litsさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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この素晴らしい世界に祝福を! 10 ギャンブル・スクランブル!【電子特別版】
暁なつめ, 三嶋くろね / 角川スニーカー文庫
スピンオフのめぐみん盗賊団を先に読んでおいた方が、ニヤリとできる場面が多いかも?
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表紙絵のとおりアイリスがメインとなります。前巻のシリアスさとうってかわって、コメディ色の強い巻だと思います。「このすば」らしい内容と言った方がわかりやすいでしょうか(笑)。
隣国のエルロードはカジノ…大国という部分もちゃんと生かされていて、特に後半は楽しめました。アイリスとめぐみんのやりとりを見る限りでは、スピンオフのめぐみん盗賊団を先に読んでおいた方が、ニヤリとできる場面が多いかもしれません。
隣国の王子との最後のやり取りはすがすがしささえ感じられて、そういった空気感(?)はこのシリーズ通してのもので、やっぱりいいですね! 続きを読む投稿日:2017.04.09
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マギ(32)
大高忍 / 少年サンデー
ついに再会!
4
表紙絵のユナンとアルバの戦いは、久々の(?)少年誌らしいバトル展開で、迫力がありスピーディーです。贅沢言えば、金属器と魔法の双方の長所を生かす戦いが好きなのですが、今の流れだと少し先になりそうです。
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アリババとアラジンの再会シーンも良かった!てっきりバルバッドで…と思っていたのですが、あの街を忘れてました。作者さんの思い入れも伝わってくるシーンですね。さくっとしてますが、爽やかさを感じました。アリババとアラジンの関係なら、あれで十分なのだ、と。
それに加えて、アリババのプロポーズ。アリババとモルジアナの内面の成長と時の流れも感じさせてくれて、これまた良いシーン。少年漫画でプロポーズまでするのは珍しいと思いますが、実に自然な感じで、好感を持ちました。うじうじしてるアリババは好きじゃないってのもありますが(笑)。
色々書いてきましたが、この巻の主人公はシンドバッドだと思います。二部ではラスボス的な位置づけだったのが、どう変化するのか?クライマックスに向けて物語が収束しつつあると感じた一巻でした。 続きを読む投稿日:2017.02.05
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ワールドトリガー 16
葦原大介 / 週刊少年ジャンプ
ワールドトリガーらしさは健在!
4
前半はガロプラ侵攻編完、後半はランク戦に移ります。
前半は、やっぱり陽太郎とヒュースのシーンが良かったです!二人のつながりがやり取りの中に詰まっていて、何度読んでも良いシーン。
後半は、主人公たち…玉狛の新戦術がどう機能するか?が最大の見どころだと思いますが、僕は柿崎の回想シーンが好きです。才能にあふれていないかもしれませんが、隊員への想い、自分のスタンスへの迷い、そういったものをうまく読ませるのもワールドトリガーの魅力の一つだと思います!
香取さんについては、次の巻ですかね(笑)。 続きを読む投稿日:2016.09.03
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まるごと一冊!東京の地名の由来
ユーキャン東京の地名の由来研究会, 浅井建爾 / ユーキャン
地名に軽く親しむのにはちょうどいい本だなと思います。
4
紀尾井町、三件茶屋、御茶ノ水など味のある地名が多い東京ですが、電車のアナウンスなんかで耳にするだけでなく元々の意味を知って、より深く親しみたい!と思い購入しました。
内容はそれほど専門的なものではあ…りません。写真が多く使われ、ガイドブックに近い雰囲気です。208ページと少し短めなのにフォントが大きいのでサクッと読めます。この辺は好き嫌いが別れるかもしれません。
読んで意外に思ったのは、地名の起源が確定していないところが多いことです。諸説それぞれに信憑性があり、正直、どれでもいいかな…と思ってしまいます(笑)。複数の理由が合わさってる可能性もありますしね。
幅広い年代から地名の由来があるのは素直に面白い。まさにカオス(笑)。僕は、江戸時代のセンスが一番好きです。ちょっと洒落が効いていてね! 続きを読む投稿日:2016.12.05
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撫物語
西尾維新, VOFAN / 講談社
まさに千石撫子の総決算!
4
この撫物語は、名前のとおり、千石撫子が主人公で一人語りをします。先の事件以降、不登校になり自室に引きこもっていた撫子ですが、バカバカしいけど笑えない事情により外の世界に飛び出すところから物語は始まりま…す。
最年少ゆえか、そもそもの性格のせいか、シリーズの登場人物の中でも内面の揺れ幅がもっとも大きかったのが千石撫子だと思いますが、外の世界をまわるうちに、避けられぬ過去の自分と、そして所業と対面することを余儀なくされます。そこで、彼女がどう考え行動するのか、それがこの巻の見どころです。
また、この巻でコンビを組むことになる斧乃木余接がいい味を出していて、よき友人(?)であり、よき先導者(?)となっているのも楽しいところです。「?」をつけましたが、本当のところはどうなのかは、実際に読んで判断してみてください(笑) 続きを読む投稿日:2016.08.27
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進撃の巨人(22)
諫山創 / 別冊少年マガジン
この作者さんはどこまで計算して書いてるのかな?
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こんなにさわやかな色づかいの表紙は初めてじゃないですかね?でも、内容はあまりさわやかって感じでもないです。ついに海に到達し、波に驚くミカサがかわいいくらいかな(笑)。
この作者さんはどこまで計算して…書いてるのかな?って、毎巻不思議な気分で読み進んでますが、エレンが王の能力を使えた謎の一端がわかる部分は、そういうことだったのかとうならされました。今後、この設定がどう生かされていくのかも見ものです。
エレン(!)が、ミカサとアルミン・・と口にするところも後々意味を持ってくるのでしょうか。ちなみに、この巻も謎解きメインなので、リヴァイはほとんど活躍しません、あしからず(笑)。 続きを読む投稿日:2017.04.09