konohaさんのレビュー
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幻魔大戦 5 巡り逢い
平井和正 / 角川文庫
本格的に活動開始
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青林学園高校内で活動していたGENKENが校外に出て、東丈は本格的に活動を始める。
東丈は“力”を自ら封じ、言葉でみんなに語りかけて行こうとする。
「みんなの心がそれで開かれて、みずから宇宙に触れるこ…とができるなら、その方がはるかにすばらしいとわかったからなんだ」
というように、アクション重視のマンガ版よりも高次なものになってきた。
続きを読む投稿日:2014.12.12
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幻魔大戦 4 救世主への道
平井和正 / 角川文庫
救世主ストーリー
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3巻までの超能力者対幻魔の構図はなくなり、事実上まったく新しい「幻魔大戦」が始まるといってよい。
ひとまずルナ王女やベガと別れて東京に帰ってきた東丈は模索しながらも独自に幻魔の侵攻に備えて活動を始める…。
3巻まではマンガ版のリメイクでアクション主体だったが、4巻からはマンガ版からは離れて、救世主ストーリーとして進行する。
ここからが本番といったところか。 続きを読む投稿日:2014.12.04
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ミレニアム2 火と戯れる女(上・下合本版)
スティーグ・ラーソン, ヘレンハルメ美穂, 山田美明 / 早川書房
リスベット、かっこよすぎます!
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「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」でミカエルが雇った調査員リスベット・サランデルが主役になって再登場する。
義務教育を修了しておらず、無能力者として後見人が付けられているが、その実、優秀な調査員…であり、ハッカーであるリスベット。強烈な個性の持ち主だが、非常に謎の多い女性であるリスベットの秘められた過去が明らかにされる。
たった一人で世界を相手に戦おうとするリスベットが実にかっこいい。
まったく、「ミレニアム2」におけるリスベットには完全にまいってしまった。
そして、終盤における衝撃の展開には「え~~~っ! そんな~~~っ!?」
これはスゴイ! 続きを読む投稿日:2013.11.09
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ロスト・シンボル(上)
ダン・ブラウン, 越前敏弥 / 角川文庫
ラングドン・シリーズ第3作
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「天使と悪魔」や「ダ・ヴィンチ・コード」を読んだ後では、いまひとつ物足りなく感じてしまうのは否めない。
あまりにも期待が大きすぎたせいかもしれない。
とはいえ、あらためて読み返してみると、フリーメイソ…ンをテーマにした第3作もなかなかおもしろかった。
なお、電子書籍版には紙の書籍についている写真などは収録されていないので、「メランコリアⅠ」などはネットで検索してみておくといいです。 続きを読む投稿日:2013.10.20
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天使と悪魔 Special Illustrated Edition
ダン・ブラウン, 越前敏弥 / 角川書店単行本
ジェットコースター
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導入部からいきなり引き込まれて、ページをめくる手が止まらなくなる。
息つく暇ないストーリー展開であり、たった一日にこれだけの事件が詰め込まれているというのもすごい。
この小説に登場するローマの美術品や…建築物などは事実に基づいて書かれており、ストーリーに真実味がある。イルミナティに関する記述は作者の創作のようだが、読んでいると本当らしく思えてくる。
終盤のどんでん返しやら、あっと驚く展開はまったく見事というほかない。
ビジュアル愛蔵版で、多くの写真が収録されており、このストーリーをよりよく理解するのに役立っている。 続きを読む投稿日:2013.10.20