ライトノベル
帝都で探偵はじめました
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完結
「私、人を殺しました。 私が殺した人を探してください――」 時は昭和初期。 画家になる、と家を飛び出した鷹司夏樹はある日、義妹・欄子に呼び出される。 欄子が言うには、うっかり人を殺してしまったが、その殺したはずの人間が消えてしまったとのこと。 だが現場には遺体も、痕跡もなかった。義妹の妄言だと本気で取り合わなかった夏樹だったが、その直後、自分が『黄金の裸婦』と呼ばれる高級娼婦を殺害した疑いをかけられていることを知る。 殺人の疑いをかけられた夏樹と、人を手にかけてしまったと考えている欄子。二人は、・・・
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――なにか順番が逆な気がしますわね。幽霊が出ると噂が立ってから、死体が見つかるなんて。
昭和初期を舞台に、名家の御曹司・夏樹と、その義妹・欄子が謎に挑む、昭和レトロ・ミステリ第三弾!
「僕、家出しようかなと思うんだ」
秋も深まってきたある日、夏樹の友人・志津馬が唐突に言い出した。
聞けば、母親に煩わしさを感じているとのこと。
夏樹の義母・巴らを巻き込み話は転び転んで、夏樹たちは知人友人を伴い「幽霊が出る」と噂のホテルへと泊まりに行くこととなる。
風光明媚な山の中のホテルに気分が高まる一同だったが、着いて早々、部屋を案内されているときに死体が発見されてしまう。
「なんで私を犯人にしようとするんです・・・・・・?」
「せっかくの旅、静かに過ごしたいからよ」
「義理の息子が捕まったら、呑気に旅は続けられないでしょうよ」
「じゃあ、すぐに別の犯人を見繕って捕まえなさいよ」
相変わらずめちゃくちゃな義母の命令で、しぶしぶ事件を調べ始めた夏樹だったが――。
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「事件、なかったことにできないかしらね」
「殺人事件ですよ・・・・・・」
昭和初期を舞台に、鷹司家の御曹司・夏樹と、その義妹・欄子が謎に挑む、昭和レトロ・ミステリ第二弾!
「黄金の裸婦」事件から一ヶ月。
慌ただしかった周囲もようやく落ち着きを取り戻したかに思われた頃。
「幽霊坂」と呼ばれる小路で殺人事件が発生した。
犯人として名前が上がったのは、夏樹の義母、巴だった。
「夏樹さん、貴方、私の無実を証明しなさいよ」
「・・・・・・だから、私は探偵じゃなくて、画家なんですが」
破天荒な義母に振り回されながら、しぶしぶ調査に乗り出す夏樹だったが――。 -
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「私、人を殺しました。
私が殺した人を探してください――」
時は昭和初期。
画家になる、と家を飛び出した鷹司夏樹はある日、義妹・欄子に呼び出される。
欄子が言うには、うっかり人を殺してしまったが、その殺したはずの人間が消えてしまったとのこと。
だが現場には遺体も、痕跡もなかった。義妹の妄言だと本気で取り合わなかった夏樹だったが、その直後、自分が『黄金の裸婦』と呼ばれる高級娼婦を殺害した疑いをかけられていることを知る。
殺人の疑いをかけられた夏樹と、人を手にかけてしまったと考えている欄子。二人は、それぞれの事件の調査をすることになるのだが――。 -
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