便利な購入方法
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吉原で紀伊國屋文左衛門が毒を盛られ危うく死にかけるが、其角の機転で事なきを得る。寛永寺の根本中堂建立をめぐって、強引な商売をした文左衛門は、方々で恨みを買っていた。背後では、材木屋の豪商・奈良屋茂左衛門が暗躍しているとにらんだ其角は、探りを入れ始める。一方、徳川光圀の法要で江戸に来ていた近松門左衛門や坂田藤十郎らは、なぜか浅野家の家臣を紹介してくれと其角に頼み込んでくる・・・・・・。シリーズ第四弾!
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松の廊下の刃傷沙汰を題材に山村座が真っ先に芝居を掛ける。しかし、千秋楽まであと少しのところで幕府から上演を止めさせられ、作者の伊勢貞九郎は、日本橋川で土左衛門となって発見される。奉行所は上演取り止めを苦にした自殺とするが、貞九郎と面識のあった宝井其角はどうも納得がいかない・・・・・・。俳諧師・其角の視点から描く忠臣蔵異聞第三弾。
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吉原の帰り、死体とおぼしきものを載せた大八車と偶然すれ違った宝井其角。付き添っていた浪人がいきなり斬りかかり、其角をかばったなじみの駕籠かきが殺されてしまう。弔いのために、其角は下手人捜しを始めるが・・・・・・。同じころ、浅野内匠頭による松の大廊下刃傷沙汰で現場にいた茶坊主が行方知れずに・・・・・・。俳諧師・其角の視点から忠臣蔵の闇と元禄を描く。
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芭蕉亡き後、榎本其角は江戸で俳諧の第一人者であった。赤穂浅野家に仕える大高源吾が、絵師を紹介して欲しいと其角を訪ねてきた。浅野内匠頭が、朝廷からの勅使を饗応する役を仰せつかったが、その金嵩を抑えるため、襖絵の費えを百両に押さえたいと言うのだ。其角の仲介で、源吾は、狩野玉燕に襖絵を仕上げてもらったのだが・・・・・・。俳人其角が見た忠臣蔵を描く。
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