「価格半減」のモノづくり術
若松義人(著)
/PHPビジネス新書
作品情報
「いい製品を、安く」提供することがあらゆる分野で求められる時代。各方面からの値下げ圧力は激しいものがある。だがそれをチャンスと捉え、1割2割カットではなく「半減」を実現することで、より大きな利益を得ている企業も数多く存在している。実際、とてつもない目標に思えるが、「50%コストダウン」は十分可能なのだ。本書は、「カイゼンのプロ」が、現場のムダ取りから生産、開発の見直し、全社的な体制作りから協力会社も巻き込んだ生産改革まで、その具体策を明かすもの。今すぐ使えるカイゼン手法を惜しみなく公開する。50%ダウンでインパクトのある価格を生み出し、デフレ時代を勝ち抜こう!
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商品情報
- シリーズ
- 「価格半減」のモノづくり術
- 著者
- 若松義人
- 出版社
- PHP研究所
- 掲載誌・レーベル
- PHPビジネス新書
- 書籍発売日
- 2010.08.01
- Reader Store発売日
- 2015.05.29
- ファイルサイズ
- 0.5MB
- ページ数
- 208ページ
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この作品のレビュー
平均 3.0 (3件のレビュー)
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「価格半減」は努力目標
トヨタ生産方式の一般的な説明ではありますが、「価格半減」のための具体的な戦略があるようには感じられませんでした。
まだまだムダの多い生産現場はたくさんあるので、トヨタ生産方式で半分くらい下がるところも…多いんじゃない?と言っているだけで、
多くの生産現場に当てはまる、半減のための戦略があるわけではなさそうです。
初版は2010年。民主党政権の円高期。ユニクロ、イオン、西友などが1000円以下でジーンズを販売したことを取り上げて、
これからはもっと原価を低減しないと生き残れないと煽っていますが、
今になって振り返ってみると、結局あの低価格路線は長続きはしなかったなと感じる。
繊維産業は、海外の違法な児童労働などの低価格労働に支えられている部分も大きいと言われることもあるので、
それをもって、他の産業でも原価を低減しないと生き残れないと煽るのは、ちょっとやりすぎな感じはした。
全7章のうち、第1章~第4章が生産現場、第5章が開発部門、第6章が間接部門、第7章が経営層のはなしで、半分以上が生産部門の話題。
生産における無駄は以下の8つを挙げているが、普通のトヨタ生産方式であって、
「価格半減」のための新しい方法論があると考えるべきではない。
逆に言うと、普通のトヨタ生産方式を知るという目的で読むなら特に悪い本ではない。
・不良・手直しの無駄
・つくりすぎの無駄
・加工そのものの無駄
・運搬の無駄
・在庫の無駄
・動作の無駄
・手持ちの無駄
・産業廃棄の無駄
開発部門への提案も、いわゆるValue Engineeringで、同じ機能を果たす、より低価格のものを買ってくれば
価格が低減できるというもの。これもかなり前からある手法で目新しさはない。
最近だと、Design for manufacturingとか言って、
開発段階から生産性が高くなるように設計する手法とかが考えられていたりするが、言及なし。
総じて言える事は、
一般的なトヨタ生産方式を知るために読むのなら悪くはない、
価格を半減できる新しい手法が書いてあるのでは?と思って読むと期待はずれに終わる、
ということでしょう。続きを読む投稿日:2016.07.06
-
価格半減を要求されたからこそ、全体的に無駄の見直しを行い、価格半減しても利益が出るような体制を作ることができる。
より正確に言うと、製造単価が高く競争力のない中小企業が、他の価格競争力の高い競合が出…している販売価格と同じ価格で卸せと言われてからの対応。
できない、無理という話が社内からとても強く上がるが、価格競争の激しいこの世の中、なんとか生き延びるために順応する必要がある。
そのために、部分最適でなく、全社最適、そして整頓や清潔を心がけ、常に在庫は最適在庫とするように、見える化をする。
中小企業向けの指南書となっている。
半導体産業などは本当に価格半減しているからなぁ。続きを読む投稿日:2012.10.08
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