みっちゃんさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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転生令嬢は冒険者を志す 1
櫻太助, 小田ヒロ, Tobi / KADOKAWA
血統書付きの強さ?? 男女問わず楽しめる。
3
男性でも楽しめる、わくわく感があって面白い。
無双とお茶目と少しシリアスの混在したシナリオがよい。
作画も良いし、物語のテンポも軽快。投稿日:2020.02.13
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獣の奏者 全5冊合本版
上橋菜穂子 / 講談社文庫
人類の光と影の本質
3
エリンという一人の少女の五感と心を通して語られる人類や社会の光と影、自然と人とのかかわりを、ファンタジックな物語として語ることで
自然と心の奥深くにそのイメージがしみ込んでくる、読みごたえのある作品だ…と思います。
現代社会の、核武装や軍事拡大競争、テロや武力衝突などの闇の側面が、この物語の背景と重なって見えてきてしまいました。
その中で、最後まで本来あるべき姿と理想を追い求める、主人公のエリンの姿が、とても感動的でした。
すべてが思い通りに展開してゆくヒーロー物語ではなく、一つ一つの疑問に、思い悩み苦しみながらも、一つの道を切り開いてゆくエリンの
姿に、とても勇気づけられる気分でした。
古い作品ではありますが、アニメ化されDVDになっているので、改めてアニメ動画としても鑑賞してみたい、と思います。 続きを読む投稿日:2016.11.14
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守り人シリーズ電子版 10.天と地の守り人 第三部
上橋菜穂子, 二木真希子 / 偕成社
国と民を治めるための資質とは
2
天と地の守り人、3巻を一気に読み終えてしまいました。
第一巻:
バルサやチャグムにかかわった重要な脇役を描くことで、彼らの視点でチャグムの足跡と
苦難に満ちたロタへの道程を描き、その間接的な描写に…よって、チャグムの不安や希望
バルサの思いに、想像力が喚起されました。
第二巻:
チャグムを救うために命を賭した人々とバルサの活躍によって、ロタとカンバルの同盟を
実現させる物語と並行して、新たな脅威が顕在化し、タルシュとの戦が始まる。
タンダは生き残り、バルサと再会できるのか???
第三巻:いよいよ、本書です
タルシュと同盟軍の戦いとタルシュを打ち破る物語を描くのではなく、各国の王となるべき
人物が、如何に国と民の意思を統一して収めてゆくか、その各国の動きの視点で描くこと
によって、王となるべき指導者の資質が語られた点は、チャグムの行動と考え方の本質を
理解するうえで、とても重要な要素になっていて、単なるヒーロー物語ではない心に残る
感動とイメージを形作ってくれました。
また、バルサとタンダの結末は、ある意味で軽快なタッチで終わっていて、その先の夢物語
を想像する余韻となりました。
精霊の守り人から始まった、長大な物語の完結編としては、とても満足した作品でした。
読み終えてみて、何度も最初から読み返してみたくなる、シリーズでした。 続きを読む投稿日:2017.01.11
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守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人
上橋菜穂子, 佐竹美保 / 偕成社
物語の世界観が明らかに
2
読み終わった後に、守り人シリーズの物語の舞台となっている世界と、2つの次元の異なる世界のイメージや
相互の関係性が、初めて理解できた気がしました。
そうして、もう一度、チャグムの活躍や行動、周りの人々…との気持ちの動きなどを思い返してみると、改めて
この後の物語の展開に、いろいろな想像が沸き起こってきます。
サルーナのチャグムへの思いの進展は? 3年を経たバルサの生活は? チャグムが示した周辺国をまとめた
リーダーシップがどのような国家間の連携を構築するか? などなど。
今後の物語の展開が楽しみです。 続きを読む投稿日:2016.07.02
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鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ1
日森よしの, たままる, キンタ / 電撃コミックスNEXT
鍛冶屋視点が面白い
1
鍛冶屋の視点でチートしちゃったら、という話。
切れすぎるナイフや斧、専門職のドワーフがすぐ弟子入り、といった
展開で、冒険者系のチートとはかなり趣の違ったチート物語。
自分もモノ造りが好きなので…、はまってしまいました。 続きを読む投稿日:2021.03.05
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最果てのパラディンⅠ
奥橋睦, 柳野かなた, 輪くすさが / コミックガルド
ただのコミックではない、何かを心に刻む作品
2
第三巻まで読んで、初めてこの作品の本質を理解できる。
心の奥底から愛と慈悲の本質を貫かれる思い。
信仰とか、なにがしとか、ではない、ただただ感じるもの。
素晴らしい作品。
今後の展開が楽しみ。…
今の感情を裏切らない展開を期待する。 続きを読む投稿日:2021.11.21