ゆきおんなさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人
上橋菜穂子, 二木真希子 / 偕成社
やっぱり原作がいちばん!
9
だいぶ前にアニメでやってたのも見たし、ついこの間のドラマも見て、やっぱり原作が読みたいと思い、読んでみました。
原作はいいですね。
挿絵がたくさんあるわけではないのに、戦闘シーンの緊迫感やスピード感は…ドキドキします。
チャグムの成長も素晴らしかったし、バルサとタンダの微妙な距離感もとても気になりました。
シリーズで続いていくようなので、じわじわ読み進めていきたいと思います。 続きを読む投稿日:2016.06.15
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掟上今日子の推薦文(単行本版)
西尾維新, VOFAN / 講談社
マルチタスク
9
今日子さんの早く的確な仕事ぶりが光るお話が満載でした。
ドラマとはキャストも結末も違っていて、いい感じです。最後まで読まないとタイトルの意味が分かりませんでしたが、こちらもとっても気持ちの良い終わり方…でした。
続きを読みたいと思いますが、ページ数の割にお高いのが少々気になります。 続きを読む投稿日:2016.02.05
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神様の御用人4
浅葉なつ / メディアワークス文庫
やっぱり黄金さまがいい味出してます。
9
今回は、衝撃的な始まりで、えーっどうつながるんだろう?と思いながら読み始めました。
しかも、訳あってモフモフ黄金さまが良彦の御用を手伝いません。少し冷たいのです。
でも、美味しい物、得にスイーツに弱い…黄金さまは健在でした。黄金さまが肉球で良彦をテシテシと叩いたり、ニートなんていう現代語を使いこなすところを読むと黄金さまを抱きしめたくなります。
なんだかんだと文句を言いながらも御用神に向き合う良彦の真心がとても清々しいです。
ラストでは少し泣いてしまいました。
行ってみたい神社がどんどん増えていきます。 続きを読む投稿日:2016.02.17
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ビブリア古書堂の事件手帖6 ~栞子さんと巡るさだめ~
三上延 / メディアワークス文庫
古書の重み
9
今回は、1冊まるまる太宰の古書にまつわるミステリーで、とても面白かったです。
古書の知識は全くなくても楽しめます。人間の執着って恐ろしいと思いながら読みました。
1人の作家、ひとつの作品に入れ込んでし…まうとこんなに常軌を逸してしまうものなのかな~ちょっと理解できないな~というところもあります。
電子で購入して、でも紙の本も手元に置きたいと思って無駄遣いしているくらいはまだかわいいものだよね?と自分の行いを振り返りつつちょぴっと反省です。
あと1~2巻でシリーズが終わるようです。どんな終着点になるのでしょう?とても楽しみです。 続きを読む投稿日:2016.04.06
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遅読家のための読書術
印南敦史 / ダイヤモンド社
積読解消のために
9
読みたい本がどんどん増えていくのをなんとかしたくて読んでみました。
私も読書メモを手帳に書いてみようかなと思っています。
楽しむ はずの読書の目的が、知識や教養のための読書になり、傲慢な人になっていく…というくだりが心に響きました。
小説はじっくり読んでいい本とのこと…。
積読解消はまだ遠いのかなと思いつつ、いつまでも楽しく本と向き合っていきたいと思います。 続きを読む投稿日:2016.07.28
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舟を編む
三浦しをん / 光文社文庫
『大渡海』がほしいです。
9
こんなに感動したのは久しぶりです。
青春ものによくある情熱とは少し違う、静かに時間をかけて淡々と積み上げていく人々の想いが、まさに【編む】という言葉に込められていて、後半は読みながら涙が止まらなくなり…ました。
現実に『大渡海』という辞書があったら絶対買います。是非極上のぬめり感を味わってみたいです。
読み終わった人ならご存知と思いますが、『大渡海』の装丁への想いもとても魅力的だったので、紙の本も買ってしまいました。
ソニーさんには申し訳ないですが、紙の本も買ってよかったです。
電子では味わえないものが思いがけないところについていて、とてもうれしかったです。
続きを読む投稿日:2014.10.03