■6月号目次より【創作】尾崎世界観「転の声」プレミアは絶対に裏切らない―“転売される”ミュージシャンの後ろめたい興奮と欲望長嶋有「僕たちの保存」又吉直樹「生きとるわ」短期集中連載第6回後藤高志「今日があったという響き」2024年上半期同人雑誌優秀作【対談】加納愛子×町屋良平「正解がない面白さ」互いの新刊を手に、小説における言葉、笑い、面白さを語り尽くした初対談!奥泉光×島田雅彦 進行・江南亜美子「いま文学を学ぶ人たちへ」物語は人を動かす力を持つ。それを批評するのが文学だ―奥泉氏の近畿大学最終講義・・・
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■6月号目次より
【創作】
尾崎世界観「転の声」
プレミアは絶対に裏切らない―“転売される”ミュージシャンの後ろめたい興奮と欲望
長嶋有「僕たちの保存」
又吉直樹「生きとるわ」短期集中連載第6回
後藤高志「今日があったという響き」2024年上半期同人雑誌優秀作
【対談】
加納愛子×町屋良平「正解がない面白さ」
互いの新刊を手に、小説における言葉、笑い、面白さを語り尽くした初対談!
奥泉光×島田雅彦 進行・江南亜美子「いま文学を学ぶ人たちへ」
物語は人を動かす力を持つ。それを批評するのが文学だ―奥泉氏の近畿大学最終講義
【リレーエッセイ 身体を記す】
第5回 田中慎弥「蛇を飼う」
【連載】
松尾スズキ「家々、家々家々~男、松尾スズキ。魂の物件漂流物語~」
津野青嵐「『ファット』な身体」第4回
石田月美×頭木弘樹×畑中麻紀×横道誠「ビブリオ・オープンダイアローグ」最終回
【窓辺より】
伊藤亜和「読書と生き方」
大滝ジュンコ「村を体に落とし込む」
【詩歌】
岩田奎「舌」
【強力連載陣】
綿矢りさ/松浦寿輝/金原ひとみ/東畑開人/千葉雄喜/金川晋吾/西村紗知/江崎文武/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/平民金子/犬山紙子/渡邊英理/宮崎智之
【文學界図書室】
間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』(水上文)
表紙画=下山健太郎
グラフィックデザイン=REFLECTA,Inc.
※「文學界」電子版は、紙雑誌版とは一部内容が異なる場合、また、応募できないプレゼントや懸賞がある場合があります。ご了承のほど、お願いいたします。 -
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■5月号目次より
【第129回文學界新人賞発表】受賞作全文掲載
旗原理沙子「私は無人島」
あなたは壊れてくれますか―届いたメッセージは、堕胎をめぐる旅への入り口だった
福海隆「日曜日(付随する19枚のパルプ)」
見せもんじゃないし、社会とも闘わない。若きカップルの軽やかでささやかな日常と消耗
〈選評〉村田沙耶香・中村文則・阿部和重・金原ひとみ・青山七恵
【芥川賞受賞第一作】
市川沙央「オフィーリア23号」
「女は存在しない」―那緒は前世で自殺した自分の言葉を、ネットの海に蘇らせる
【特集 心霊現象】
・実録
綿矢りさ×万城目学×森見登美彦×辛酸なめ子
「こっくりさんをやってみた」
いまこっくりさんをやるために集った4人。果たして、こっくりさんは降りてくるのか――
・特別エッセイ
藤野可織「実話怪談を読むことについて」
・怪談エッセイ
いとうせいこう「『悪霊』」
角田光代「異界に触れる」
東直子「浮遊する魂と電気」
マーサ・ナカムラ「見える」
南條竹則「ホテルの話」
・対談
高瀬隼子×大森時生「『不快な物語』の引力」
【新連載】
松尾スズキ「家々、家々家々~男、松尾スズキ。魂の物件漂流物語~」
人生14回目の引っ越しに挑むわたしを襲う困難の数々。自宅購入をめぐる極私的エッセイ
【創作】
青野暦「草雲雀日記抄」
又吉直樹「生きとるわ」短期集中連載第5回
【リレーエッセイ】身体を記す 第4回
円城塔「コロニーに暮らす」
【連載】
筒井康隆「自伝」第2回 ヰタ・セクスアリス―少年期
江南亜美子「『わたし』はひとつのポータル」第3回
津野青嵐「『ファット』な身体」第3回
酒井泰斗+吉川浩満
