美しいプリンス・エドワード島で愛されて成長していく少女アン。幸福感あふれる名作の日本初の全文訳。訳文は、お茶会のラズベリー水とカシス酒、アンの民族衣裳、スコットランドから来たマシューの母など、モンゴメリの原作に忠実に、全文を、みずみずしく夢のある文章で訳した真実の物語。巻末の訳註では、作中に多数引用されるシェイクスピア劇など英文学と聖書の句、スコットランド系アンとアイルランド系ダイアナなど登場人物の民俗、19世紀カナダの衣食住、キリスト教、草花とハーブをくわしく解説。口絵には、リンド夫人が棒針で・・・
便利な購入方法
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日本初の全文訳・訳註付『赤毛のアン』シリーズ完結の第8巻!
アン48歳、第一次大戦が始まり息子3人が兵隊として欧州の戦場へ。
出征を見送り、激戦が報じられる不安な日々、赤十字の活動をして、家族の無事を祈る。
そして悲劇、感涙の復員。アンの娘リラの視点で描く戦争と銃後の暮らし、リラの成長と甘い恋。
日本初の全文訳・訳註付アン・シリーズ完結の第8巻。
地図、写真、年表入り。
●特徴1──日本初の全文訳
●特徴2──巻末訳註で、作中の約590項目を解説
●特徴3──口絵写真10点と地図2点
●特徴4──あとがき・・・・・・小説をより深く味わうために
●特徴5──付録の年表 -
日本初の全文訳・訳註付『赤毛のアン』シリーズ第7巻
アン・ブライス41歳が家族と暮らす美しい村に、新しい牧師一家がやって来た。妻を亡くした美男子の牧師と母のない子どもたち。彼らは、家なき子メアリ、ブライス家の子どもたちと「虹の谷」で幸福にすごす。中年男女の恋も芽ばえる。第一次大戦が影を落とす前の平和な時代を描いた長編小説。アン・シリーズ中の異色作。
●タイトルの「虹」
虹は、夢のように美しく楽しく、しかし永遠ではなく、いつか消えていく。本作では、プリンス・エドワード島の緑豊かな「虹の谷」ですごす子どもたちの無邪気で愉快な少年時代、少女時代と、その終わりを伝える。
●特徴1-日本初の全文訳
米国詩人ロングフェローの詩「失われし青春」の一節に始まる日本初の全文訳。モンゴメリは献辞で、彼女が暮らす村から第一次大戦の欧州戦線へおもむき、命を落とした三人の兵士に本作を捧げた。日本で初めて原書の全文を訳したカナダ文学。
●特徴2-訳註付。作中の約400項目について解説
作中に多数引用される聖書の名句とキリスト教、シェイクスピア劇や英詩などの英文学、不可思議な伝説(さまよえるユダヤ人、プレスター・ジョン、聖杯伝説)、料理、衣服、植物、歌、踊り、諺、カナダの歴史と戦争など、小説に描かれる約400項目についてわかりやすく解説。モンゴメリ文学の奥深い魅力を楽しむ。
●特徴3-口絵写真10点、地図2点
カナダ、米国、スコットランド、ドイツで訳者が撮影した本作ゆかりの写真10点(プリンス・エドワード島の虹の谷のモデル、フォー・ウィンズの内海、モンゴメリが本作を書いたオンタリオ州の牧師館、ドイツのハーメルンで「笛吹き」が歩いた通りなど)。プリンス・エドワード島北海岸とカナダ東部の地図付。
●特徴4-くわしい訳者あとがき・・・・・・小説をより深く味わうために
一、モンゴメリの十冊目の単行本『虹の谷のアン』、主人公はメレディス牧師一家
二、『虹の谷のアン』のエピグラフは、米国詩人ロングフェローの詩「失われし青春」
三、牧師館の子どもたちとメアリ・ヴァンス~名作『ストーリー・ガール』を踏襲
四、魅惑の虹の谷のモデル、魔法がかかった泉
五、中年男女二組の恋~「白魔術」の出逢い、昔の恋人との再会と愛の復活
六、「ハーメルンの笛吹き」~若者たちを戦地へ連れていく「笛吹き」、近づく戦争の影
七、第一次大戦中に執筆された『虹の谷のアン』、モンゴメリ日記より
