ライトノベル
霹靂城の公爵令嬢シリーズ
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完結
「嘘でもいいから結婚してくださらない?」「かたちだけで構わないのよ。両親の死後に離婚してくださってもいいわ。もちろん、結婚しているあいだは夫としてわたくしのことを自由に扱ってくださって構わない」「公爵令嬢・・・・・・。ご自分が何を言っているのか、わかっているのか?」諸事情により三十歳と著しく婚期を逃した美貌の公爵令嬢メアリーは、化け物と噂されるバーソロミュー公爵エリックに初対面で提案した。美しいものしか愛でたくないという家令のフィリップスの進言や、忌々しい『霹靂の錬金術師』の汚名を継ぐバーソロミ・・・
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『公爵令嬢メアリーの偽装結婚』で結婚した二人の子供である双子のイザベラのお話(霹靂城の公爵令嬢シリーズ3)です。
エドワード皇子のもとへ嫁いだクラウディアとは異なり、自由を満喫しているイザベラ。
嫁ぎもせずに2年間の看護学校を経て久しぶりに屋敷に戻ってきた。
しかし、”いつでも恋人になれる両想いの関係”であった幼馴染のアルバートがただの使用人として慇懃な口調で「執事」然としていることが気に入らない。
しかも、相思相愛のはずなのに、アルバートは身分違いのイザベラを勝手に諦めて、突然、志願し戦争に行くという。
――まるでわたしから逃げるみたいに・・・・・・。
どうしても意思が変わらないアルバートに半ば脅すように、キスをねだったイザベラだが結局は意地を張り喧嘩別れのようになってしまった。
そんなある日、アルバートの戦死の報せが届く。
「そんなの嘘よ。アルバートは生きてる!」
そう信じて、身分を偽り従軍看護師として戦地へ赴いたイザベラが見つけたのは、記憶喪失になりイザベラのことをまったく憶えていないアルバートだった。
※電子書籍書き下ろし番外編『我慢できない皇子』『アルバートの幸福な結論』も収録 -
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クラウディアは幼馴染みで許婚であるエドワード皇子の態度がこのごろ冷たいことに悩み、関係解消を決意する。
別れを告げようとした王宮舞踏会の夜、皇太子死亡の報せを受けたエドワードがとつぜん豹変し、彼女の純潔を散らした。
「クラウディア、子どもがほしいよ、君と僕を永遠に繋ぐ、鎖がほしい・・・・・・」
エドワードに快楽を教えられ堕とされていくクラウディアの純愛の行方は――?
「霹靂城の公爵令嬢シリーズ」第2弾です。本作は『公爵令嬢メアリーの偽装結婚』で結婚した二人の子供(双子)のお話です。 -
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「嘘でもいいから結婚してくださらない?」
「かたちだけで構わないのよ。両親の死後に離婚してくださってもいいわ。もちろん、結婚しているあいだは夫としてわたくしのことを自由に扱ってくださって構わない」
「公爵令嬢・・・・・・。ご自分が何を言っているのか、わかっているのか?」
諸事情により三十歳と著しく婚期を逃した美貌の公爵令嬢メアリーは、化け物と噂されるバーソロミュー公爵エリックに初対面で提案した。
美しいものしか愛でたくないという家令のフィリップスの進言や、忌々しい『霹靂の錬金術師』の汚名を継ぐバーソロミュー公爵家の嫁取りは代々難航をきわめていることもあり・・・・・・。
結果、利害が一致した<嘘の結婚>を了承させたメアリーの初夜は
「わたくし最初に申し上げたはずですわ。結婚したらわたくしを自由にしてくださって構わないって」
「自由にと言われても、私には疲れている妻をわざわざ苦しめる趣味はないし、今はのっぴきならない衝動を抱えてもいない。・・・・・・しかし確か、生命の誕生がどうとか言っていたな。ならば、うだうだと初夜を繰り延べにしても仕方がないのか」
「なさって。初夜を――」
そういったものの、やはり怖い気持ちは隠し切れなかったメアリーに優しく「じゃがいも」についてを語りながらーー。
いざ結婚生活を始めたら、聡く美しいメアリーは素直でギャップがあり、エリックはバケモノどころか普通にまともな美しい青年公爵で・・・・・・。
二人のやり取りがかわいく、笑いながらも応援したくなる王道結婚溺愛小説です。 -
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