りやんさんのレビュー
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9
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魔法使いの嫁 4巻
ヤマザキコレ / 月刊コミックブレイド
ふたりとまわりの関係が少しずつ進みます
6
まず、3巻巻末の予告通りに出てくれたことに感謝!
さっそく読みました。
杖を作るためリンデルさんちへお泊まりのチセに、厳しくもあたたかいお話と出会いと気付きがありました。エリアスの過去、チセの記憶、…ネヴィンや世界の想いを受け取ったり触れたり。
エリアスさんの方でもいろいろ変化があるようで今後がたのしみですね。おじいちゃん的目線で(私が)
隣人さん達がまたわさわさ出てきてワクワクしたりゾクっとさせられたりします。次回は年明け3月とのことで、カレンダいれときます。
さて、カバー裏だけでなく背表紙も裏表紙も、帯まで入っててコレかなり嬉しいんですが。他作品の既刊でもやってほしいです…ほんと遡ってでも是非に… 続きを読む投稿日:2015.09.10
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【フルカラー特装版】超訳百人一首 うた恋い。
杉田圭, 渡部泰明 / コミックエッセイ
改めて、新たに、押し寄せるもの
3
動画時代や旧(?)HPも好きで、コミック版1-4、同人誌うた変、出版うた変1-2、和歌撰諸々持っています。5巻を心待ちにする中の今回のフルカラー版の登場ですよ…!なにこの罠。
内容は同じ、しかし…と、…購入迷いました。電書か実本かでも悩みましたが買うと決めたらすぐ読みたくてこちらでゲットしました(笑)
結果。
確かに同じ内容かもしれませんが全く新たな衝撃や切なさやいろんなものが実に鮮やかに自分を襲いました。初めて1巻を読んだとき以上にうわああああってなりました。色のもつ力ってすごい。というか、杉田さん、すごい。好きだ。
書き下ろし小冊子でも、登場人物がこれまたイキイキと描かれ、不自由な中でその時代を過ごした彼ら・彼女らの精一杯の恋、心のやり取り、そのほのかな始まりがそっと綴られています。相変わらずキュンキュンさせてくれます…!
また装束のページもなかなか見ものですね。身分やTPO別のそれぞれを説明してくれてて、平安作品好きの目にも親切で解りやすいものでした。
時代物・文化ものって奥が深くて、作者さんの知識や考証がものすごく現れると思うのですが、いろんなところがさりげなくきちんと描かれてるのも素敵だと思いました。なんてのはいちいち説明されてるものでもないのですが、普段の発言だとか諸々のコラムだとかを拝見するにすごくお詳しいのだろうなーって感じの素人考えですけども。
佩刀の様子とかは(時代を限るものではあるものの)最近は某SNGの影響で気になる方もいらっしゃるのではないかしら。余談ですがその方々に私はKATANA(かまたきみこさん作)も推したい。あれが現代ではレアな例の太刀か…みたいな。
杉田さんのFBなどでは苦労話や笑い話(?)の中にも本作の製作にかける氏の真面目さ、誠実さが垣間見えますし、Twitterではお茶目さが全開で大好きです。
まとめますと、オススメです!!
それと…5巻の告知待ってましたアアァァ!! 続きを読む投稿日:2015.02.22
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ハイキュー!! 20
古舘春一 / 週刊少年ジャンプ
臨場感と緊迫感、ワクワク感がとめどない。
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喉の奥か心臓のちかくを、ずっとぎゅっとされてるような心地で一気読み。
これが臨場感というものか、と新刊を読むたびに感じずにはいられないです。たまらん。誰よりも一番「その場で」「試合を体感」してる感じ、…とでもいいますか。観客はもとより、審判にもベンチにもプレイヤーの誰にでもなれるし、なんならコートやボールやネットからの視点さえも手に入るんでないのか、この特等席。古舘先生ほんとすごい。感謝。
その画面は誰視点のものなのか、目の前の人物をどう感じているのか。誰が何をして、どうしてその表情なのか。言葉はより印象的に、無言はより豊かに饒舌に、感情を伝えてくれます。
もちろん前からずっとそうでしたが、最近の巻ではそれに磨きが、もとい、凄みがいや増しております。
試合もいよいよ終盤に差し掛かり、両チームに次から次へと色々起きますが、特に烏野メンバーに色々あって落ち着いて観させてはくれませんね。
苦しい状況でもそれぞれが考え、動き、自分のベスト以上を尽くして結果をもぎ取ろうとする姿から目が離せません。1年生の成長、2年生の頼もしさ、3年生の覚悟と想い。
あとちょいちょい挟んでくる年相応さからも目が離せません。あーもう高校生ってそうだよねーたまらん。
アニメ2期もいよいよ青城戦佳境、次巻までまた既刊と録画で耐える日々です。 続きを読む投稿日:2016.03.09