「読むためのトゥルーイズム―非哲学者による非哲学者のための〈哲学入門〉読書会」第4回
【今月のエッセイ】
古田徹也「トイレ文庫のなかの『富士日記』」
【窓辺より】
ひらいめぐみ「知らない人」
Ryu Ika「お別れだけの旅」
【詩歌】
四元康祐 英詩の練習―キャベツの離陸
【強力連載陣】
綿矢りさ/金原ひとみ/東畑開人/千葉雄喜/真山仁/金川晋吾/四方田犬彦/江崎文武/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/津村記久子/平民金子/松浦寿輝/犬山紙子/渡邊英理/宮崎智之
【文學界図書室】
九段理江『しをかくうま』(阿部公彦)/上田岳弘『K+ICO』(三宅香帆)
表紙画=下山健太郎
グラフィックデザイン=REFLECTA,Inc.
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■4月号目次より
【新連載】
筒井康隆「自伝」第1回 芽吹いて蕾――幼少年期
「作家が自伝を書く限り、引用は禁じられるべきだ」巨匠・筒井康隆、豊穣なるその人生
【創作】
町田康「弥勒の世」
長嶋有「ゴーイースト」
滝口悠生「煙」
沼田真佑「三脚の椅子」
井戸川射子「並ぶ連なり歩み」
島田雅彦「大転生時代」最終回
又吉直樹「生きとるわ」第4回
【新連載】
村田沙耶香「Writers in Residence Zurich 滞在記」
半年間、ライターズ・イン・レジデンスで滞在することになった、スイス・チューリッヒの日々
【リレーエッセイ】「身体を記す」第3回
中村文則「「大人の男」への恐怖と性の罪悪感」
【特別インタビュー】
上田岳弘「流転していく世界のなかで」聞き手=綾門優季
移る時代と共に小説を書くとき、何を考えてきたか。デビューから十年間の軌跡
【第54回九州芸術祭文学賞発表】
最優秀作 野口実柑「白い朝」
発表と選評 村田喜代子・小野正嗣・青来有一
【第129回文學界新人賞中間発表】
【連載】
江南亜美子「「わたし」はひとつのポータル」第2回
津野青嵐「『ファット』な身体」第2回
酒井泰斗+吉川浩満「読むためのトゥルーイズム――非哲学者による非哲学者のための〈哲学入門〉読書会」第3回
【評論】
長谷部浩「爆音と雷鳴――ケラリーノ・サンドロヴィッチの近作をめぐって」
【今月のエッセイ】
ロバート・キャンベル「戦争を言葉で記録する人々のこと」/吉村萬壱「ガザに思う」
【窓辺より】
平山亜佐子「書棚のライブ探訪」
【詩歌】
土井礼一郎「気のきいた軍隊」
【強力連載陣】
綿矢りさ/松浦寿輝/金原ひとみ/宮本輝/東畑開人/千葉雄喜/真山仁/金川晋吾/西村紗知/江崎文武/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/津村記久子/平民金子/犬山紙子/渡邊英理/宮崎智之
【文學界図書室】
三木三奈『アイスネルワイゼン』(倉本さおり)/川野芽生『Blue』(石沢麻依)/小砂川チト『猿の戴冠式』(住本麻子)/中村佑子『わたしが誰かわからない』(児玉美月)/沼田真佑『幻日/木山の話』(大塚真祐子)
表紙画=下山健太郎
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■3月号目次より
【特集】身体がいちばんわからない
・評論
小川公代「“規範的身体”を揺るがす文学」
・インタビュー
町田樹「言語表現がアスリートの背骨になる」
聞き手・構成=辻本力
・ロングエッセイ
ワクサカソウヘイ「時に笑いはセイウチに似たる」
中村佑子「身体を物語ること」
・ブックガイド
鳥澤光「書く身体を読む身体」
・エッセイ「今のあなたの“身体の状態”を教えてください」
鷲田清一「ひきずり、もてあまして」
穂村弘「あと何度なおる病にかかれるだろう」
山下澄人「紐のこと、ラボのこと」
安堂ホセ「じぶんの身体が透明であると感じるとき」
川野芽生「あるいは幻肢痛」
くどうれいん「えんぴつの刺青」
年森瑛「現状報告」
岩川ありさ「解離して瀕死」
中原昌也「偉大な作家生活には病院生活が必要だ」
【新連載】
津野青嵐「『ファット』な身体」
卑下しない、ボディポジティブでもない。「太っている」を語る言葉はどこにある?
