パドラッパさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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魔法使いとランデヴー
野尻抱介 / ハヤカワ文庫JA
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昭和史 1926-1945
半藤一利 / 平凡社ライブラリー
バカな歴史を繰り返さないための知恵を付けたい
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終戦時に学生だった私の親の世代がよく言う「バカな戦争」、しかし若い頃にはピンと来なかった第二次世界大戦の敗戦に至る様々な機微を語りおろす講義録。戦後日本の政体は、日本人の悪弊への対応をビルトインすべく…考えられ受け入れられてきたものだ、と様々な事例を通して感じられた。昭和10年代の文化人の様々な言葉が重い。やはり簡単に箍を外してはいけない。 続きを読む
投稿日:2014.07.14
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数字で読む「アベノミクスの空騒ぎ」
藻谷浩介 / 新潮45eBooklet
藻谷理論の入門と復習に
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他の書籍でも書かれている内容をおさらいしている感じなので、藻谷さんの主張のエッセンスを知りたい人、いろいろ読んだのを復習したい人、それぞれに向くと思います。
コンパクトで、何しろ安いです。投稿日:2014.07.04
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アメリカは日本の消費税を許さない 通貨戦争で読み解く世界経済
岩本沙弓 / 文春新書
アメリカ公文書の海から拾い上げたメッセージ
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著者が以前から指摘している「消費税が輸出企業への還付であること」の指摘から一歩進み、アメリカの公文書館での調査結果を踏まえた検討結果を惜しみなく披露している。円ドルレートの歴史と日米協議の連関を並べて…みると、税制と為替が通商問題で繋がっていた。消費税の無い・低い国ほど創造性豊かな活動ができている分析も分かりやすく、また、それでも消費税を手放そうとしない背景の推察にも説得力がある。つくづく、アクセルとブレーキを同時に踏むような狭窄した政策はヤメにしてもらいたいと思う。 続きを読む
投稿日:2014.07.04
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勝率ゼロへの挑戦~史上初の無罪はいかにして生まれたか~
八田隆 / 光文社
「引き返す勇気」がお題目ではいけない
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マネーの話には全く弱く、報道ではチンプンカンプンな経済事件であったが、噛んで含めるような説明によって何が起こっていたのかをようやく理解できた。
出るべくして出る無罪が、意志の強い人が多大な運に恵まれた…時にしか出ないという中世司法の実態、しかもこの事案が村木事件を踏まえた検察自身の「引き返す勇気」という言葉の陰で進行していた実態に愕然とした。無罪が出て、本当に良かった。
引き続いて、国賠訴訟を通して刑事司法改革へ向けた基金を作ろうとされている姿勢に感銘を受けた。なお続く挑戦を応援したい。 続きを読む投稿日:2014.06.21
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アメリカの電子書籍“ブーム”は今
大原ケイ / カドカワ・ミニッツブック
面白くてためになる16分読書でした
2
ReaderのようなE-ink端末に興味を持ちどんどん本を読んでくれる[ガジェット好き AND 本好き]には既に行き渡り、Fireなどのタブレットは「ながら読書」端末で冊数は伸びないし、KDPのような…セルフパブリッシングは単価が安くて売上は伸びない。
というわけで、いわゆるブームは去った。データを元に現場を見て積み上げた話で、納得度が高かった。
ここからはストリーミングのような電書らしいサービスが着地できるかが課題になってくるのだろうが、でもそこは既に電書漬けになってる僕らにはピンと来ない世界だったりする。
続きを読む投稿日:2014.05.24