文学
新訂 枕草子
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清少納言は、卓越した文才で中宮定子サロンの様子や、自然のありよう、人間関係の機微を記録した。「春はあけぼの」ではじまる美文は千年の時を超え今も人々の感嘆を誘う。本書は最新の研究成果を反映した注釈の新訂版。陽明文庫本を底本として諸本による校訂を行った原文、ていねいな脚注・補注、本文に忠実な現代語訳に加え、鑑賞や『源氏物語』との関連にも言及する「評」を加えた。上巻には一段から一三八段をおさめる。
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白楽天の漢詩をひき「香炉峰の雪はいかならむ」とたずねた定子に対し、御簾をあげる行動で答えた清少納言。『枕草子』には王朝の女性たちの教養や信頼、遊びごころが鮮やかに記録されている。下巻には一三九段から最後の跋文までの原文、注釈、現代語訳、鑑賞にあたる評をおさめるほか、作品成立の経緯や作者についての解説、本文校訂表、系図や内裏図、人物索引を収載。最新の研究成果を反映した、注釈書の決定版。
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清少納言は、卓越した文才で中宮定子サロンの様子や、自然のありよう、人間関係の機微を記録した。「春はあけぼの」ではじまる美文は千年の時を超え今も人々の感嘆を誘う。本書は最新の研究成果を反映した注釈の新訂版。陽明文庫本を底本として諸本による校訂を行った原文、ていねいな脚注・補注、本文に忠実な現代語訳に加え、鑑賞や『源氏物語』との関連にも言及する「評」を加えた。上巻には一段から一三八段をおさめる。
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