【リレーエッセイ】身体を記す
第2回 戌井昭人「身体は大きかったけど」
【新芥川賞作家 特別エッセイ】
九段理江「九段理江」
生成AIの使用で話題をさらった著者の元に一通の英文メールが届く――受賞後初エッセイ
・作品論
水上文「多様性の時代、あるいは大独り言時代の到来――『東京都同情塔』論」
【創作】
川上弘美「泣く男」
島田雅彦「大転生時代」短期集中連載第2回
又吉直樹「生きとるわ」短期集中連載第3回
【新連載】
江南亜美子「『わたし』はひとつのポータル」
読むことで、いまここに生きる「わたし」に変化が起きる――文学の力を探る新連載
酒井泰斗+吉川浩満「読むためのトゥルーイズム――非哲学者による非哲学者のための〈哲学入門〉読書会」第2回
【鼎談】
市川沙央×岩川ありさ×菊間晴子「大江健三郎は何度でも新しい」
今ますます読み直しが進む大江作品を、障害者表象やスピリチュアリティから繙く
【今月のエッセイ】
山尾悠子「夢の扉が開くとき」/山内マリコ「お前に軽井沢はまだ早い」
【窓辺より】
劉佳寧「春の画の館 」
【詩歌】
高柳克弘「アメリカ、中国、そして蟹」
【強力連載陣】
綿矢りさ/砂川文次/金原ひとみ/宮本輝/東畑開人/千葉雄喜/真山仁/金川晋吾/四方田犬彦/江崎文武/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/平民金子/松浦寿輝/犬山紙子/渡邊英理/宮崎智之
【文學界図書室】
井戸川射子『共に明るい』(瀬戸夏子)/李琴峰『肉を脱ぐ』(平岡直子)/頭木弘樹+横道誠『当事者対決! 心と体でケンカする』(斎藤環)/柴崎友香『続きと始まり』(鈴木みのり)
表紙画=下山健太郎
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■2月号目次より
【創作】
島田雅彦「大転生時代」短期集中連載第1回
ある夜再会した旧友は、「転生者」だった。本格SF大作の開幕!
