紀元2世紀末、400年近く続いた漢王朝は、まさに滅びようとしていた。そんな後漢末期に、中国の広大な大地を舞台に群雄割拠の中から頭角をあらわした蜀・魏・呉の三国が覇権を争う壮大な歴史大河小説が、小学生から楽しめる物語に!皇族の末裔ながら落ちぶれていた劉備と、彼を支え奮闘する豪傑の関羽と張飛の前には、強力なライバル・曹操が常に立ち塞がります。魅力的な武将たちが次々に登場し、そのめくるめく人間関係や作戦の数々にのめりこむこと必至!1巻では、満開の桃花の下、義兄弟の契りを交わした劉備、関羽、張飛が黄巾賊・・・
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同盟を組んだ孫権と曹操が荊州を攻めてくる、との益州・成都からの知らせに、荊州を守る関羽が動く。荊州との境にある樊城を先制攻撃して曹操軍の南進を妨げる関羽の作戦は途中まで順調だったものの、孫権軍の若き司令官・陸遜の計略にあい、領土をことごとく奪われ、孤立してしまう。養子の関平とともに敗走に追い込まれた関羽は、ついに呉軍に捕らわれ処刑される。激しい怒りとともに復讐を誓う劉備と張飛は、趙雲と諸葛亮の反対を押し切り、荊州への侵攻と孫権討伐へ出兵する。一方、魏では死期を悟った曹操が、後継者選びに頭を悩ませていた。乱世をくぐり抜けてきた英雄たちに秋(とき)が訪れる。
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天下三分の計を果たすため益州に攻め込む劉備の前に、馬超が猛然と立ち塞がる。曹操に涼州を奪われた馬超は、漢中の張魯に救われ、配下となっていた。馬超主従を翻弄し、荊州をまとめつつある劉備を警戒する曹操は、先に漢中を奪おうと進軍する。一方、是が非でも合肥を領土に加えたい孫権はみずから大軍を率いて、合肥を守る張遼の曹操軍に襲いかかる。孫権軍の勇将・甘寧の猛攻撃に、漢中を攻略した曹操も急ぎ合流し、激闘の末、孫権軍を撤退させる。曹操が「魏王」となった報せを受けた劉備は、漢王朝復興のため打倒曹操の決意を新たにする。漢中争奪の大決戦が定軍山で始まり、宿敵・曹操を破った劉備は、諸葛亮と武将たちに請われ「漢中王」へ。劉備を攻めあぐねる曹操の元に司馬懿が訪れ、孫権を使って荊州を攻めるよう進言する。荊州を守る関羽は、曹操と孫権の挟み撃ちを凌げるのか。蜀の旗のもと、漢(おとこ)たちは強大な敵に挑み続ける。
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周瑜と諸葛亮、天才軍師二人の活躍により、赤壁の戦いに勝利した孫権、劉備の同盟軍。しかし曹操を撃退するや、両軍は荊州の覇権争いに突入する。かたや大敗を喫した曹操は南への侵攻を一時あきらめ、かつて献帝の忠臣とともに曹操暗殺計画に加担していた涼州の馬騰に謀略を仕掛ける。亡き父の復讐を誓い、曹操に牙をむく猛将・馬超。一方、病に犯されつつも、生きているうちに孫家の敵を滅せんと知力の限りを尽くす周瑜。孫尚香の政略結婚の行方は。そして劉備は、新たな武将、軍師を加え、天下三分の実現にいよいよ蜀をめざす!
