tommugerさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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仕事・人間関係に役立つ 教養としての日本史
皆木和義 / KADOKAWA
日本史の要点、重要人物を知る。
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タイトルからしてちょっと重いのかなと身構えて読んだが、気軽にさくっと読めた。
日本史の重要人物の功績を現代の会社組織に当てはめてみたり面白かった。
ただボリューム不足は否めない。もっともっと著者が…紹介する日本の偉人のやってきたことを知りたかったがそれは続編に期待しよう。 続きを読む投稿日:2017.01.31
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煙か土か食い物
舞城王太郎 / 講談社文庫
ぶっ飛んだサスペンス。
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とにかく刺激的な作品だった。サスペンスなのだが暴力的な描写も多く、眠気も吹っ飛ぶような語り口であり、ついつい引き込まれるような魅力的な話だった。
主人公は腕利きの外科医でアメリカの病院で活躍している…のだが、とにかく攻撃的だ。人を治すことも傷つけることも両方得意なマザーファッカーである。その母親が連続主婦殴打事件の被害者となったため緊急帰国して謎解きに奔走するという物語。
主人公には兄が三人いるが曲者ぞろいで共通しているのはとびぬけてIQが高く、背も高く、喧嘩が強いということ。この四人だけで十分小説が成り立ちそうだ。特に次男はぶっ飛んでいて魅了される読者も多いのではないだろうか。
いろんな形として楽しめる小説だがとに買う刺激的なため飽きて眠くなるということがない。小説は退屈で眠くなるという人にもおススメだ。ただ闇も強いため、影響を受けやすい人は気を付けたほうがいいと思う(笑) 続きを読む投稿日:2017.04.26
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読んだら忘れない読書術
樺沢紫苑 / サンマーク出版
何度も読みたい本。
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精神科医であり、かなりの読書家でもある著者が効果的な読書法について語った本。
まずかなりの紙幅を読書のメリットについてに使っている。普段意識してどくりょをしていなくてもそれが効果的であることを認識で…きて面白かった。
そして読書術としてはSNS等を使ったアウトプットを推奨している。確かにただ読んでいるだけではなかなか血肉にならないからやってみようと思った。
この値段で読書に対するモチベーションを上げてくれる本は貴重だと思う。1回読んだだけでなく定期的に読みたいものだ。 続きを読む投稿日:2015.06.14
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ザ・コーチ 最高の自分に出会える『目標の達人ノート』
谷口貴彦 / プレジデント社
目標の達人になる。
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人生における成功哲学を小説形式で紹介してくれる本。
一読してベストセラーになった「嫌われる勇気」に似ているなと思った。この本の方が先に出ているし、喧嘩腰な「嫌われる勇気」に対しあくまでも人生に先達に…対するリスペクトを持った本作という違いがあるが。
自己啓発本にありがちな同じことをくどくど繰り返し紙幅を稼ぐといったことはない。むしろシェイプアップしすぎでは?と思ってしまうくらいだ。
目から鱗ということもなかったが日々の暮らしが何か物足りないと思っている人が読めば一服の清涼剤になることだろう。 続きを読む投稿日:2016.11.29
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戦略読書
三谷宏治 / ダイヤモンド社
まさに読書から最大限の効率を得るための戦略書。
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文字通り戦略を練って読書をしようという本。かといってかたい内容ではなく、なるほどなるほどと小気味良くページを進めることができた。
ただ社会人になる一年前からの戦略が紹介されているのでかなり若い人向け…の本だと言えるだろう。
まあ戦略紹介の他にもおススメの本などが多量に載っているので、買って無駄になるということはないだろう。
特にSFの本に関して熱く語られているので、SFが好きな人もそうでない人も読みたくなると思う。
とにかく読書をするうえでなるべく人生の早い段階で出会いたい本だった。そういう本は決して少なくないのだけどこの本もまさしくそういう一冊だ。 続きを読む投稿日:2016.11.13
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日本が世界をリードする! 第4次産業革命 これから始まる仕事・社会・経済の大激変
三橋貴明 / 徳間書店
少子高齢化は解決できる!
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少子高齢化による生産年齢人口比率が低下している我が国だが、それを安易に外国人移民を増やして対応しようというのではなく、日本人一人ひとりの生産性を上げて人手不足を解消しようと提言しているのが本書。
一…人ひとりの生産性向上を成し遂げるためには「第4次産業革命」と言えるような技術革新が必要なのだが、三橋氏は抜かりなくその最先端技術の取材もしていて、ロボットやドローンなどのにわかには信じられないような開発状況も紹介してくれている。
相変わらず理路整然とした語り口でこれから必要とされる民間や政府の技術投資について分かり易く述べている。少しでも日本の未来に不安を持っている有志はこの本を読んだほうがいいのではないか。 続きを読む投稿日:2016.12.17