千葉雅也「幅が広い踏切」
踏切では待たなければならない、のか? 川端康成文学賞受賞後、初の短篇
又吉直樹「生きとるわ」短期集中連載第2回
坂崎かおる「海岸通り」
【新連載】
酒井泰斗+吉川浩満「読むためのトゥルーイズム――非哲学者による非哲学者のための〈哲学入門〉読書会」
リレーエッセイ「身体を記す」 第1回 町屋良平「灰色の愛」
いま自らの身体は、どう表現されるのか―「私の身体を生きる」に続くリレーエッセイ
東畑開人「贅沢な悩み」新連載第2回
千葉雄喜「千葉雄喜の雑談」新連載第2回
【批評】
安藤礼二「燃え上がる図書館――アーカイヴ論」第8回
【評論】
千木良悠子「橋本治『草薙の剣』論(後)」
【特集】没後100年、これからのカフカ
・シンポジウム 上田岳弘×藤野可織×小山田浩子 司会・川島隆
「カフカを読みながら、書き続けるということ――「作家が語るカフカ」」
・フランツ・カフカ ショートストーリーコンテスト
仲白針平 傘《最優秀作》
清水翔太 翳り《優秀作》
・評論
川島隆「カフカの『フェリスへの手紙』について 」
・エッセイ
いとうせいこう「absurdについて」 /九月「マヨンツ・マヨカ「変遷」」 /九段理江「カフカだカフカ」/グレゴリー・ケズナジャット「入管でカフカを読む」/ケラリーノ・サンドロヴィッチ「兄妹のはなし」/山村浩二「禿鷹と橋」
・連載
石田月美×頭木弘樹×畑中麻紀×横道誠「ビブリオ・オープンダイアローグ」
第2回 グレーゴル・ザムザの悩み「大黒柱が一家のお荷物に転落」
【窓辺より】鈴木ジェロニモ「揚げ物ブラザーズ」/中道智大「受け取って生きる」/杉森健一「なんとなく危なそうな国・イラン」
【詩歌】伊口さや「小春」
【強力連載陣】砂川文次/金原ひとみ/宮本輝/真山仁/金川晋吾/四方田犬彦/江崎文武/西村紗知/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/津村記久子/平民金子/松浦寿輝/犬山紙子/渡邊英理/宮崎智之
【文學界図書室】山下澄人『FICTION』(山本浩貴)
表紙画=下山健太郎
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■1月号目次より
【創作】
又吉直樹「生きとるわ」短期集中連載第1回
阪神がセ・リーグ優勝を果たした夜、借金まみれの旧友が道頓堀に現れた――
村田沙耶香「無害ないきもの」
磯崎憲一郎「日本蒙昧前史 第二部」最終回
大濱普美子「空に突き刺さる屋根」
【新連載】
東畑開人「贅沢な悩み プロローグ――深い谷の両岸で」
この上なく切実な悩みなのに「贅沢」だと思うのはなぜ? 心をかき消す声の正体
千葉雄喜「千葉雄喜の雑談」
KOHHを引退して二年。いま、千葉雄喜が考えていること、していること
石田月美×頭木弘樹×畑中麻紀×横道誠 「ビブリオ・オープンダイアローグ」第1回・スナフキンの悩み「ふつうの友情を求めて」
【対談】
金原ひとみ×渡辺ペコ「正しさが移ろう時代を描く」
移り変わる時代の中で、私たちは何を目指すのか。二十年振りの対話
【追悼 櫻井敦司】
高橋弘希「その演劇的な死について――BUCK‐TICKという毒薬」
【批評】
矢野利裕「ジャニーズの感触――むしろ芸能スキャンダルとして」
【評論】
千木良悠子「橋本治『草薙の剣』論」(上)
【特別エッセイ】
筒井康隆「忘れられぬ人びと」
【詩歌】
菅原百合絵「忘我」
【今月のエッセイ】
宮内悠介「南極とウクライナのあいだ」/辛島デイヴィッド「バスケ幻想の崩壊?」/田中希実「夢物語を真実に――ファンタジーの力」
【窓辺より】
佐佐木陸「敗者と審判」/赤松りかこ「小説に生きる」
【強力連載陣】
砂川文次/金原ひとみ/宮本輝/真山仁/金川晋吾/四方田犬彦/江崎文武/DJ松永/奈倉有里/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/平民金子/松浦寿輝/犬山紙子/住本麻子/渡邊英理
【文學界図書室】
筒井康隆『カーテンコール』(川上弘美)/長嶋有『トゥデイズ』(高橋豪太)/ 絲山秋子『神と黒蟹県』(石田夏穂)/上田岳弘『最愛の』(鳥澤光)
表紙画=下山健太郎
グラフィックデザイン=REFLECTA,Inc.
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■12月号目次より
【創作】
朝比奈秋「受け手のいない祈り」
地域唯一の救急病院。不眠不休で患者を受け入れ、疲弊しきった外科医は自問する――命は本当に大切なのか?
加納愛子「かわいないで」
授業中、千尋は隣の席のお喋りに全神経を集中させる。やり取りの中に潜む意図を、なんとか汲み取りたいと思う
渡谷邦「水路」二〇二三年下半期同人雑誌優秀作
【対談】
高橋弘希×ピエール中野「ロックバンドは終わらない――邦楽ロック五〇年クロニクル」
TM NETWORKから『ぼっち・ざ・ろっく』まで。時代を代表するバンド総ざらい!
