いのちのめがね

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  このレビューはネタバレを含みます

  タイトルを最初に見た時は大げさな、と思いました。しかし読了後は真反転しました。確かに「見ることは生きること」だととても納得。
  
  自分の趣味は読書とパソコンたまに映画鑑賞…と、目が健康でないとできないことばかりなので目の健康はとっても気にしています。
  光を見たあと残像が残って見えにくくなる現象がありますが、ある時急にそれが全然改善されず3、4日焦点を合わせたい場所が光で飛んでしまい見えにくくなった時がありました。眼科へ行っても何の異常も出なく、むしろ視力は良くなくても目そのものには懸念なしのおスミがついて首をひねりながら帰ってきたことがありました。おスミがついても症状はあるわけで…
  でも安心したのか気にしないようにしているうちに数日はかかりましたが治ってしまったということがありました。
  一時的な何かだったのでしょうがものすごく焦りました。
  車の運転も怖いし、普通の日常生活がとても不便でストレスフルになりました。
  たったちょっと焦点が合わなくなったくらいでそのＱＯＬの低下ぶりは私にとってはかなり恐怖でした。
  なので、本書に書かれていることがものすごく身にしみてよくわかりました。
  
  日常的に眩しさや見えにくさを抱えて生きるということはどれほどしんどく疲れることなのか。
  もしかすると自分の身内にいるたまにサングラスをかけて歩くことのある発達障害者もいつも寝てばかりで行動が全然できないのももしや原因はこれなのでは？と思わされたりもしました。「イノチメガネ」作ってみたいと思いました。つくれなくても検査だけでも受けてみたいですね。
  
  何故見えにくさを整えることが大切なのかということがわかりやすく解説されています。まだ広まっている内容ではないようですが科学的裏付けがもっと広まれば今ある眼鏡屋さんや眼科の検査や診療内容も変わっていくかもしれない？
  色のついた眼鏡でないと暮らせない芸能人の人が何人か情報を発信しているのを見たこともありますがこの認識がもっと広まることを願っています。

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  投稿日：2024.04.09

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