ライトノベル
カウス=ルー大陸史・空の牙
シリーズ内の平均評価:
(2)
完結
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ザクーシャにさせないために透緒呼を刺し、自らもザカードに体を貫かれた九鷹。しかし二人は絶命することはなかった。「どうして私を殺したの?」と九鷹に問い掛ける透緒呼。ザカードのもとに戻った透緒呼は、九鷹の背中を這いずる黒い蛇の存在を知らされる。ザカードは九鷹の体を器として、カウス=ルーに進攻しようとしていた。『カウス=ルー大陸史・空の牙』完結編! ※あとがきは収録されていません。
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真梛が蒼主、亜羅写と朝食を取っている場所に、血まみれの矢禅が転がり込んできた。ザカードの虜となった透緒呼に刺された矢禅は蒼主に「透緒呼はあなたに牙を剥きます」と告げるのだった。一方≪邪殺眼≫で矢禅の腕を傷つけたことに苦しむ亜羅写は、獅伊菜から渡された薬を使った。ひどい目脂に塞がれて次第に視力を失っていく亜羅写を見て、真梛は獅伊菜の薬に疑念を抱き始めるが・・・・・・。※あとがきは収録されていません。
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ザカードの城に連れていかれた透緒呼は、吹きこまれたジアフの<息>によって人への憎しみと殺戮への衝動を募らせていった。「そなたはわたしのものになる。身も、こころも・・・・・・」そう透緒呼に告げるザカード。ジアフの<息>は、九鷹の体にも注ぎ込まれていた。黒い蛇と化した<息>は憎むたび、怒るたびに急速に九鷹を蝕んでいく。ザカードは九鷹を次の器にしようとしているのだ。※あとがきは収録されていません。
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清和月が雪化粧した昼、仮後宮の透緒呼の部屋を亜羅写が訪ねた。「――オレに、武術を教えてくれないか」エセラを失ってしまえば自分は<空牙衆>であることさえできなくなる。亜羅写は九鷹と自分を較べて、あせりと不安が募っているのだ。すぐさま亜羅写と剣の稽古を始めた透緒呼だったが、立ち合った矢禅は透緒呼のなかに不穏な気配があることに気づくのだった。※あとがきは収録されていません。
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「わたしの正妃になってくれますね、紫万」獅伊菜が、紫万に告げた。紫万は、自分が彩女大公家最後の王妃になる時が来たことを知るのだった。一方、透緒呼の寝室に忍び込んだ九鷹は、眠っている透緒呼の様子がおかしいのに気づく。透緒呼を気づかいながら九鷹が彩女城に移動しようとした時、突然次元が歪み、力が九鷹を襲った。空間転移を行う牙剣山脈の<大扉>が大爆発を起こしたのだ! ※あとがきは収録されていません。
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透緒呼と九鷹が獅伊菜の城の地下牢に放り込まれて幾日かが経っていた。「清和月に戻れ」と説得する九鷹だが、透緒呼は帰還を拒否していた。もう戻りようのないところまで来ている獅伊菜を放っておけないのだ。地下牢におりてきた破斬公子・骸の傍若無人な振る舞いに、透緒呼の怒りが爆発する。その時、骸の手の一振りで、透緒呼を切り裂こうとする風が、鎌のように曲がって叩きつけてきた! ※あとがきは収録されていません。
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<風来視>によって透緒呼、真梛の帰還が近いことを知った界座公子・晶雲。姉たちを利用しようとする父・皐闍の思惑に気づいた晶雲は、自ら絶縁を宣言するのだった。一方、唐木に現れた<空牙衆>は透緒呼と真梛に出ていた帰還命令によって、界座へと向かった。そこで透緒呼たちが聞かされたのは、「わたしは界座の大公位から退く。後を継ぐのは、おまえだ――透緒呼」という皐闍の言葉だった。※あとがきは収録されていません。
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オンディーセン――セラ=ニアを司どる太陽の女神。その命の刻限は確実に迫っていた。それまでに女神との約束を果たさなければ、九鷹の瞳は永遠に闇に閉ざされてしまう。だが、九鷹が討つべき<陽使>側の陣営では、四狼に倒されたはずのハーラが異様な復活を遂げ、ザカードもふたたび透緒呼への魔手を伸ばそうとしていた。そして追い詰められた九鷹と透緒呼には、さらなる罠がしかけられ・・・。※あとがきは収録されていません。
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フォリールを利用してついにハーラを暗殺した四狼。目的を達した放心状態からか、酒びたりの日々を送る四狼を横目に、透緒呼はなんとか姉の真梛を見つけ異次元を脱出、カジスの村に帰りつく。だが、真梛の記憶は戻らない上、奇妙な発火現象が村を襲い、決戦への緊張は高まってゆく。一方、カウス=ルーでは、蒼主の諫言さえ無視してますます暴君と化してゆく獅伊菜に対し、暴動が発生し・・・。※あとがきは収録されていません。
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自らの意思に反して彩女大公の座についた獅伊菜。だが、昔からの重臣をささいな失敗で投獄したり、素性の知れぬ娘をいきなり妻に迎えると宣言するなど、その言動は次第に常軌を逸していく。不穏な気配を感じた蒼主は獅伊菜を諫めに向かい、矢禅もまた姿を現した。一方、セラ=ニアでは、透緒呼と九鷹が合流を果たし、互いのこれまでの誤解をときほぐしたものの、再び四狼の執拗な攻撃が・・・。※あとがきは収録されていません。
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太陽神の力により視力を回復したものの、透緒呼の姿だけが目に映らなくなった九鷹。だが、事情を知らない透緒呼は、九鷹の態度の不自然さに戸惑いを募らせてゆく。そんな折、透緒呼たちの滞在する村に、真梛の姿をした陽使が現れ、続けて村が襲撃された。はたして真梛は無事なのか? 透緒呼たちはセラ=ニアを脱出することができるのか? そして不気味な企みをすすめる四狼の真の目的は? ※あとがきは収録されていません。
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行方不明となった矢禅の代わりに官僚となった獅伊菜の下に、彩女から急便が来た。彩女大公・貴里我が暗殺され、直系の孫である獅伊菜がその後継者となることが決まったというのだ。一方、シャーンの王城の地下室では長い間眠りについていた少女・フォリールを一人の少年が目覚めさせ、女王ハーラのために戦え、と命じた。果たしてこの少年は何者か? そして、透緒呼と九鷹の運命は・・・・・・!? ※あとがきは収録されていません。
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