奈倉有里×逢坂冬馬「二人の合言葉は本」
本で繋がる姉弟が語る、家族を特別視する危うさ、「異性を書く」を取り巻く問題、そしてロシア情勢について
【人物伝】
真山仁「秘すれば花――玉三郎の言葉」新連載第二回 第一章 三〇分限定
【エッセイ】
金川晋吾「でもだからこそ日誌」新連載第二回
【批評】
四方田犬彦「零落の賦」 新連載第三回 不死という劫罰
【リレーエッセイ 私の身体を生きる】
児玉雨子「私の三分の一なる軛」
【巻頭表現】
鎌田尚美「シー・サイド」
【エセー】
国崎和也「いか納豆」/久保勇貴「朝ごはん、抜け殻のよう」
【Author’s Eyes】
小原晩「急につめたくなるもの」
【強力連載陣】
松浦寿輝/砂川文次/円城塔/金原ひとみ/宮本輝/江崎文武/西村紗知/奈倉有里/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/津村記久子/平民金子/犬山紙子/住本麻子/渡邊英理
【文學界図書室】
川上弘美『恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ』(中島京子)/山田詠美『肌馬の系譜』(市川沙央)/中村文則『列』(砂川文次)
表紙画=柳智之「森鴎外」
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■11月号目次より
【創作】長嶋有「シーケンシャル」
僕とMSXを乗せて、バスは狛江の町を回る。思い出すのは80年代、パソコンを「やっていた」僕らのこと――
杉本裕考「ジェイミー」
奥野紗世子「享年十九」
小林エリカ「風船爆弾フォリーズ」 短期集中連載 最終回
【対談】高瀬隼子×市川沙央「小説家になるために必要なもの/差し出したもの」
「芥川賞」はどんな賞? 「それはご自身の話ですか」にどう答える? 経験と創作、当事者性の問題に迫る初対談
柴田聡子×川野芽生「言葉を空に投げる」
ミュージシャンで詩人の柴田氏と、歌人で小説家の川野氏が、文学と音楽の世界から「ことば」をみつめなおす
【特別インタビュー】吉本ばなな「思想だけが人と人を繋ぐ――「小説家としての生き方」を語る」
【新連載】真山仁「秘すれば花――玉三郎の言葉」
三十年の交友を持つ筆者が、折節に耳にした言葉から坂東玉三郎の人と芸の真髄に迫る
金川晋吾「でもだからこそ日誌」
通り過ぎていく日々や景色を、切り取り、愛しみ、問い直す。気鋭の写真家によるエッセイ
【批評】四方田犬彦「零落の賦」 新連載第二回 神々の流竄
【リレーエッセイ 私の身体を生きる】藤原麻里菜「捨てる部分がない」
【巻頭表現】千種創一「Coin Laundry」
【エセー】榎本空「『母を失うこと』についてのもうひとつのノート」/平沢逸「書きたさと書きたくなさのミルフィーユ構造」
【Author's Eyes】大島育宙「不完全訃報マニュアル」
【強力連載陣】砂川文次/宮本輝/奈倉有里/王谷晶/辻田真佐憲/江崎文武/藤原麻里菜/平民金子/松浦寿輝/犬山紙子/住本麻子/渡邊英理
【文學界図書室】小野正嗣『あわいに開かれて』(東直子)/町屋良平『恋の幽霊』(児玉美月)
表紙画=柳智之「ヴィスワヴァ・シンボルスカ」
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■10月号目次より
【創作】三木三奈「アイスネルワイゼン」220枚
文學界新人賞受賞作「アキちゃん」を超える、傑作中編
小林エリカ「風船爆弾フォリーズ」 短期集中連載 第四回
【対談】國分功一郎×若林正恭「ビッグモーター化する世界の中で」
資本主義の魔物に、どう立ち向かっていけばよいのか――一年九カ月振り、三回目の対話
【特集】絲山秋子デビュー20年
