この作品のレビュー
平均 4.3 (4件のレビュー)
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タイトルに惹かれて読んでみました。
日本が経済大国今は昔…となってしまった理由の一端が見えた気がしました。こんな国に誰がしてしまったんでしょうか。
ざっと書いてあることをまとめてみました。
■第1…章 「安い賃金の国」への転落ー日本企業の賃金はなぜ上がらないのか
・日本の賃金は30年で12.5%しか上がってない!
・韓国にも抜かれ日本の賃金はアメリカの半分強
・人件費削減が目的の偽りの成果主義がやる気を蝕んだ
・「安い賃金」をもたらした低い労働生産性は日本製品が「安い」から
・「安い」のは独創的な機能や魅力的なデザインを製品に盛り込めないから
・その元凶も会社員のやる気をくじく「安い賃金」にある
■第2章 「脅しの経営」の弊害ー減点主義的処遇
・会社の都合で異動や転勤を命じられる日本企業の「メンバーシップ型雇用」
・それでも社員がやる気を維持できたのは終身雇用神話があったから
・1997年の金融危機以降、企業はリストラを推進、終身雇用は崩壊した
・仕事を無理強いし、できなければ減点する「脅しの経営」がやる気をもつかさらに蝕む
■第3章 コストカッターの罪ー人材が育たず競争力が損なわれる悪循環
・日本企業の教育、研修費の割合はアメリカ企業の20分の1
・英、独の企業と比べても10分の1、しかも年々減っている
・設備投資、研究開発費も欧米企業に比べると見劣りする
・人を育てず、モノにも技術にも投資しない日本企業の競争力は失われ、人への投資がさらに細る悪循環に陥ってしまった
■第4章 「無駄な仕事」のまん延と、自主性・成長機会を奪う「マイクロマネジメント」
・「無意味な書類提出や報告」「会議のための会議」など今も増え続ける「無駄な仕事」
・背景には社員の裁量、自主性を縛る上司の過干渉、マイクロマネジメントがある
・「無駄な仕事」が労働生産性を低迷させ、それがやる気を失わせる悪循環から脱却しなければ明日はない
■おわりに
ファストリ(ユニクロ)は経営者の英断で度肝を抜くような賃上げをして今や社員平均年収959万円
社員に報え、社員に投資しろ
社員を信じ、加点主義で評価しろ
続きを読む投稿日:2024.04.20
日本の経済の停滞について語る本は、今、多いよねぇ。実際、もうダメなんじゃない?という気はするし。俺が読んだ印象としては、日本の経済がダメになっているのは、企業の経営層がコストカット、賃金カットとマネジ…メントを勘違いし、結果として働く人がやる気を失ったという話だ。
説得力はあったし、実際そういう側面はあるのだろう。ただ同時に思うのは、そういう組織にしてしまっているのは経営層に含まれない会社員を含めた、日本人的なありかたなのではないか、ということだ。
上に従っていれば大丈夫、上の言う通りしていれば、悪いようにはならない。どうしても上に頼る気持ちが日本人は強いんじゃないかなあ、なんてことは思うのだ。だから、カットされる側の社員自身が、それを正統だと思い込んでしまう。その中で必死に頑張って上に行ったとしても、同じことをやるだろう。もはやそれでは通じない、という状況に、今なってしまったのだろうな。
そこで問われるのは、マネジメント層とか経営層と言われる人の言われるままに動くのではなく、自分はどうしたいのか、どうすればいいのか、そこを考えらえるようになる力だ。自分自身、どこまでそういう力があるのか、疑わしいところはあるわけでさ。だからこそ、学んだり、人の話を聞いたりして、力をつけないといけないんだよね。続きを読む投稿日:2024.05.19
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