日本が嫌いな日本人へ
呉善花(著)
/PHP文庫
作品情報
旧来の日本型システムは、もはや限界に達した。病める日本を、かつてのような自信に満ちた日本に蘇生するには、大胆な制度改革の断行しかない! 「時代の流れだから仕方がない」といった消極的な姿勢では、制度改革は覚束ない、と著者は警鐘を鳴らす。また、日本人はもっと自国の文化、伝統、思想に自信を持てともいう。冷戦構造が崩壊して久しい今もなお、欧米追従主義を脱しきれない日本だが、今こそ日本は自ら「超欧」のヴィジョンを創造しなければならないともいうのだ。『スカートの風』シリーズで颯爽とデビューし、韓国人女性の目を通し、一貫して日本と韓国、日本と欧米の関係を見つめてきた著者であるが、本書には自信喪失状態にある日本人に対して、自国をもっと愛し、元気とやる気を出し、かつての自信に漲った国に生まれ変われという叱咤激励ともいえる文章が随所に見られる。そんな日本贔屓の著者の気持ちは何よりもタイトルにあらわれている。
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 日本が嫌いな日本人へ
- 著者
- 呉善花
- 出版社
- PHP研究所
- 掲載誌・レーベル
- PHP文庫
- 書籍発売日
- 2000.12.01
- Reader Store発売日
- 2021.12.15
- ファイルサイズ
- 0.3MB
- ページ数
- 240ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.5 (2件のレビュー)
-
我が意を得たり!と思った個所が多くあった。それは日本を愛するが故、もっとしっかりせい!と叱咤する気持ちと、日本にいる日本人ではないところが筆者と共通しているからかもしれない。(2004.4.4)
投稿日:2006.11.22
このレビューはネタバレを含みます
ぃやー、なんというか、ありがたい本です。
レビューの続きを読む
韓国人である著者が、日本人以上に日本の良い所を見つめてくれている。
もう10年以上前の本なのに、今読んでも、全然アリだし。皆さんも是非読んでみると面白いのでは…ないでしょうか。
日本人が、意外とコンセプトでもって上から降りてこずに、その場の最適解を探して現実に足を付けて進んでいく国民性、っていうのは、なるほどそのとおりかも、って思った。
コンセプトから降りてくる、理想を追い求めてそこに当てはまらないものを悪として排除していく、そういうことがすごく苦手。悪く言えば、コンセプト作りがすごく苦手。それはこれまでの経験から納得するところでもある。
あと、長く一緒にいたら分かり合えているようで、実はカルチャーの差ってほんとにすごくて全然分かり合えていない、みたいなこともあるっていうのも、今更だけどそうだよなぁと思うし。この著者なんて、どんだけ日本知ってるの!!と思う感じの方だけれども、それでも、当時あまり知らなかったときにこう思っていたよ、と言う記述が、結構驚くようなことだったり。
あぁ、日本人のそういうところも理解されないんだ、みたいな。逆に、私も、韓国人がそんな風に考えるなんて知らなかったな、みたいな。
農工社会内のつながりが非血縁的だったこと、も、この日本のアジア内でも珍しい特徴の一つなのでは、という指摘も行う著者。そうなると、意外と、ほかのアジアよりも同系のヨーロッパの方が理解し合えたりして?なんて思ったり。
とにかく、今の日本、構造改革その他方針転換の目指す先は、『西欧』が声高に叫ぶ世界じゃなくていいんだよ、自分の行きたいところに行けばいいんだよ、っていう声には非常に賛成。いつも、思ってた。もっと別に独自路線貫けばよいのに、って。
ただ、問題は、冒頭に戻って、「コンセプト作り」が日本は苦手っていうところで、新しい国の在り方を、誰もが結局作れずに日が過ぎ去るから、10年前の本でも面白く読めちゃうんだよなぁ…笑。
余談。
自然の音を、日本人(とどこか確か大洋州の国)だけは左脳で聞き、ほかの国は右脳で聞くという話。ちょっと興味深い!!!!!続きを読む投稿日:2014.06.29
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。