北野さんのレビュー
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40
このユーザーのレビュー
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はなとゆめ
冲方丁 / 角川文庫
歴史上の人物が動き出す様です。
6
清少納言と言えば、歴史上の人物に過ぎなかったのが、この本の中であたかも活き活きと動き出すような
感じさえします。
この時代の宮廷生活、価値観が垣間見えるように思えます。綺麗に書かれていて楽しく読めまし…た。
ただ、冲方丁さんは、おどろおどろしい情念というか、執念を書かせたら日本一だと思います。
清少納言の強い意志は綺麗に書かれていますが、是非、リバースサイドの道長さんの側から
情念の奔流の様な世界を描いてくれないかなと思いました。お願いします。 続きを読む投稿日:2013.12.08
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進撃の巨人(21)
諫山創 / 別冊少年マガジン
扉は開かれた。
4
獣の巨人との争いが一旦終結、そしていよいよ開かれる地下室の扉
明かされるエレンの父グリシャの過去、明かされる秘密
ユミルの民、獣の巨人の正体、壁の巨人、そして8人目はいったい?
明かされた謎、これから…の謎、ますます続きが楽しみです。
ですが、目前にしてたどり着けなかったエルヴィン団長の無念を思うと心が痛みます。 続きを読む投稿日:2016.12.09
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進撃の巨人(17)
諫山創 / 別冊少年マガジン
表紙の様に
3
真の王族、ヒストリアの親子喧嘩も佳境を迎え、
謎が終息していきます。
表紙の
達成感に満ち、黄昏ている面々を見返して
「おいおい、これでいきなり完結ですなんて言うなよ!」と
心配する位でした。
しか…し一つの峠を越えるとまだ頂点が先にあるように
まだまだ先があることに安心した、そんな17巻です。 続きを読む投稿日:2015.08.07
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ゴールデンカムイ 7
野田サトル / 週刊ヤングジャンプ
姫~~ッ!!
3
外は、日高のモンスターと呼ばれる、ヒグマの群れに取り囲まれ
逃げ込んだ小屋の中には命を狙う刺客が紛れ込み、という
内憂外患の状態。
壮絶なヒグマ達との闘いの中で響く声は、
「姫~~‼‼」
もう大爆笑…、今巻の表紙は絶対あの人の方が良かったです。
面白かった。
続きを読む投稿日:2016.05.19
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ゴールデンカムイ 4
野田サトル / 週刊ヤングジャンプ
本当に面白い!お奨めです!
2
多彩な魅力のあるキャラクターの面々、
ヒンナ、ヒンナと北海道の山、海すべて食べ尽くす勢いの主人公達の旅、
自分も旅行で見てきたが、非常に精緻な、知能の高いと言っては失礼だが
高度なアイヌ文化の数々
そ…して、メインストリームはアイヌが蓄えた莫大な黄金を巡る様々さ勢力の攻防戦
タイトルのゴールデンカムイは黄金の神様と言う意味か?
とても魅力的、扉絵なども非常にユーモアがあり、出来も良く、掛け値なしに面白いマンガ
読まないと勿体ない位の作品です。いずれ有名になりそうですけどね!
「冬眠中の羆もうなされる」なんてコピー素晴らしいじゃないですか?
ちょっと血生臭い表記はありますけどね!
アイヌ文化の紹介で色々なものが描かれているけど
これは、札幌市のアイヌ文化交流センターに展示されているものではないかと推測します。
色んなものが、あれ見たものとそっくりだと思いますので、そちらも北海道旅行の檻は
足をのばして如何でしょう!
PS 5巻のイトウの話の所で、魚皮衣が出てきますが、連載の時は、魚の背びれの部分が
楕円状にパッチが当てられている絵だったのが単行本では変なデザインがついて
別の絵に差し替えられていますね!元の絵の方がわかりやすいと思いますが…
このコメントが影響したなんて事はないと思うけど
続きを読む投稿日:2015.09.26
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進撃の巨人(22)
諫山創 / 別冊少年マガジン
その男凶暴につき
2
清々しい表紙。解かれていく謎。どこか終わってしまうの?と不安を抱く内に引き込まれていきます。
実際に地下室で謎は解かれ、謎解き編は終了。父の記憶が甦り意味をなし自らの余命も自覚するエレン。
今まで尊大…傲岸な癖に女々しくヘタレなエレンが父の人生を知り、どう考えても不釣り合いな主人公に相応しい活躍を見せるようになるのか楽しみです。しかし相変わらずなエレンの言葉でこの巻が終わります。それが表紙。楽しめました。 続きを読む投稿日:2017.04.06