IT分野と軍事・航空・鉄道につよいテクニカルライター・井上孝司が、総合ニュースサイト『マイナビニュース』で2013年から手掛けてきた、軍事における情報通信技術をわかりやすく語る好評連載「軍事とIT」。本書は、連載で扱われてきた様々なお話をテーマ別に選んで再編集し、「わかりやすい防衛テクノロジー」と題してシリーズ展開するものだ。シリーズ1冊目は『F-35とステルス』。航空技術というハードの視点からだけでは知り得ない、最新鋭戦闘機F-35の強さの真髄。日本の次期戦闘機開発で、もっとも注視すべきソフト・・・
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イージス艦や戦闘機をはじめ、現代の防衛システムをちゃんと知るには欠かせないが、ちょっと高度で手の出しづらい基礎知識が「レーダー」だ。
ミサイル防衛に欠かせない「フェイズド・アレイ・レーダー」の強みが多方向の同時監視であることは知っていても、パッシブ・アレイとアクティブ・アレイの違いは知っているだろうか? 戦闘機のレーダーがXバンドなのは知っていても、早期警戒機のレーダーがなぜUHFを使うのか知っているだろうか?
軍用レーダーの初歩について、実際の使用例を幅広く取り上げつつ楽しくマニアックに解説する本が本書だ。
レーダーにおける電磁波の使い方、バンドによって異なる特徴や用途、送受信アンテナの種類、電子戦のカラクリなどなどが、全編を読めば、ひと通りまるっと入ってくる。 -
戦場や防衛の任務で活躍する軍用ドローン(無人機またはUAV)について、さまざまなタイプ、テクノロジー、用途や任務、抱えている課題、ドローン対策などなど様々な側面から解説した、きちんとわかる本。無人機のほかに、無人車両(UGV)、無人水上艇(USV)、無人潜水艇(UUV)といった各種軍用ヴィークルも取り上げる。
軍事とITに強いテクニカルライター・井上孝司が2013年からマイナビニュースで連載している人気連載『軍事とIT』を、重要なテーマごとに再編集・アップデートしたシリーズ「わかりやすい防衛テクノロジー」の3冊め。 -
本書のテーマは、軍という実力組織を動かす際に頭脳・神経の役割を果たす「指揮管制」の機能と、そこに取り入れられつつある人工知能「AI」である。
このテーマを考えるため、著者・井上孝司は、第二次世界大戦にはじまる防空システムを引き合いに出す。いつの時代においても最もスピーディーな武器である空からの脅威――航空機とミサイル――を迎え撃つことは、人類に迅速かつ正確な指揮管制を追求しつづけることを強いた。指揮所に広げた地図と駒はいつしかコンピューター画面に姿を変え、指令の伝達方法は電話から無線通信、そしてデータリンクへとあり方を変えて、高速化・正確化していった。かくして現代の戦闘指揮所は、最前線よりもいくぶん後方にある、数面から数十面のディスプレイ画面を並べた部屋に設営されるようになった。
ここに現れたのが人工知能「AI」だ。きまりきった情報処理だけをこなすソフトウェア(プログラム)に対し、学習に基づく推論をはじき出すAIには、より多くの役割が期待できる。戦場ではAIを搭載したミサイルが登場し、偵察衛星の写真解析をAIに任せることも始まった。実際にAIと戦闘機パイロットでバーチャルな空中戦を行った実験では、かなり有利な条件ではあるもののAIが操る戦闘機が勝利した。ではそのAIに、作戦指揮における判断や意思決定を肩代わりさせることもできるのか? 各国がどのようにAIを取り入れ、運用しているのかを解説する。
ときを同じくして世界の戦場で始まっているのが、戦闘空間の「マルチドメイン化」「領域横断化」だ。陸・海・空・宇・サ・電を連携させるため、指揮管制には考え方の更新とさらなる進化が必要となっている。アメリカでは、ここにAIを持ち込むことで「情報の優越」「迅速な意思決定」を実現するための手段としている。
1冊読めば、現代戦における作戦指揮のしくみ、IT技術・AI技術の活用を深く知ることができる。
軍事とITに強いテクニカルライター・井上孝司が2013年からマイナビニュースで連載している人気連載『軍事とIT』を、重要なテーマごとに再編集・アップデートしたシリーズ「わかりやすい防衛テクノロジー」の2冊め。 -
IT分野と軍事・航空・鉄道につよいテクニカルライター・井上孝司が、総合ニュースサイト『マイナビニュース』で2013年から手掛けてきた、軍事における情報通信技術をわかりやすく語る好評連載「軍事とIT」。本書は、連載で扱われてきた様々なお話をテーマ別に選んで再編集し、「わかりやすい防衛テクノロジー」と題してシリーズ展開するものだ。
シリーズ1冊目は『F-35とステルス』。航空技術というハードの視点からだけでは知り得ない、最新鋭戦闘機F-35の強さの真髄。日本の次期戦闘機開発で、もっとも注視すべきソフトウェアの役割。これらを丁寧に解き明かしてゆく。
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