったように思う。
    これは読者への挑戦かつ、メッセージだと思う。
    ミステリに対して、また普段の日常/勉学の中でも思考せよというメッセージだと、私は受け止めた。

    仮説→検証→考察→仮説…を答えが出るまで繰り返すことに楽しさを感じているのが犀川だと思う。
    特異なキャラだと私は感じるが、思考することを止めないこのキャラクターに私は惹かれる。

    なお、今回の密室についても明確な答えは出ずに終わる。最終的にキャラクター間で結論の出された内容は、正直にいうとインパクトに欠けて面白みはない。
    しかし、そんなことだったの?と言わずにいられない内容であるにも関わらず、真相にたどり着けない自分がいて、負けたような気分になる。
    考えれば考えるほどドツボにはまり、いくら思考しても答えに辿り着くのが難しいという点で、「ミステリ作品」していると思う。

    あとがきの内容が的を射ていた。
    ミステリ作家は詐欺師やマジシャンに近い。
    読者が想定できないようなトリックを書くのがミステリ作家である。
    今作の叙述トリックには少ししてやられたため、そういった部分も含めてこの作品もミステリ小説なのだと思う。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.12.17

  • かのん

    かのん

    【2023年147冊目】
    面白いくらいにしてやられました。ずっと違和感というか、どこか居心地の悪さを感じていて、「ちょっと思考がきつい」って思ってたんですけど、真相が解明して理由がわかりましたし、安心しました。思えばヒントはいろいろ散らばっていた筈なのに……思い込みは判断を鈍らせますね。続きを読む

    投稿日:2023.11.17

  • ayatsuka

    ayatsuka

    このレビューはネタバレを含みます

    再読。仕掛けを知ってて読むとわかるのにな。この本は事件より仕掛けの記憶が大きくて、事件についてはむしろ初見気分で楽しめたかも。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.10.03

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。