高瀬舟(乙女の本棚)
森 鷗外(著)
,げみ(著)
/立東舎
作品情報
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人気シリーズ「乙女の本棚」第31弾は、文豪・森鷗外×イラストレーター・げみのコラボレーション!
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。
次第に更けて行く朧夜に、沈黙の人二人を載せた高瀬舟は、黒い水の面をすべって行った。
罪人を乗せる高瀬舟の上。弟を殺した喜助の護送を命じられた庄兵衛は、その不思議な様子に興味を持ち、彼に話しかけた。
森鷗外の名作が、書籍の装画やCDジャケットなどで活躍し、本シリーズでは、室生犀星『詩集『抒情小曲集』より』、小川未明『月夜とめがね』、芥川龍之介『蜜柑』、梶井基次郎『檸檬』を担当するなど幅広い世代から支持を得ているイラストレーター・げみによって描かれる。
名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
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商品情報
- シリーズ
- 高瀬舟(乙女の本棚)
- 出版社
- リットーミュージック
- 掲載誌・レーベル
- 立東舎
- 書籍発売日
- 2023.05.18
- Reader Store発売日
- 2023.05.18
- ファイルサイズ
- 84.2MB
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この作品のレビュー
平均 4.1 (16件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
森鴎外 × げみさんコラボ作品
レビューの続きを読む
「高瀬舟」読みました。
凄く考えさせられる作品でした。
江戸時代、寛政の頃。
いわゆる島流しの刑を言い渡された罪人が京都から大阪に護送させられる時の高瀬舟のなかでの話。
桜が散る春の夜、護送する(同心という)役目の羽田庄兵衛が乗せたのは、これまで類のない様な珍しい態度が気になった、罪人である三十歳ばかりの喜助という男。
喜助の身の上話をきいて庄兵衛は心の中で
色々考えさせられていく………。
この作品は、自殺幇助、安楽死などの重くて難しいテーマが扱われていた。
調べてみて、なるほど森鴎外は、東大医学部卒で、陸軍軍医でもある小説家であったからと、このテーマを取り上げた意味を感じた。
喜助の弟を思う気持ちと、弟が兄を思う気持ちを考えると切なかったし、昔でも今でも罪にするべきか否かは、どうすることもできない問題で、やるせない。
私が、喜助の立場になったら…
その時、どうしたらいいのか…悩むだろう。
また、喜助の身の上話から
貧しいながらも
無欲で、
自分自身の相応の幸福感を持っている事に、
心を動かされる庄兵衛の心情が描かれていた。
庄兵衛は自分と比べてどうなのか…?
とも考えていく…。
私も庄兵衛と同じように…次から次へと欲を持ち、満足できてない、足りてないという、ネガティブな気持ちでいることもあるかもしれない。
ただ欲を持つということ自体が、悪いわけではないとは思う。
ある意味では向上心ともいえるとも思うし…。
でも、今すでに自分が持っているものに対して、感謝していく、前向きな気持ちって大切だと捉えてみようと思った。
この作品を読んでみて
森鴎外の文章、内容、素晴らしいと思った。
そしてげみさんのイラストも
この作品の世界観を見事に表現されていて、
素晴らしく、良かった!投稿日:2023.08.11
乙女の本棚シリーズ、げみさんのイラストと物語が絶妙にマッチしていて、イメージが膨らんだ。
喜助がかなりイケメンに描かれていて♡
それにしても…この状況だと喜助はやっぱり弟殺しの罪人になってしまうのか。…
安楽死、昔も今も難しいテーマです。続きを読む投稿日:2024.02.10
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