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丸谷才一, ジェローム・K・ジェローム / 中公文庫 (38件のレビュー)
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総合評価:
私の読書感想文
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テムズ川の旅行記
私はあまりテムズ川流域の地理やイギリスの歴史を知りませんので、歴史のほうは語り尽くして揉みこまれ資料からの引用だろうからまだ何とか想像力が働くんですが、 途中に出てくる聞いた事もない地名が、しかも連発…で出てくるたびに集中力が途切れて読み返してばかりいました。 たしかに、その町や一緒に船旅している友人たちの面白エピソードの中には私のようなシニカルな人がニヤリとする、皮肉タップリで愉快な話も勿論ありました。 でも面白かったかと問われれば、はいとは言えません。私はシニカルな人なので。 あと冒頭から私感じたのですが、サリンジャーのライ麦畑でつかまえて、に似ています。サリンジャーの方がアメリカ人らしく直感的な印象で解かりやすいけどね。続きを読む
投稿日:2013.11.09
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芳の
クスクス笑える小説。旅の前の荷造りが終わらなくて絶望的な気持ちになる深夜がすごく共感した。面白いのだけど話の山場みたいなものが見えず、途中で飽きてしまった。12章まではきちんと読んだが、13〜18章は…読まずに最終章の19章だけ読んで読了。続きを読む
投稿日:2023.12.29
yoshi1004
フォローしているb-matatabiさんの感想に共感して手にした。英国ユーモア小説の古典と言う事だが、今読んでも、変わらない人間の本質とかが描かれていてドキッとさせられる。バカバカしい小説の様だが鋭い…人間観察が面白かった。続きを読む
投稿日:2023.05.24
W. Yuriko
井上ひさしの解説に惹かれて借りた。イギリスの地歴に詳しいとより面白く読めそう。英語でも気軽に楽しく読めそうな本なので英語で読んでみようかな。 流し読み。
投稿日:2022.03.19
クマオ
楽しんだ^ ^ 解説にあった、地理、歴史、自然、冒険、ユーモア、なんかの多面性がまさによかったなあ。 写真と地図付きの旅行案内出して欲しい
投稿日:2022.02.20
ゆーや
三人と一匹のボート旅。 軽妙洒脱な文章。愛すべきあほらしさにクスッと笑ってしまう古典ユーモア。 ジーヴスシリーズが好きな人は好きだと思う。楽しい作品だった。
投稿日:2021.08.16
m.cafe
三人の病弱な紳士たち、ジョージとハリスとぼく、それから犬のモンモランシーは、休息と気分転換が必要だという理由で、テムズ河をボートで漕ぎ出すことに。 寝泊まりする場所や、持って行く物や食糧について、三人…の間で議論が交わされるのだが、すぐに話が横道にそれるし、ドタバタ喜劇みたいで笑わずにはいられない。 ボートに乗る前から、何やら珍道中が始まる予感がする。 19世紀に書かれた古典だが、ユーモアのせいか垢抜けた感じがして楽しめたし、各章の始まる前に要約された文章がつけられてあるので、内容が分かりやすくなっていた。 小さなコテージをちりばめた並木道や絵のように美しいホテルなど、河の眺めを想像しながら読むのは、まるで観光を楽しんでいるような気分だった。テムズ河の歴史にも触れることができた。 二週間の旅が終わろうとする間際、ジョージが弾くバンジョーが溢れるばかりの哀愁を引き出し、みんなですすり泣いたのも束の間、やっぱり最後も笑いで終わらせてくれていた。 笑いが何よりの癒しであるようだ。 この先も、この仲良し三人組と一匹の犬をふと思い出して、時々笑ってしまうかもしれない。続きを読む
投稿日:2021.07.11
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