ヒマかっ! Get a Life!
日明恩(著)
/双葉社
作品情報
広島から家出して上京した17歳の桧山光希は、ふとした出会いから足場工事会社「須田SAFETY STEP」の見習い社員になることに。そこには、見た目はいかついがナイスガイな先輩たちがいて、光希にとっては新鮮な驚きの世界だった。実は、光希はかつては強い霊感を備えていたが、ある事件がきっかけでその能力を失っていた。だが、先輩の頭島が一緒にいるときだけ再び“見える”ことに気づく。かくして、光希と頭島、さらにはもう一人の先輩である奥を加えた3人による幽霊退治が始まる――。
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商品情報
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この作品のレビュー
平均 3.8 (19件のレビュー)
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インパクトのあるタイトルにジャケ借りした本でした.
ゴーストバスターズみたいな雰囲気の作品でしたが幽霊のせいばかりじゃないところが辛子が効いててよかったです。
光希は家出少年で、足場工事の社長に素性…を見抜かれスカウトされる。ペイフォワードを実践する社長の男気に感動でした。同じ匂いを嗅ぎ取られたって感じで、部下の2人も同種族のようでした。
一人は金髪で見かけヤンキーな奥さんで、感情表現豊かで生き物全般大好きで面倒みのいい先輩。
もう一人は幽霊は見えないけど捕まえてボコボコにできる頭島さん。怒らすと怖そうなんですが、洞察力に優れていて捜査官のように究明していく仕事のできる人。
そして、主人公の光希は幽霊が見れて会話もできるけど触れることはできないとゆうスピリチュアル系。このところスランプなのか頭島さんといるときじゃないと見えないみたい。
疑心暗鬼になった時、幽霊のせいにするのは都合のいい落とし所になる事もありますが、近隣トラブルだったりというところも面白かったです。
3人でチームを組んで真相の解明に当たっているのですが光希だけの秘密にする事も多く残念に思えました。
自分一人の考えで秘めておいた方が良いと判断しているのですが自己満足で、そこに思い違いも潜んでいるのに先輩たちに真実を告げ判断を仰がないところはまだまだ半人前に思ってしまいました。
ちょっと長くなるのですが、ご近所トラブルに関して私も経験があり懺悔もかねて告白しようと思います。
それは以前住んでいた賃貸マンションでのこと、上の階より床を叩く音が響いて眠れないことがあり、それが何回と続くのですが、聞こえる日は不定期で毎日じゃなく2日おいたり1週間おいたりなんですが時間帯は深夜1時~2時あたりで気になって眠れずで、辛抱しきれなくなり、隣の部屋の人に相談するとその人も、年が明ける1か月前ぐらいからたびたび聴こえて迷惑してるそうで上の階の人が壁を叩いてるんじゃないかと言うんですね。
上の階は独身の女性単身者が住んでる部屋があり私のすぐ上なんですが、以前は男の出入りがあり言い争ってる声や女性の悲鳴も聴こえてきて警察を呼んだ事もあるのです。
お隣さんの説では、夜間にその女性が洗濯機を回したりして、隣の部屋の人が注意を促すために壁を叩いてるんじゃないかと言うんですね。私の部屋には洗濯機の音は聞こえないのですけど、どちらにしても下に響き迷惑してるので、一緒に上の人たちに伺ってみようと上の階に上がってインターホン押しても女性の部屋は応答がなく、その隣の老夫婦の部屋は叔父さんがでてきてお話ししてみると、壁は叩いてないし熟睡してるので深夜の物音は全然気づいてないって言われるんです。
えっ、そうなんですかと。いよいよ独身女性が何かしてると疑いをもったんですが、お隣さんはその叔父さんが嘘をついてる可能性もあるとか言われるのでますます解らなくなってきました。お隣さんはすぐ上が叔父さんの部屋なのでそこだと決めつけてるみたいでしたけど。
私のすぐ上は女性の部屋なので私は女性のほうだと思っているのですけど。
私の説は、男と別れた腹いせに深夜わら人形に釘を打ち付けてる音じゃないかと思ったんです。何故別れたと分かるのかとゆうと、男がいる日はベットのきしむ音が激しいからなんですけど、しばらく聞こえないのでそうだと思ってました。
そんなことなんかをお隣さんと噂して盛り上がったりしてたんですけど、とりあえず注意しに行ったのでしばらく様子みてみようとゆうことになり、音はしなくなり安心して暮らしていたら4月になりまた音が聞えてきて、今度は管理会社に相談してみると、上の女性は2月に引越して今は空家だとか。
えっ、誰もいないのに打ち付けるような音が響くとか。
わら人形で女の怨念がその部屋に憑いてしまったのではないかと怪奇現象疑ってました。
お隣さんや、他の住民も深夜のその音に安眠妨害を訴えるようになり、録音した人も現れて管理会社に聞いてもらったら規則正しい間隔で金づちか何かでドンドンドンと3回打ち付ける音なんですが、水道管が原因でないかと気づかれたのです。その説明ではウォーターハンマーが原因だというのです。深夜になると水を使う人が減るので水圧が上がってしまいハンマーを叩きつけるような大きな音がすることもあるそうで水圧を調整することで解決したのです。そんなこんなで半年間にわたる深夜の騒音問題は解決したのですが、上の住民を疑ってしまい申し訳なかって猛省でした。続きを読む投稿日:2024.04.13
このレビューはネタバレを含みます
幽霊が見える桧山光希くん、18歳の誕生日に分籍届を出すことを目標に、九州から家出して上京。
レビューの続きを読む
両親との確執、いじめ、親友の死など、色々辛いことを経験し、かなり弱っているところ、足場工事会社「須田SAFE…TY STEP」の社長に助けられ、そこに身をおくことになる。
主人公の光希くんが、社長や先輩社員や色んな人達と関わっていくことで、辛い過去を乗り越えていくお話。
日明恩さんの本、久しぶりに読んだ。
多少、出来すぎな感じもするけど、スラスラと楽しく読めた。
登場する人が、基本的にみんな好い人で、読んでいて安心する。
浩太郎くん、良いキャラクターで好き。亡くなってしまっているのが残念だ。
金髪で資産家で感情表現豊かな先輩・奥さんと、
幽霊がさわれるようになった無口なイケメンヤンキー・頭島さんと、
一緒に霊感を使って問題を解決していく光希くん。
3人のバランスがとても良い。
幽霊もの、好き。続きを読む投稿日:2024.05.01
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