八、アンの明るく誠実な心、アンの幸せの在りか
●美しいカバーと装丁
本作に登場するドイツの伝説「ハーメルンの笛吹き」。地模様のかえでの葉は、やがて戦地へむかうカナダの青年たち。風にゆれて死者の魂がそよぐ黄水仙、長靴下(ストッキング)。 -
日本初の全文訳・訳註付『赤毛のアン』シリーズ第6巻
アン34歳、美しい村の炉辺荘(ろへんそう)に暮らす。
三男三女のわが子に慕われる母の喜び、医師の夫ギルバートを愛し愛される妻の幸せ、平穏な日常を生きる安らぎ、子どもたちの成長と冒険
。モンゴメリの生前最後に刊行された、記念すべき愛の傑作。
●アンの幸せな生き方
「普通の日というものはないのよ。どんな日も、ほかの日にはない何かがあるんですもの」
『炉辺荘のアン』第3章
●特徴1-日本初の全文訳
モンゴメリが、少女時代の男友達ウィル・G・プリチャードに捧げた「献辞」に始まる、日本初の全文訳。
従来訳で省略・改変された部分をモンゴメリの原書通りに翻訳。
●特徴2-巻末訳註で、約530項目について解説
作中に引用されるシェイクスピア劇、ミルトン、テニスン、キプリングなどの英文学、マザーグース、聖書の名句、移民国家カナダにおける登場人物の民族、ケルト、人名の意味、家政婦スーザンが作る料理と菓子、手芸、草花、動物、妖精、衣服、諺、音楽、カナダの地理と歴史、船舶、キリスト教など、本文中の約530項目について解説。
この長編小説の豊かな世界が存分に楽しめる。
●特徴3-口絵写真11点と地図2点
カナダと英国で訳者が撮影した本作ゆかりの写真11点を掲載。
炉辺荘のモデルの屋敷の外観と内部。アンとギルバートが旅すると書かれているスコットランドの丘とメルローズの修道院跡、イングランドのアヴォン川、シェイクスピアが眠るアヴォン河畔の教会、モンゴメリが本作を書いたオンタリオ州の家。
プリンス・エドワード島北海岸とカナダ東部の地図2点。
●特徴4-あとがき・・・・・・小説をより深く味わうために
一、モンゴメリの生前最後に刊行された本、アンが主人公のシリーズ最後の巻
二、小説の舞台・・・・・・グレン・セント・メアリ村、炉辺荘
三、登場人物・・・・・・六人の子どもたち、家政婦スーザン、クリスティーン・スチュアート
四、全四十一章の構成
五、本作第33章~ピーター・カークの葬儀、類似する別の短編小説「報復」
六、家庭生活の喜び~菓子と料理、手芸と庭作り、動物たち
七、キリスト教の教えを伝える母アンの人生は「生きている使徒書簡」を書くこと
八、本作を捧げた男性ウィルはギルバートのモデル
九、本作執筆時の六十代半ばのモンゴメリ
十、アンの生涯、「人生のささやかにして甘美なものはすべて、その道に撒かれている」 -
日本初の全文訳・訳註付『赤毛のアン』シリーズ第5巻
アン25歳、グリーン・ゲイブルズの果樹園で、ギルバートと結婚。
フォー・ウィンズ(Four Winds)の海辺で、夢の家に暮らす。
運命に翻弄される美女レスリー、昔の恋人を想い続けるジム船長、男嫌いのミス・コーネリアと心を通わせ、迷える人々を照らす灯台となる。そして母になるアンの喜びと哀しみ、永遠の別れ・・・・・・。人を愛する心の尊さを描く大人の傑作小説。
・特徴1)日本初の全文訳
英国詩人ブルックの詩「旅人の歌」に始まる初の全文訳。
従来訳で省略、改変された文章を、モンゴメリの原書通りに翻訳。
・特徴2)訳註
小説に描かれる397項目について訳者が解説する注釈付。作中に引用される英米文学と聖書、登場人物の民族、宗教、地理、歴史、政治、衣服、手芸、料理、園芸、諺、当時の風習、方言。
・特徴3)写真と地図
小説の舞台フォー・ウィンズの内海、ジム船長の灯台のモデル、モンゴメリが本作を書いた部屋など、訳者がカナダで撮影した作品ゆかりの写真12点を収載。
フォー・ウィンズ周辺とカナダ東部の地図2点も掲載。
