amataさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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波よ聞いてくれ(5)
沙村広明 / アフタヌーン
どこに行くんだー‼
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『波よ聞いてくれ』は話題になってからだいぶ遅れて前巻の発売辺りから読み始めていますが、素人からのサクセスストーリーから一転、現代のメディアのトリックについて恐ろしい蘊蓄が語られています。
それを利用…して何かしら企んでいるカルト集団に対して、健全な放送を守るべくミナレたちもラジオラヴァーズな知識を駆使して対戦!
今回はまさに物理的な“波よ聞いてくれ”回となるでしょう。
そしてまさかの想像上の人物扱いされたあの人らしき人も現れ、またまたミナレは不可解な事件に奮闘するハメに!
これもオンエアできるネタに消化されるんですかねぇwww 続きを読む投稿日:2018.07.24
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進撃の巨人(21)
諫山創 / 別冊少年マガジン
新たな物語の始まり
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もし読むのを止めた人がいたら、ここから再開しても話に付いていけるほど濃い!
一回読み終えて、巻頭から読み直したところで、ここ数巻の不可思議な部分がスパッと解けて、おおっ!と声を上げてしまいました。
今…までエレンたちが置かれていた壁の世界とは概念の違う“壁”の物語。
それを目にしたエレンたち調査兵団は何を民衆に伝えるのか?
そんなシーンに繋がるまでまだまだ数巻掛かりそう…。
エレンたちと同じ立場になってどう答えを出すか考えながらこの物語を読み解いて行きましょう! 続きを読む投稿日:2016.12.11
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コウノドリ(12)
鈴ノ木ユウ / モーニング
下屋、新たなステップへ
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鴻鳥や四宮より力及ばず、かと言って研修医のゴローのように力不足に甘えていられない下屋がある患者との出会いにより、産科を離れる事を決意します。
しかし、それは妊婦と向き合うのを恐れたのではなく、その恐怖…に打ち克つための選択でした。
そこでの力不足に打ちのめされても、医師としての成長を選んだ彼女の活躍に今後も期待です! 続きを読む投稿日:2015.12.10
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タイポさんぽ改
藤本健太郎 / 誠文堂新光社
伝える町の芸術品
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誰もがPCでフォントを使いこなせば、それなりに訴求ものが作成出来るようになった昨今、屋号だけで文字に一手間加える事で何を売り、どういう雰囲気にさせるかという単純明快な訴求力があった事を思い出させる一冊…です。
それは有名デザイナーが作成した物でなく、町の小さな広告代理店や看板屋さん、はてまてそこの店主の意気込みだったり、それを読み取る解説に惚惚読み応えがありました!
昭和を懐かしむだけでなく、平成で失ってしまった文字の魅力を感じて、新しい町の彩りを産み出す次世代のヒントになって欲しい。 続きを読む投稿日:2019.01.13
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ゴールデンカムイ 18
野田サトル / 週刊ヤングジャンプ
ゴーカムメンバーによる刑事モノ!?
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アレ?いつの時代の何読んでたっけ?と思うほど、前半はスターシステム如くあの名刑事を彷彿とさせる人物が登場!
屈強なメンバーたちが毒牙に操られ、ホシ*を知る名(迷)探偵が犯人と知能バトルを繰り広げます…。
それがなかなかの上質‼犯人がなぜそうするのかという理由に思わず涙が出ます。*
さらに何故かジュブナイル小説感も加わって、『ゴールデンカムイ』である事を忘れてしまいそうです。
けれども後半は若きキロランケにまさかの出会いが!
当人たちは気付いていないんでしょうか??
ソフィアにしても今の見た目はアレでも、大河のように脈々と志士を無くさない姿勢に勇気が出ます。
まあ最後は見た目がアレなのに、別のが登場してくれますがwww 続きを読む投稿日:2019.06.25
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波よ聞いてくれ(6)
沙村広明 / アフタヌーン
ガンバレ!放送業界!!
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カルト集団だの奪還だの前巻から物騒な内容になってますが、全く恐怖展開など無く、絵面の行動とセリフの違いに痛快爆笑しっぱなしです‼
ファンタジーな話じゃないのに何か召喚しちゃってるし!(※仕掛あり)
…
けれどもカルト集団の目的にも現実問題一理ありで、「放送」と「配信」の違いについて考えさせられました。
法律によって規制されてる部分もあれば、守られてる事で誰もが公平な情報を受けられてるなんて考えてもみなかったなぁ。
しかし、ミナレの恋のバトルはそうも行かず、破天荒な自分を受け入れている職場も男もラジオ愛も奪われそうな気運!
どれも中途半端な関係にあらず、本気で死守しておくれー‼ 続きを読む投稿日:2019.03.23