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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
辻村深月 / 講談社文庫
母という重荷。
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思春期の娘を持つ母として、反省し、涙した作品。
溺愛するだけではなく、厳しくしつけるだけでもなく、ほどほどの距離感を保ちながら愛情を注ぐことの難しさを痛感した。
幼児期の記憶が人格に及ぼす明暗。女同…志の格付け。
様々な痛みが散りばめられ、苦しくも温かい。
母になってからの、心境の変化を知りたくもあった。
それと、娘側ではなく、母側の心理も読みたかった。
もしも叶うなら、時を戻してあげたい。
続きを読む投稿日:2015.10.26