最新連作集『神と黒蟹県』完結を機に、その軌跡と到達点を明かす
〈対談〉辻原登×絲山秋子「小説の余白に信を置く」
〈評論〉田中和生 絲山秋子論――連作作品集『神と黒蟹県』の地平
〈インタビュー〉絲山秋子 言葉にならない「関係性」が面白い
【新連載】四方田犬彦「零落の賦」 第一回 天上人間
人はいかに零落し、その零落を生きるのだろうか――栄光を極めた者だけに訪れる失墜の諸相
【批評】渡邉大輔「宮崎駿に触れる――『君たちはどう生きるか』と「工作」の想像力」
【リレーエッセイ 私の身体を生きる】宇佐見りん「トイレとハムレット」
【巻頭表現】暮田真名「夢み」
【エセー】小沼理「推敲の時間」/津野青嵐「『ファット』な身体」/明星聖子「未完成が増殖する――カフカの『城』をめぐって」
【Author’s Eyes】セメントTHING「乱反射する『私』」
【強力連載陣】江崎文武/松浦寿輝/砂川文次/円城塔/綿矢りさ/宮本輝/西村紗知/奈倉有里/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/成田悠輔/平民金子/犬山紙子/柴田聡子/住本麻子/渡邊英理
【文學界図書室】児玉雨子『##NAME##』(倉本さおり)/川上未映子『深く、しっかり息をして』(柳楽馨)/田中慎弥『流れる島と海の怪物』(長瀬海)
表紙画=柳智之「井伏鱒二」
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創刊90年の月刊文藝誌「文學界」、今号より電子雑誌版の配信を始めます
※今後は、紙雑誌版の発売より数日後の配信を予定しています。
■9月号目次より
【特集】エッセイが読みたい
「枕草子」から脈々と続くエッセイの面白さと奥深さを27人の書き手と共に味わい、エッセイの「いま」に迫る
・エッセイについてのエッセイ
植本一子/小山田浩子/オルタナ旧市街/済東鉄腸/ジェーン・スー/鈴木涼美/檀上遼/永井玲衣/能町みね子/野崎歓/野村訓市/平岡直子/穂村弘/堀静香/堀江栞/堀江敏幸/町田康/松尾スズキ/山本精一/吉澤嘉代子/吉田靖直/米澤穂信/わかしょ文庫
・文学フリマでエッセイを買う!
高瀬隼子「物語としてエッセイを読む」
大前粟生「グラデーションする「私」ら」
・論考
柿内正午「エッセイという演技」
宮崎智之「定義を拒み、内部に開け――エッセイという「文」の「芸」」
【新芥川賞作家】
特別エッセイ 市川沙央「前世の記憶」
落選の度に筆名を捨て、私は作家になった。作家人生の始まりを宣言する、受賞後初エッセイ
作品論 菊間晴子「「受胎小説」の引力――市川沙央『ハンチバック』」
【創作】
筒井康隆「山号寺号」
川上弘美「蜃気楼の牛」
井戸川射子「市場」
仙田学「その子はたち」
小林エリカ「風船爆弾フォリーズ」 短期集中連載 第三回
【追悼】ミラン・クンデラ 沼野充義「ヨーロッパ文化への亡命者」
【リレーエッセイ 私の身体を生きる】柴崎友香「私と私の身体のだいたい五十年」
【巻頭表現】伊舎堂仁「そんなことしちゃだめだろ短歌」
【強力連載陣】江崎文武/松浦寿輝/円城塔/砂川文次/金原ひとみ/綿矢りさ/宮本輝/西村紗知/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/成田悠輔/平民金子/松浦寿輝/犬山紙子/柴田聡子/住本麻子/渡邊英理
【文學界図書室】金原ひとみ『腹を空かせた勇者ども』(ひらりさ)/高橋弘希『叩く』(齋藤明里)/高瀬隼子『いい子のあくび』(中西智佐乃)/乗代雄介『それは誠』(金原瑞人)/石田夏穂『我が手の太陽』(中条省平)
表紙画=柳智之「モンテーニュ」
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