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関ケ原の戦から一年、日ノ本は泰平の世になりつつあった。これまで数々のいくさ場に漢花を咲かせてきた前田慶次が、そんな世で大人しくしているはずもなく、戦国の風を求め、鎮西(九州)へと旅立つのであった――。生粋のいくさ人が魅せる、最後の大傾奇!前田慶次の“戦国武将”を巡る旅、開幕!!
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いくさ無き世でいくさの風求め、かぶき者・前田慶次が向かったのは、鎮西(九州)肥後。そこは武将・加藤清正を始め、戦国を生きた強者達が集う地であった。肥後の空気を満喫する慶次だったが、そんな中、奇妙な剣を使う南蛮人が、肥後の民と諍いを起こしたとの情報が。公正な裁きをもたらすため、慶次が提案したのは、南蛮人と日ノ本の代表者による「御前試合」で―――!? 慶次の周囲に大きな「いくさ」の気配が立ち込める!
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御前仕合は立花宗茂の圧勝で幕を閉じる。しかし一方で、キリシタンの更なる陰謀が動き始めていた。噂を聞きつけた慶次は、新たな仲間を加え、渦中である地・天草に向かう。そこで出逢うのは、無類の剣豪 "佐々木小次郎" をはじめとするキリシタン剣豪で!?事態は、九州全土を巻き込んだ "いくさ" へ。
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慶次達の前に立ちはだかる佐々木小次郎は、兵法者として挑んだ兵庫助を圧倒する。とどめを刺されるかという窮地を救ったのは、兵庫助の付き人である左兵衛だった。咆哮一つで敵を圧倒する左兵衛に、慶次はかつて関ケ原を戦った強者の名を口にするーー。
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遂に始まるキリシタンとの決闘。しかし、敵は五百の大軍を連れ、戦争を仕掛けてきた。孤島へと追い込まれた慶次たち。不敵に笑うかぶき者が、劣勢を覆す奇策を打ち出す!!関ケ原以来の「いくさ」が描かれる第5巻!!
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キリシタンとの大いくさ、遂に決着ーー。キリシタンの大軍を退け遂にガルシアを追い詰めるも、ガルシアの纏う頑強な鎧と怪力の前に磨き上げた技が通じず為すすべがない兵法者たち。そこに、地面を揺るがすほどの慶次の咆哮が轟き、雷轟電撃の一太刀が繰り出される・・・。
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新章、開幕!様々な強者に出会った肥後熊本を出立し、慶次が次に向かうは戦乱の遺恨が未だ残る薩摩。慶次は関ケ原にて家康の肝を冷やした男、【鬼島津】こと島津義弘に出会うため、まずは密貿易の拠点「坊津」へと進路を取る。そこで慶次は、示現流を扱う女剣士と出会う。
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戦乱の遺恨が未だ残る薩摩にて、慶次は関ケ原で家康の肝を冷やした男、【鬼島津】こと島津義弘に出会うため、義弘が家臣・中馬大蔵に案内され帖佐へと向かう。帖佐へ降り立ってそうそう、御家流剣法指南役・東新之丞に夕月が因縁をつけられる・・・。
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徳川VS島津、勃発。ついに義弘と出会いを果たし、共に語り合った慶次。しかし、その裏では薩摩を狙っている家康の陰謀が蠢き始めていた。それをいち早く察知した示現流の使い手、東郷重位は、弟子の夕月と共に徳川の船へと乗り込むが・・・。
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福岡篇、開幕!!島津義弘と語りあった薩摩を立ち、慶次が次に向かったのは「黒田八虎」が一人・後藤又兵衛がいる筑前!しかしそこに、かつてキリシタンの金を賭けて対峙した黒田如水が現れ・・・。福岡・筑前に、新たないくさの風が吹きすさぶ!!
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黒田如水の実子で関ケ原東軍勝利の立役者・黒田長政。しかし、その名声とは真逆で、裏では悪虐を尽くしていた。城井城の城主・城井鎮房もまた、長政の卑劣な騙し討ちで、一族郎党を皆殺しにされていたのだ。長政の非道の数々を耳にした慶次は、長政家臣の後藤又兵衛らと共に、きつい仕置きを下す!!
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黒田長政への天誅を終え、次に慶次が向かったのは豊前!慶次の目的は、今はなき絶世の美女・細川ガラシャに出会うことだという・・・。しかし、豊前にはガラシャの夫であり“天下一の短気者”と称される細川忠興が治めていた・・・。
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