これからの日本の論点2024 日経大予測
日本経済新聞社(編)
/日本経済新聞出版
作品情報
記者の視点を先取り! どこに着目するかで、世界の見え方が変わる。
日本経済新聞社を代表する編集委員・コメンテーターら、ベテランの専門記者が、日本と世界を取り巻くさまざまな論点と向き合い、大胆な予測を提示する。
2024年版は生成AI、グローバルサウス、相次ぐ重要選挙を特集テーマに、企業、日本経済、世界の未来について23の論点で解説。
【特集】 2024年を予測する3つのキーワード
論点1 生成AIが社会・経済に革命をもたらす 重大リスクへの対応が求められる
論点2 グローバルサウスの怒りが世界を揺らす ~米中新冷戦の勝敗も左右~
論点3 相次ぐ重要選挙 民主主義に真の危機が迫るか
Chapter 1 日本は豊かになれるのか
・日本の株式市場 日経平均株価のバブル超えあるか
・岸田財政は火の車 ~膨らむ支出、定まらぬ財源~
・大幅拡充の新NISA 積極活用か尻込みかで資産の二極化が鮮明に ほか
Chapter 2 世界企業の新常識とは
・ESGブームは去り成熟のときへ
・人手不足が迫る持続的な賃上げと構造改革
・ビッグテックの覇権はまだ続くのか? 新スター台頭のチャンスは? ほか
Chapter 3 対立深まる世界のゆくえ
・切迫する台湾有事 最悪の事態直視し、重層的備えを
・習政権に米欧から「覇権主義国家」の烙印、「2035戦略」に黄信号
・終わり見えぬウクライナ侵攻 カギ握るプーチン体制の行方 ほか
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商品情報
- シリーズ
- これからの日本の論点2024 日経大予測
- 著者
- 日本経済新聞社
- 出版社
- 日経BP
- 掲載誌・レーベル
- 日本経済新聞出版
- 書籍発売日
- 2023.11.02
- Reader Store発売日
- 2023.11.02
- ファイルサイズ
- 20.8MB
- ページ数
- 380ページ
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この作品のレビュー
平均 4.5 (5件のレビュー)
-
毎年10月終わり頃に出版する、翌年の政治・経済・社会・国際の重要トピックスに対する日経編集者やコメンテーターの予測。
2024年も4月を迎え、もう結果が出ているトピックスもあるが、日本と世界における…重要な問題の、これまでの経過と今後の展開予測が確認できるのが嬉しい。
個人的には下記の項目が参考になった。
・「長期・分散・低コスト」という投資のセオリーを守りながら新NISAに取り組んだ人は、数十年後に大きな資産を手にしているだろう。
・岸田首相は異次元の少子化対策と言うが、本来は第2次ベビーブーマー世代(いわゆる団塊ジュニア世代)が出産期にあった2015年ごろまでがラストチャンスだった。ここで第3次ベビーブームが起きなかったことで、日本の人口問題は回帰不能点(ポイント・オブ・ノー・リターン)をすぎたとみるべきだ。
・VUCAとは「Volatility(変動)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(多義性)」の頭文字を連結した言葉で、先々の展開を予想するのが難しく、予め精緻な計画を立てても、一つの「想定外」の発生ですべてが台無しになるような状況を指す。日本企業がVUCAワールドをしたたかに柔軟に生き抜くためには、経営者はバランスシートや損益計算書の数字ばかりにこだわるのではなく、人や組織文化のようなソフトな資本にもっと目を向ける必要がある。
・日本株を買い始めた外国人投資家だが、見限ったときの逃げ足は速いことに注意が必要だ。12年からの「アベノミクス相場」が参考になる。同年以降、外国人は日本株の大量買いに動き、累計の買越額は3年後の15年には21兆円を超えた。ところが企業の改革が投資家の期待を満たすことができず、20年までには買い越した分のほとんどを売り戻した。
・働き手の能力を最大限に生かすには社会全体で人材の流動化を進めることが欠かせない。
転職がしやすい柔軟な労働市場に変えるのは政府の重要な役割だ。スキルを高めれば転職を通じて収入が増えるという欧米では普通の労働市場を日本でも実現したい。
・大きく成功した企業ほど成功モデルを捨てられず、違うモデルを擁する後発の破壊的挑戦者との競争で失敗する傾向があるという、「イノベーションのジレンマ」の法則は、今では経営学の代表的な定説の一つとなっている。
ところが、米国の全上場企業の合計時価総額に占める上位7社(マグニフィセント7)の割合は2023年7月末時点で23%に上った。しかも7社の時価総額シェアは拡大基調にある。
目次
特集 2024年を予測する3つのキーワード
1. 生成A1が社会・経済に革命もたらす重大リスクへの対応が求められる
2. グローバルサウスの怒りが世界を揺らす
〜米中新冷戦の勝敗も左右〜
3. 相次ぐ重要選挙 民主主義に真の危機が迫るか
1章 日本は豊かになれるのか
4, 日本の株式市場 日経平均株価のバブル超えあるか
5. 見えてきた日銀・異次元緩和解体の姿
6. 岸田財政は火の車 〜膨らむ支出、定まらぬ財源〜
7. 大幅拡充の新NISA積極活用か尻込みかで
資産の二極化が鮮明に
8. 少子化が止まらない日本これから直面する「人口爆縮」とは
9. 綱渡りの電力供給、脱炭素と安定供給を両立するエネルギー政策は
10. 岸田政権、いつまでに何を? 党総裁の再選戦略と両にらみ
2章 世界企業の新常識とは
11. 「アジャイル」でないと勝てなくなる
12. VUCAワ-ールドを生き抜くカギは「ソフトな資本」にあり
13. ESG、ブームは去り成熟のときへ
14. 企業はバフェット氏の期待に応えるか
15. 人手不足が迫る持続的な賃上げと構造改革
16. ビッグテックの覇権はまだ続くのか?新スター台頭のチャンスは?
17. 消費落ち込む日本インバウンド回復でどうなる
3章 対立深まる世界のゆくえ
18. 2024年の米大統領選、バイデンvsトランプの再対決か
19. 経済安全保障論が半導体からグリーンにも広がる
20. 切迫する台湾有事 最悪の事態直視し、重層的備えを
21. 習政権に米欧から「覇権主義国家」の烙印、「2035戦略」に黄信号
22. ブレない尹大統領の死角、韓国総選挙で日韓にブレーキか? 脱・不人気がカギ峯岸博続
23. 終わり見えぬウクライナ侵攻 カギ握るプーチン体制の行方続きを読む投稿日:2024.04.04
試験対策
今まで新聞やニュースを見る時、国内企業の損益とか自分の興味関心がある範囲しか見れていなかったが、これを読んでそれではいかんと思った。日本経済や企業の動きの背後にあるマクロな流れを知る方が、…先の将来をスピーディーに正しく予測できるのかなと思った続きを読む投稿日:2024.03.14
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