・特徴4)あとがき・・・・・・小説をより深く、楽しく読むために
一、モンゴメリの初期から中期の作品
二、小説の舞台フォー・ウィンズFour Winds
三、海辺の物語
四、登場人物は大人・・・・・・ジム船長、ミス・コーネリア、レスリー・ムーア、スーザン
五、構成、シェイクスピア劇の影響、五つの物語の同時進行、詩的な散文
六、モンゴメリの怪奇趣味
七、本作のキリスト教~長老派とメソジスト、天地創造と進化論、信仰復興運動
八、スコットランド系・アイルランド系・ウェールズ系のケルト、野蛮なゲルマン人
九、カナダ二大政党(保守党と自由党)の対立、総選挙で十八年ぶりに自由党が勝利
十、執筆時のモンゴメリの日記、四十代の牧師夫人、出産と死産、第一次大戦の後方支援
十一、夢の家は「災いある世界」を照らし、人々を導く灯台
・アンとギルバートの結婚式
「陽のあたる古い果樹園で、アンとギルバートは、昔なじみの友の愛のこもった優しい顔にかこまれて結婚した。アラン牧師が式をとりおこなった。ジョー牧師は、のちにリンド夫人が力説した言葉によると、今まで聴いたなかで「もっとも美しい婚礼の祈り」を捧げた。九月に鳥はあまり鳴かないものだが、ギルバートとアンが永遠の誓いをくりかえす間、一羽の小鳥がどこかの見えない枝から美しく歌った。アンはそれを聞いて、胸がときめいた。」
『アンの夢の家』第4章「グリーン・ゲイブルズ初の花嫁」 -
●日本初の全文訳・訳註付『赤毛のアン』シリーズ第4巻
アン22歳、プリンス・エドワード島の港町で学校長となり、風柳荘(ウィンディ・ウィローズWindy Willows)に下宿する。
アンに敵対する町の有力者プリングル一族、冷淡な副校長キャサリン、隣家の孤独な少女「小さなエリザベス」に心痛めるも、アンの明るさと誠実さ、グリーン・ゲイブルズのうるわしさと住む人々の慈愛が、幸せな明日へ導く。
アンから、婚約者ギルバートへの恋文で綴る、幸せな3年間の小説。
●アンの幸せな生き方
「あなたは、美しいものとロマンスから出来ている小さな魔法の国に住んでいるみたいだもの。『今日の私は、どんな喜ばしい発見をするのかしら』・・・・・・これがあなたの生きる態度よ、アン」
『風柳荘のアン』二年目第5章
●特徴1)日本初の全文訳
モンゴメリが愛読者に捧げた「献辞」に始まる、日本初の全文訳。
従来訳で省略・改変された部分を、モンゴメリの原書通りに翻訳。
●特徴2)巻末訳註で380項目について解説
ギルバートへの手紙にアンが書いている19世紀のファンタジー小説『北風のうしろの国』(ジョージ・マクドナルド著。C・S・ルイス著「ナルニア国物語」の結末に大きな影響を与えた)と本作との関連について解説。また作中に登場するシェイクスピア劇、テニスン、キーツ、ポー、ロングフェローなどの英米詩、聖書の句、移民国家カナダにおける登場人物の民族、人名の意味、19世紀カナダの料理と菓子、手芸、草花、服地、風習、プリンス・エドワード島の地理、カナダの歴史、キリスト教、ケルト族とアーサー王伝説など、全章から380項目について、75頁にわたる訳註で、わかりやすく解説。当時のカナダの暮らしとモンゴメリの知的な仕掛けがわかり、本作の奥深い魅力が楽しめる。
●特徴3)口絵写真12点と地図2点
小説の舞台プリンス・エドワード島サマーサイドで、訳者が撮影した本作ゆかりの写真を12点掲載。アンが下宿する「塔のある家」の一例、サマーサイドの大通りと港、プリングル一族の邸宅を思わせる豪邸など。また雪景色のグリーン・ゲイブルズ、モンゴメリが1935年に本作を書き始めたオンタリオ州ノーヴァルの牧師館など。カナダ東海岸と島の地図も収載。
●特徴4)あとがき・・・・・・小説をより深く、楽しく読むために・・・・・・
一、『風柳荘(ウィンディ・ウィローズ)のアン』と『北風のうしろの国』
二、アンの下宿の屋号「風柳荘」
