見えない貧困。見たくない心の中。前作『堕ちる』でエリート家族の奥深い暗闇に踏みいって大反響を巻き起こした菊池直恵氏の最新衝撃作!今回は、今まさにはびこりつつある見えない隠れ貧困。一見貧困とは思えない外見なのに実情は火の車。そんな若者の奥底でどんなどす黒い心が動いているのか・・・家計が危機に瀕した家庭からけなげにバイトで学費を捻出して夢を目指す女子学生。その生活はまもなく破綻しようとしていた。目の前に現れた同じ境遇の苦学生と恋仲になるが・・・その先に待っていたものは?
便利な購入方法
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なにもしなければ近いうちに確実に”恋人”に死が訪れる。未来が見える特殊能力を金稼ぎに無駄遣いしてきた
梶原と幸人のふたりはいま、ひとりの女子の生命を守るために全力を尽くす。
サイキックラブストーリー、いよいよクライマックス! -
少年たちは焦っていた。”死”の瞬間が見えた人間の内ひとりは存命、だがもう一方は? もうひとりが生きていなければ、今目の前にいる早川も死んでしまう・・・なぜなら早川の死ぬ場面が予知能力で見えてしまったから。
どうしたら運命の死から逃げられるのか?時間が刻々と迫っていた。 -
ひょっとしたら好きな女の子かもしれない早川さんの死の瞬間が見えてしまった・・・近い未来が見える能力を持った少年・幸人はあせった。予知能力をつかってなんとかどうにもならない現実から這い上がろうとしていた矢先、彼は今自分の一番大切なものができ、且つ失おうとしていた。初めての感情、初めての危機の自覚。彼は以前”死”を予知した人物の現在での生存を確認しようと必死に足掻いている。
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未来を予見できる少年幸人は恋をしていた。本人も気づかぬうちに。しかしよりによって、その相手の”死”の瞬間も見えてしまうのだった。どうしたら彼女の死を防げるのか・・・一方、幸人の相棒梶原は実の妹との間に不穏な感情がうまれていることに気づきはじめていた。”未来を見る能力”を今のこの最低の世界からの脱出のために利用してきた少年達はそれぞれ身の毛のよだつような現実につきあたっていた。
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ナンバーあてくじでカネを稼ぐ・・・未来をちょっと見られるという能力をつかって。いつまで少年・幸人はこんな状況でいきていくのか?母はサイコパスな客に暴力沙汰にまきこまれキャバ嬢を止めた。貧困、不幸が傍目にも迫っているようだった。この真っ暗な世界を打ち破るなにかがあるのか?今、やはり家庭内に問題をかかえた女子学生とともにもがき運命にあらがおうとしていた。
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母サクラは恋をしていた。キャバクラで客とホステスとして出会った男、髙野に。サクラはあせっていた。キャバ嬢としての未来はもうない。子どもは抱えている。髙野との恋に賭けようとしていた。だが髙野の正体は・・・「能力」をつかって息子・幸人は髙野が母に暴行することを予知。髙野を殺すべく向かったが・・・にわかに「能力」を持つ少年たちに不幸が襲いかかろうとしていた。
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カネがあれば・・・少年たちは足掻いていた。それぞれの理由で現金が必要なのだ。少年たちは近い未来が見える能力を持っていた。選んだ手段は番号をあてて当たりの賞金を入手すること。今、少年のひとりのキャバ嬢の母親にひとりのサイコパスが忍び寄っていた。少年がその能力で予見した未来の映像とは・・・貧困と愛情の偏りにうめく少年たちの運命は?第10話、読み応えの大増ページ。
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「お金さえあれば夜の仕事をやめられる」母の言葉にうながされるように”近い未来を見る能力”を金稼ぎに利用っする決意を固めた少年たち。一方母はちょっといい感じのキャバクラの客に惹かれはじめていた。なにかが迫っている気配。
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近い未来を”見る能力”を持つ二人のなれそめが明らかに。どうやってこの貧困から這い上がるのか?どうやってこのゆきづまった人生を変えられるのか?二人の”能力”の使い方から目が離せない・・・
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校内でひそかにいじめられている女子生徒。彼女は抜群の頭脳の持ち主だった。自殺未遂もいじめが苦になったわけではなく、ただただ家庭や学校、社会に絶望してるだけだった。今、未来を予知できる主人公と出会い、なにをするつもりなのか?貧困、家庭内での環境が産み出したモンスターたちを描き尽くすモダンホラー、菊池直恵が渾身の力で描きます。
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見えない貧困、見たくない心の中。これから死のうとする人がわかる特殊な能力を持つ少年。貧困にあえぐ女子大生、パチンコ中毒の中年・・・心に暗闇を抱えてこの世の地獄をさまよう人たちに差し伸べるのは救いの手なのか悪魔の触手なのか・・・学校の屋上で死のオーラを発していたの人物はセーラー服にみを包んでいた。かなり陰湿なクラスメイトの圧力に耐えているようだが・・・
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見えない貧困。見たくない心の中。前作『堕ちる』でエリート家族の奥深い暗闇に踏みいって大反響を巻き起こした菊池直恵氏の最新衝撃作!今回は、今まさにはびこりつつある隠れ貧困。一見貧困とは思えない外見なのに実情は火の車。そんな世の中の奥底の澱のような人間模様を、これから自殺しようとする人間を予知できる少年たちの眼で鋭く描きだす。見えてしまえば恐怖、見ようとしなくても恐怖、人のおそろしさに眼がくらみます。
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