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漢王朝の皇帝・献帝を意のままにし、荊州をも吸収した曹操。江東の孫権が降伏さえすれば曹操による統一は目前に迫っているかに見えた。だが劉備たちは、曹操を倒し献帝を救い出して漢王朝を復活させることを諦めてはいない。そのため孫権軍との同盟をはかるのが急務だったが、劉備の軍師となった諸葛用孔明はすぐには動かない。孫権の使者としてやってきた魯粛に請われ、ようやく孫家の拠点・柴桑へ乗り込んだ諸葛亮は、孫権軍の天才軍師・周瑜を見事に言い負かし同盟を約束させる。曹操との全面対決にためらいを見せていた孫権だったが、周瑜らの決意に触れ、ついに決戦を決意する。水軍が自慢の孫権軍には策があったが、より計画の成功を高めるために忠臣の猛将・黄蓋を実行者に「苦肉の計」もめぐらす。果たして曹操は周瑜の策に乗ってくるのか。2人の天才軍師を擁する劉備・孫権同盟軍VS絶大な勢力を誇る曹操の大軍、名高い「赤壁の戦い」への火蓋が、いよいよ切って落とされる。
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「江東の虎」と恐れられた父・孫堅、そして兄・孫策の遺志を継ぎ、周瑜らとともに江東を守る決意をする孫権。その頃、荊州に身を寄せた劉備は、軍師を求め、臥竜と呼ばれる賢人のもとを訪れる。三度目にようやく会えた臥竜・諸葛亮孔明は劉備に「天下三分の計」という戦略を伝える。一方、着々と南征の準備をととのえた曹操は、50万を超す大軍を繰り出し、劉備と荊州に襲いかかった。迎え撃つ劉備軍は、軍師を迎えて初めての戦い。劉備が入れ込む孔明のお手並み拝見と、関羽と張飛は半信半疑でその作戦に参加するが、孔明の策による予想以上の結果に仲間の絆は深まっていく。だが、荊州を継いだ劉そうが曹操に降伏。劉備たちは、自ら志願してついてくる荊州の多くの民とともに南へ逃れていくのだが・・・。
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呂布を倒し、その勢力を不動のものとした曹操。しかし献帝をお飾りの皇帝として利用する曹操に、漢王朝再建を願う劉備は反旗をひるがえす。現状に不満をもつ献帝自身も、曹操を討てとの密詔を決死の覚悟で忠臣・董承に託す。董承に協力を求められた劉備は、涙ながらに献帝救出を誓い必死に画策するが、総勢二十万を超す曹操軍の前に、なすすべもなく敗走。関羽、張飛とも離散してしまう。関羽は劉備の妻である甘夫人のいる砦を守っていたが、関羽を武将として高く評価し手に入れたいと願う曹操は、張遼を使者に降伏を持ちかける。悩んだ末、甘夫人の安全も考え、条件付きで曹操に下った関羽。劉備は袁紹のもとに身を寄せ、張飛は山に入り山賊たちの頭領に。「桃園の誓い」で結ばれた義兄弟三人が再び集える日は来るのか・・・。一方、袁紹と曹操の両雄は満を持して対決の時が迫る!
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長安に都を移した董卓は、献帝を古い宮殿に閉じ込めると、悪行のかぎりを尽くし、その横暴は激しさを増していった。諸侯の反発は強まるが、董卓には中国一の猛将・呂布がついているため、誰も逆らえない。そんな中、暴虐に耐えかねた大臣の王允は、絶世の美女に育った養女・貂蝉を使って董卓を討ち取るための計略をめぐらせる。一方、人材を募り、急速に力をつけてきた曹操は、制圧に向かった先で、劉備との再会を果たした。さらに献帝を味方につけた曹操は、人々に慕われる劉備の人望を気にしつつも、十万を超す大群を率いた壮大な作戦で、ついに古今無双の豪傑・呂布との決戦に挑む。
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紀元2世紀末、400年近く続いた漢王朝は、まさに滅びようとしていた。そんな後漢末期に、中国の広大な大地を舞台に群雄割拠の中から頭角をあらわした蜀・魏・呉の三国が覇権を争う壮大な歴史大河小説が、小学生から楽しめる物語に!皇族の末裔ながら落ちぶれていた劉備と、彼を支え奮闘する豪傑の関羽と張飛の前には、強力なライバル・曹操が常に立ち塞がります。魅力的な武将たちが次々に登場し、そのめくるめく人間関係や作戦の数々にのめりこむこと必至!1巻では、満開の桃花の下、義兄弟の契りを交わした劉備、関羽、張飛が黄巾賊討伐の義勇軍に参加し、戦火を通じて曹操や孫堅、呂布ら英傑との運命的な出会いを果たしていきます。都を手にした董卓の残虐非道な行いに業を煮やした英傑たちは、打倒董卓の連合軍を結成。果たして堅牢な虎牢関を破ることはできるのか。分裂の時代にあらわれ、統一をめざして戦った、あまたの英雄たちの物語が今始まります。
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