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蛍火艶夜 単話版
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蛍火艶夜 単話版
amase
「男女の間じゃないと・・・本来しない事をしてました」1945年3月、徳島。カメラマンの淀野は報道の為、特攻隊の写真を撮影に来ていた。「若者が憧れるかっこいい兵隊」を撮らねばならぬことはわかっているものの、淀野に懐く、田中志津摩一飛曹の朗らかな笑顔についついレンズを向けてしまう。志津摩の輝きに惹かれながらも、彼の運命を思い、うしろめたさを覚えてる淀野。ある晩。不意に淀野のもとを訪れた志津摩。話し込むうちに、レンズ越しには見えなかった深淵が――「・・・じゃあ俺にしてくれますか?」いけないとはわかって・・・
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特別攻撃隊、出撃隊員に任命された八木。収まりどころを見つけられない中、酒井大佐に告げられた言葉に、押さえつけていた感情があふれ出し――。特攻隊を舞台に繰り広げられる、漢たちのアツき魂のいななきを、濃厚な筆致と人物描写で描きあげるオムニバスストーリー、慟哭の第六夜。
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「・・・せ 戦争が、こんな生活がっ 終わったら・・・」あの夜から始まった八木と志津摩の“交わり”。次第に二人は体を重ねるだけではない夜を過ごす。一方で、戦況芳しくなく、ついに志津摩たちのところにも“特別攻撃隊”を編成することとなり――。特攻隊を舞台に繰り広げられる、漢たちのアツき魂のいななきを、濃厚な筆致と人物描写で描きあげるオムニバスストーリー、凄愴の第五夜。
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「・・・お前、身体洗ったばかりか? せっけんのいい匂いがする・・・」1944年9月。太平洋戦争のまっ只中――海兵団出身の搭乗兵・田中志津摩二飛曹は、喜びを隠せずにいた。ようやく憧れの絹の白羽二重のえり巻が届いたからだ。配給から受け取ったえり巻を大事に抱え、心躍らせながら歩いていると、ふと、夜空を見ながら煙草をくゆらせる人がいた。不思議に思い声をかけた、志津摩は直後後悔する。その人が、八木正蔵中尉だったからだ。八木は、下の者に容赦なく鉄拳制裁を下すため、志津摩たちの間で恐れられていた。話しかけてしまった手前、逃げ出すこともできず、しぶしぶ話に付き合うことになってしまった。何を見ていたのかと問う志津摩に、ただ郷里を思い出していたと答える八木。ただの世間話だったはずが――「・・・お前、身体洗ったばかりか? せっけんのいい匂いがする・・・」「八木さんも・・・何やら、いっいいにおいします!!」そうして、夜が始まった――。特攻隊を舞台に繰り広げられる、漢たちのアツき魂のいななきを、濃厚な筆致と人物描写で描きあげるオムニバスストーリー、殉情の第四夜。
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「何であの日、断っちゃったんだろう」橋内の願いをかなえるため、念入りに身体をほぐす塚本。戸惑いを覚え、乱れながら、そんな彼に心を開いていく橋内。念願の時、二人の間に交わされるのは――。葛藤のはざまで呼応する心と身体。特攻隊を舞台に繰り広げられる、漢たちのアツき魂のいななきを、濃厚な筆致と人物描写で描きあげるオムニバスストーリー、回億の第三夜。
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「貴様 男は抱けるか!?」1945年1月――。海軍航空隊兵舎では、月に一度堂々と酒宴を開いていい日がある。夜も深まるなか、そこでは徐々に新兵たちへの“可愛がり”が始まっていく――。新人整備兵・塚本太郎もまた例外ではない。彼はひとよりも大きい男根をもって諸先輩方を笑わせてきた。そんな酒宴も終わった深夜、ある男が声をかけてくる。「貴様 何回くらい後家さんを抱いた」男の名は橋内和。戦闘機の運転がべらぼうにうまい皆のあこがれの中尉。何故、声をかけられたのか戸惑う中、さらに続く言葉に――。葛藤のはざまで呼応する心と身体――。特攻隊を舞台に繰り広げられる、漢たちのアツき魂のいななきを、濃厚な筆致と人物描写で描きあげるオムニバスストーリー、至上の第二夜。
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「男女の間じゃないと・・・本来しない事をしてました」1945年3月、徳島。カメラマンの淀野は報道の為、特攻隊の写真を撮影に来ていた。「若者が憧れるかっこいい兵隊」を撮らねばならぬことはわかっているものの、淀野に懐く、田中志津摩一飛曹の朗らかな笑顔についついレンズを向けてしまう。志津摩の輝きに惹かれながらも、彼の運命を思い、うしろめたさを覚えてる淀野。ある晩。不意に淀野のもとを訪れた志津摩。話し込むうちに、レンズ越しには見えなかった深淵が――「・・・じゃあ俺にしてくれますか?」いけないとはわかっていても、乱れゆく心と身体――。特攻隊を舞台に繰り広げられる、漢たちのアツき魂のいななきを、濃厚な筆致と人物描写で描きあげるオムニバスストーリー、劣情の第一夜。
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