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国鉄がもっとも輝いたのが1968(昭和43)年10月1日に施行したヨンサントウ改正。国鉄技術者たちがこの日のために長年開発したブレーキシステムがようやく実った日でもあった。その名はP型。選ばれた俊足機だ。特急寝台客車20系、高速コンテナ貨車10000形の先頭に立つEF65、ED75、EF70など5形式にP型が誕生、その証として500もしくは1000番代が冠された。特集ではP型機誕生の背景、システムの詳細そして各形式を解説。派生で誕生したEF58とEF60のP型機についてもふれる。この時期恒例となった新鶴見機関区EF65PF型の一年間の動向を解説、首都圏運用の動向は今年で最後だ。
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いまもEH200がフルパワーで臨む上越線水上~石打間。開通以来20‰の勾配と半径400mの急勾配は多くの機関車が格闘してきた。今号では新幹線開業直前まで当区間の前補機として活躍したEF16にスポットを当て、毎夜繰り広げられたEF58との共演やEF65 1000番代との力走を当時のダイヤや運用表とともに再現。EF16登場時の板谷峠時代と上越時代の形態差、戦前からの機関車変遷、そして後継のEF64 0・1000番代などにも話題を展開する予定だ。また国鉄時代、冬の客車列車の風物詩ともいえた蒸気暖房、直流電機の暖房用装備についても考察する。
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1953(昭和28)年、わが国初のお召列車牽引用機関車として国鉄が発注したのが、いわずと知れたEF58 60と61。まず7月15日、日立製61号機が東京機関区へ。つづいて同月30日東芝製60号機が浜松機関区に配置された。同年10月、両機は東海道本線でお召列車の牽引を開始。乗務員は停止位置の精度はミリ単位、運転時間の誤差は±10秒という制約のなか、誤差0ミリ、±0秒という神業的な腕を幾度も達成した機関士がいた。その名は羽多野勝三氏。名古屋機関区に在籍し、静岡~京都間でEF58 60・61のお召を幾度となく担当している。特集は当時の名古屋鉄道管理局報、運転台に掲げた運転時刻表、助士が記載した実際の運転時刻、そしてお召予備機として磨かれた一般型EF58の姿などとともに、お召機60・61号機の緊張感溢れる運転室の様子を余すことなく再現。手に汗握るドラマが展開する。
そして、JR貨物の日本海縦貫線の重要な現業機関のひとつ、富山機関区を徹底取材。在籍機EF510のメンテナンスをはじめロングラン運用や冬季対策など知られることがない“巧と技”の世界をお届けする。 -
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2002(平成14)年、JR貨物初の量産型6軸交直流電気機関車としてEF510形が誕生。富山機 関区に配属され、日本海縦貫線で使用されてきた。特集では、東 北から中国地方までの広大な線区で活躍するEF510形の誕生から今日までの歩みを振り返る。合わせてJR東日本秋田総合車両センターEF64全般検査の取材記事も掲載。
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新製EF210-300番代の大量投入で去就が注目される新鶴見機関区EF65PF型。3月18日ダイヤ 改正後、首都圏運用の一部は新鋭機にバトンを渡すも、注目の東海道・山陽本線を介して四国高松貨物ターミナルの運用は引きつづき担当している。特集では新鶴見機関区EF65PF型の一年間の動向を独自調査に基づいたデータでその実態を振り返りつつ、華麗な姿をお届けするとともに、これからの稼働状況を推測したい。昨秋から鉄道博物館で展示を開始したお召機EF58 61。もう一両のロイヤルエンジンEF58 60を秘蔵資料から短命に終わったお召牽引時代の秘話を公開する。
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「2023年話題の電機」として、全国より今注目すべき機関車をピックアップ。JR西日本所属機としては残り1両となった「トワイライトエクスプレスカラー」EF81 113号機の取材記事を掲載。合わせてED70 1以来、敦賀に配置された電機149両を振り返る。私鉄の話題としては、検査出場したED301を含む三岐鉄道の電機をクローズアップ。連載も内容盛りだくさんの一冊です。
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国鉄時代よりブルートレインの先頭に立ち、いまも団体臨時列車や貨物牽引などに活躍するEF81を大特集。長年のあいだに築き上げたそのバリエーションを徹底解説する。また巻頭では、2022年秋より鉄道博物館にて展示が開始されるEF58 61もクローズアップ。EF66 27の惜別グラフ記事や連載も合わせ、今号も盛りだくさん。
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引退後、東京総合車両センターに眠るEF58 61。田端運転所に籍を置き、検修陣は忘れることなく整備をつづけ、EF58形式は命脈を保ってきました。今号の特集は流線形時代の“ゴハチ"にスポットを当て、172両が在籍したEF58の魅力を再発掘します。
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Special Graph 伝説へ田端運転所/2021~2022年新鶴見機関区EF65PF型34両の1年/国鉄技術者の回想 ED75 300番代・ED76/甲府機関区乗務員OB座談会/「私と電気機関車」瀬野でEF66をみる/蘇るEF65 500全42両 522~525号機/趣味の戯れ言 EF58と和歌山の電機/EF210-901新塗装化/「天空」からの眺め 上越線八色~小出/新連載 国鉄電機の雑学余話 形式図を読む(1)上越線1781列車 ほか
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登場以来地域的に偏在し、近年では貴重な国鉄型として人気を集めたEF64 0 番代。今号の特集では、前回の国鉄編につづき、JR編をお届けします。またJR貨物では、九州地区向けEF510-300番代が登場、報道公開された同機を紹介します。その他、「富士山遊覧飛行・大井川鐵道・南アルプスあぷとライン」ツアー、国鉄技術者の回想や各連載記事などもお楽しみください。
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