本の虫 nia-ricoさんのレビュー
参考にされた数
30
このユーザーのレビュー
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進撃の巨人(9)
諫山創 / 別冊少年マガジン
つづきが気になる! 早く読みたい!!
13
邪道かもしれないが、アニメの口コミで本作を知り興味を持った。アニメが終了して続きを知りたくなり、9巻を手にした次第だ。あっという間に読み終わってしまった。多くの読者が口にするように絵は荒削りかもしれな…い。しかし、確かに原作には息を呑むような場面展開で固唾を呑んで兵団の団員たちを見つめるしかない。また、ひとつふたつ、なぞや過去が明らかになっていく本作。次の展開が気になり、ソニーポイントをmoraに変えてしまったことを軽く後悔したほどだ(苦笑)。
地味だが、エリンが思案しているシーンも伏線になっていると思うのでチェックした。これからの展開が楽しみだ! 続きを読む投稿日:2013.10.26
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ヒストリエ(5)
岩明均 / アフタヌーン
過去と未来。分岐点となる巻! 必読!!
4
故郷カルディアを訪れたエウメネス。懐かしい町。そこで待ち構えていたのは・・・。
邂逅の巻。幼い時代を過ごした主人公が会いたかった人、会いたくなかった人と会えるのか、会わずに済むのか。会ったとしてどうな…るのか。そして、舞台はいよいよ新天地へと! 思いがけないきっかけで彼の運命は動いていく。
物語の分岐点になるだろう5巻。
単調に流れていくと展開を予想していると思いがけない場面に遭遇して、いい意味で予想を裏切ってくれるので読み進めるのが楽しい。ここでこうなったから、こうなるのか! というつながりが至極当然にすんなりと進んでいくのもいい。この物語は展開もおもしろいけれど登場人物が一癖もふた癖もあって、なかなか読みごたえがある。主人公エウメネスが成長してどんな人物になっていくのかも楽しみだ。今後の周りの人物との絡みも期待している。
続きを読む投稿日:2013.11.23
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ヒストリエ(7)
岩明均 / アフタヌーン
マケドニアの秘匿とは!? 蛇が意味するものは?
4
アレキサンダー大王の書記官を描いた歴史物語。その幼少期から始まりマケドニアに着いて落ち着いてきた主人公。
機知に満ち,高貴に対してもてらいなく接する主人公の清清しさ。さっぱりとして人に好かれる人柄。そ…れでいて危うきに近寄らない賢さ。聡明さと性質に読者も魅了されてしまう。テンポもいいので歴史物特有の重厚さも感じないで気楽に読める。
この巻では,マケドニアの極秘が語られる。そして,おそろしい事実も。
運命とは過酷を乗り越えた先に栄光が待ち受けるというものなのか。それはドラマツルギーだけのことなのか。
「蛇」の意味がポイントかもしれない。 続きを読む投稿日:2014.01.15
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進撃の巨人(10)
諫山創 / 別冊少年マガジン
展開がはやい! 鍵になる場面を見逃せない!
2
前の巻もそうでしたが今回も読み始めたら、あっという間に読み終えられます。勢いがあるので、「え? もう終わり?」というほど展開がはやいです。
この巻でも秘密が少しずつ明らかになります。その分、謎も深まる…ので続きがますます気になります。前の巻に戻って読み直したくなったりもします。話がどこまで広がっていくのか、登場人物のセリフのもつ意味はどういうことなのか、気になることがいくつも出てくるのでチェックです。
次巻が気になります。 続きを読む投稿日:2013.11.21
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アルスラーン戦記(1)
荒川弘, 田中芳樹 / 別冊少年マガジン
物語は、始まったばかりだ。
2
鋼の錬金術師の大ファンです。スミマセン。アニメの。原作を読んでなくて…。原作は、銀の匙おもしろいです。
ファンタジーときいて、早速読んでみました。
予備知識の印象が薄かったので、王国ファンタジーモノ…のくくりを出ないのでは? と不安を抱きつつ読み進めました。
「ヒストリエ」とはまったく異なる王道ヒーローモノ。この巻は序章ですね。絵の力が素晴らしいです。キャラクターも魅力的。主人公は寛容で優しく異文化の価値観にも関心を払う王者の素養は備えているかもしれないが、一見物足りないタイプに見えます。彼がどう成長していくかを見守る視点に読者は立つことになります。それよりも、群像劇に興味があります。家族ドラマはどうなるのか? 傾国の美妃、母は? 異国の王子のような少年との関わりは?
この巻が起とすれば、続く承が楽しみです。
ただあまりにも緩慢で冗長に過ぎると、ついていくのはしんどくなるでしょう。 続きを読む投稿日:2014.04.09
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進撃の巨人(11)
諫山創 / 別冊少年マガジン
次巻が待ち遠しい! エレンの問いへの答えは!?
1
口コミを先に見てしまっているので、現在発行されている分までの結果だけは知っていたが、そこに至るまでの経緯がわかってくる。しかし、謎は深まる。巨人になった理由は? 本当の敵は? そして104期メンバーの…隠された秘密が暴かれる。戦闘シーンに終始するのではなく、それぞれの人物の造詣がこまかく描写されている。一見敵に見える人物の本質までも描こうとする作者の研鑽がスゴイ。絵については、人物よりも巨人が好きなんではないかと思わせる、巨人の描写の巧みさがこの巻でも見られる。作者が描きたいのは、この世界観そのものであるかもしれないが、一方で「人間」を描きたいと思っているように感じられた。
強烈な印象を残した9巻、10巻に比べると、すこしゆるやかな展開に感じられるかもしれない。だが、ここを通らないと次の展開を楽しめないのでは?
エレンの問いかけに答えようとした言葉がさえぎられて聞き取れないというじらしぶりに注目。何を言おうとしたんだろう? 気になる・・・。 続きを読む投稿日:2013.11.23