文学
名探偵オーウェン・バーンズシリーズ
シリーズ内の平均評価:
(28)
各年末ミステリランキングにランクインした傑作!・『2019本格ミステリ・ベスト10』 第2位・『このミステリーがすごい!2019年版』 第6位・「週刊文春ミステリーベスト10 2018」 第8位・カバーイラストはポール・アルテ氏自身の筆によるもの(日本語版だけ、日本の皆様だけのために)。・作品に出た怪事件のもとになったのは、アルテ氏自身の実体験。氏本人が撮った、その体験をした場所の写真をスケッチ風にした絵を本書の最後に収録。・ミステリ作家・芦辺拓氏による解説を収録。ロンドンのどこかに、霧の中から・・・
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名探偵バーンズ × 吸血鬼伝説。不可能犯罪ミステリのファンが望むものが、この1冊にみっしり詰まっている。――作家 有栖川有栖森深い田舎の小さな村・クレヴァレイはパニックに陥っていた。夜ごと目撃される謎のマントの怪人と、幽霊騒動。甦ったと噂される女の棺を検めるために納骨堂が暴かれた時、恐慌は頂点に達した。一年半前に死んだはずの女の亡骸は、最近まで生きていたように瑞々しかったのだ。一方、ロンドンでは名探偵オーウェン・バーンズのもとに、ある老人の変死事件が持ち込まれる。彼は五年前の迷宮入り事件に関わっており、口封じに殺された可能性があるというのだ。それは、降霊術に熱中していた資産家の老女が密室で殺害された怪事件だった。ふたつの事件はやがてひとりの男、クレヴァレイの住民たちから吸血鬼だと噂されるロシアからやって来た伯爵に収束し――因習の村の謎めいた犯罪を美学探偵が解き明かす、シリーズ邦訳第5作!
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呪われた一族、屋敷、怪人、降霊会、雪の密室、変人探偵とワトソン役。「フランスの新本格作家」アルテ氏が好きなものだけを詰め込んだ、同好の士への最高の贈り物。本作で、美学者探偵オーウェン・バーンズがますます好きになりました。彼の言動や推理から目が離せません。そして、最後の一行の鮮やかさに脱帽!―― 作家 大山誠一郎さん推薦!●オーウェン・バーンズシリーズ第一作が待望の邦訳!夜、白い仮面を目にし、鈴の音を耳にしたら用心せよ――芸術家を目指す青年アキレス・ストックは、ロンドンで友人になった自称・名探偵オーウェン・バーンズから厄介な頼みを押しつけられる。自分の代役として、名門マンスフィールド家にまつわる呪いの調査をしてほしいというのだ。それも、依頼人の婚約者に成りすまして。長女の婚約を巡って愛憎渦巻くマンスフィールド家に集まるのは、やり手の貿易商とその腹心の部下、美しき夢遊病患者に高名な霊媒師・・・・・・と、一癖も二癖もある面々。そして彼らは一様に、毎年の聖夜に現れて一族の誰かの命を奪うという白面の亡霊「混沌の王」の影に怯えていた。それはいにしえの伝承でなく、三年前のクリスマスにも当主の息子エドウィンが、完全な密室の中で殺されたのだという。そして「混沌の王」を呼び出し鎮めるための交霊会が開かれた夜、新たな殺人事件が発生し――過去と現在の二つの「雪密室殺人」が交差する、奇想と幻影の不可能犯罪ミステリ!
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・「オーウェン・バーンズ」シリーズ第3弾は連続・予告・不可能・見立て殺人!・「探偵のなかの探偵、オーウェン・バーンズがお力添えに参りました」殺人を芸術と嘯く美学者探偵が挑むのは、「世界七不思議」見立て殺人!・【特別寄稿】時を越えた名探偵の共闘!刊行を記念した芦辺拓氏によるトリビュート短編『解凍された密室』収録ある灯台守は荒波に閉ざされ、密室と化した灯台で生きたまま焼かれた。――「アレクサンドリア大灯台」ある貴族は衆人環視下で、虚空から放たれたとしか思えない「女神の矢」に射抜かれた。――「エフェソスのアルテミス宮殿」警察に「世界七不思議」に見立てた犯行予告を送りつけ、次々とそれを成し遂げる謎の連続殺人鬼。捜査に乗り出した美学者探偵・オーウェン・バーンズのもとに、「私は犯人を知っている」との報せが届く。ある令嬢を巡っての恋敵であるふたりの青年が、互いを犯人だと名指ししたのだ。令嬢はパーティの席上で、彼らに言い放ったという。「わたしを愛しているなら人を殺してみせて。美しき連続殺人を」。不可能犯罪の巨匠ポール・アルテが贈る、絢爛たる「殺人芸術」!刊行を記念した芦辺拓氏によるトリビュート短編「解凍された密室」も収録。
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・ポール・アルテ五年ぶりの新作!・カバーイラストはポール・アルテ氏自身の筆によるもの。・傑作『あやかしの裏通り』に続いての、「名探偵オーウェン・バーンズ」シリーズ邦訳第二弾。1911年の冬――霧深い森にそびえる山荘「レヴン・ロッジ」。貿易会社の辣腕社長ヴィクトリアが招いたのは、いずれも一癖も二癖もある男女。ヴィクトリアの弟・ダレン、アーティストから転身した副社長アンドリュー・ヨハンソン夫妻、アンドリューの秘書のシェリル。アンドリューはシェリルとの浮気に溺れ、妻のアリスはとうにそれに気づいている。ダレンは金と女にだらしない男で、山荘で出会ったシェリルにも気がある様子・・・・・・そんな顔ぶれが揃った朝、森の中で死体が発見される。現場は完全な「雪の密室」だった。1991年の初夏――劇作家アンドレは、子供の頃に観たサスペンス映画を探していた。スランプに陥っていたアンドレは妻のセリアの助言もあって、自身の創作の原点といえるほどの影響を受けながら、タイトルすら忘れてしまったその映画にもう一度向き合おうとしたのだ。隣人の勧めで、アンドレは映画マニアの哲学者モローを訪ね、彼の精神分析を通じて少年時代に立ち返っていく・・・・・・。金の懐中時計、磔刑像、そして“存在しない戯曲"『黄衣の王』――魅惑的な小道具を通じて、80年の時を隔てた「過去」と「現在」が奇妙に呼応する、アルテ・ミステリの新境地!
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各年末ミステリランキングにランクインした傑作!・『2019本格ミステリ・ベスト10』 第2位・『このミステリーがすごい!2019年版』 第6位・「週刊文春ミステリーベスト10 2018」 第8位・カバーイラストはポール・アルテ氏自身の筆によるもの(日本語版だけ、日本の皆様だけのために)。・作品に出た怪事件のもとになったのは、アルテ氏自身の実体験。氏本人が撮った、その体験をした場所の写真をスケッチ風にした絵を本書の最後に収録。・ミステリ作家・芦辺拓氏による解説を収録。ロンドンのどこかに、霧の中から不意に現れ、そしてまた忽然と消えてしまう「あやかしの裏通り」があるという。 そこでは時空が歪み、迷い込んだ者は過去や未来の幻影を目の当たりにし、時にそのまま裏通りに呑み込まれ、行方知らずとなる――単なる噂話ではない。その晩、オーウェン・バーンズのもとに駆け込んできた旧友の外交官ラルフ・ティアニーは、まさにたった今、自分は「あやかしの裏通り」から逃げ帰ってきたと主張したのだ! しかもラルフは、そこで「奇妙な殺人」を目撃したと言い・・・・・・。謎が謎を呼ぶ怪事件に、名探偵オーウェンが挑む!
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