三、小説の舞台サマーサイドとモンゴメリ
四、アンが暮らす塔のある家「アン女王復活様式」
五、本作の構成--アンの物語に織りこまれるスピンオフの短編小説
六、三つの文体からなる小説
七、スコットランド系カナダ人の小説
八、風柳荘と風ポプラ荘
九、アン・シリーズが書かれた順番
十、本作執筆前後のモンゴメリと日記
十一、アンの誠実さとグリーン・ゲイブルズの魔法で生まれ変わる人々
日本初の全文訳・巻末訳註付『赤毛のアン』シリーズ、待望の第4巻! -
日本初の「全文訳」、英米文学や聖書からの引用を詳細に解説する訳注を収録する決定版「赤毛のアン」シリーズ、第3巻。
プリンスエドワード島を離れ、ギルバートとともにカナダ本土の大学に進んだアン。美しい自然のなかでの生活から一転、都会での暮らしにとまどいつつも、この町で新たな友を得、勉学にはげむ。何人もの青年に求婚されるなか、少しずつ大人の女性へと成長してゆくアンの18歳からの4年間を描きだす。 -
日本初の全文訳・訳註付『赤毛のアン』シリーズ第2巻。
アン16歳、美しいプリンス・エドワード島で教師になる。
ギルバートとアヴォンリー村の改善協会を作り、マリラが引きとった双子をグリーン・ゲイブルズで育て、夢にむかって誠実に生きる。
新しい友ミス・ラヴェンダーの恋と結婚、「腹心の友」ダイアナの婚約、アンの新たな旅立ち・・・・・・。
幸せな生き方をさわやかに描く、青春と希望の第2巻!
アンが語る幸せな生き方
「一番幸せで心楽しい暮らしとは、華やかなこと、驚くようなこと、胸ときめくようなことが起きる日々ではなく、さりげない小さな喜びをもたらす一日が、今日、明日としずかに続いていくことなのね、まるで小さな真珠が、一つ、また一つと、糸からすべり出て行くように」
本書第19章より。
特徴1 日本初の全文訳
米国詩人ホィティアーの詩「丘のふところにて」に始まり、米国詩人ロングフェローが過ぎ去りし青春を追想する一節「遠い遠い想い」をアンが語る章に終わる、日本初の全文訳。
大人の心豊かな読書にいざなう文学の全容。
特徴2 巻末訳註付
作中に引用されるシェイクスピア劇と英米詩の古典、聖書の名句、主にスコットランド系カナダ人からなる登場人物の民俗、19世紀カナダの料理・菓子・手芸、暮らし、草花、プリンス・エドワード島の歴史、地理、社会、キリスト教、ケルトとアーサー王伝説など、全30章から257項目について、巻末訳註でくわしく解説。
特徴3 口絵写真と地図
プリンス・エドワード島で撮影した本作ゆかりの写真9点。カナダ東海岸と島の地図。
特徴4 あとがき
本作『アンの青春』を執筆中のモンゴメリ33歳の日記、作品の鑑賞、原題の意味などを紹介する訳者あとがき。
松本訳の旧訳の訳文と訳註を改訂した新訳! すがすがしい青春、2年間の物語。 -
美しいプリンス・エドワード島で愛されて成長していく少女アン。幸福感あふれる名作の日本初の全文訳。
訳文は、お茶会のラズベリー水とカシス酒、アンの民族衣裳、スコットランドから来たマシューの母など、モンゴメリの原作に忠実に、全文を、みずみずしく夢のある文章で訳した真実の物語。
巻末の訳註では、作中に多数引用されるシェイクスピア劇など英文学と聖書の句、スコットランド系アンとアイルランド系ダイアナなど登場人物の民俗、19世紀カナダの衣食住、キリスト教、草花とハーブをくわしく解説。
口絵には、リンド夫人が棒針で編むキルト、アンとマシューが初めて出逢う駅のモデル、マシューが愛するスコットランドの薔薇など、物語に描かれる品々や場所の写真を11点掲載。
松本訳の旧訳『赤毛のアン』の訳文と訳註を、全面的に改稿した新訳!
児童書でも、少女小説でもない、大人の心豊かな文学『赤毛のアン』。
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