月刊「星ナビ」2024年6月号は、1枚で“全てをとらえる”魚眼レンズ特集と、人工天体“狂”拡大シリーズ第3弾です。特別付録の「天体画像処理」も6冊目。4月8日の北米皆既日食レポートや、大河ドラマで話題の平安文学にみる星空など、星も月も太陽も、最新も昔も・・・1冊で“全てをとらえる”星空ナビゲーションです。「1テーマ5分でわかる! 天体画像処理」第6弾。今回は「活用編」として皆既日食や月面、星景写真などのレタッチ手順をまとめました。広大な星空を1枚の画像に収めるだけでなく、自分のまわりの全てを視覚・・・
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5月の夜半過ぎになると、さそり座~いて座を中心にした夏の天の川が昇ってきますが、そのさそり座には、大きく輪を広げた土星が輝いています。また、西側のてんびん座には明るく目立つ木星が、天の川を挟んで反対にある東側のやぎ座にはオレンジ色の火星が輝いています。火星は、今年7月31日の地球大接近をひかえ、5月から6月にかけて、だんだん大きく、明るく見えるようになってきます。特集の「真夜中の3惑星」では、この3惑星の動きを望遠鏡や双眼鏡で観察したり、写真に撮って楽しむ方法を紹介します。「CMOSカメラで惑星を撮る」では、惑星を動画で撮影して画像処理で仕上げる最新撮影方法を3回シリーズで解説します。初回は惑星撮影に最適な望遠鏡やカメラの選び方、用意すべきアクセサリーなどを紹介します。マニアックな天体写真撮影法を紹介するコーナー「Deepな天体写真」。「分子雲を撮る」の最終回は分子雲の画像処理についてのノウハウを解説します。連載の「エーゲ海の風」の2回目は、メソポタミアからギリシャに伝えられ、姿・形が変わっていった星座たちを取り上げます。ニュースやトピックでは以下のテーマを取り上げています。・クラウドファンディングで火星に臨む 平塚市博物館で新しい望遠鏡導入へ・メガスターNeo×ステラドームプロで、金沢市「銀河の里」キゴ山がリニューアル・日本で初開催のCAP2018福岡 世界とつながる天文コミュニケーション
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4月から5月は季節の上では春ですが、夜半過ぎになると東の空から「夏の天の川」が昇ってきます。南東方向から昇ってくるさそり座~いて座から、東方向に横たわるわし座~はくちょう座あたりまでの天の川が斜めに立ち上がってくるようすは、天文ファンが初夏を感じる風物詩となっています。超広角レンズや対角魚眼レンズで「天の川」を地上景色とともに広く配置する方法や、準広角レンズや標準レンスでさそり座や南斗六星などの特徴的な星の並びを切り取る方法まで、さまざまな捉え方があります。記事では具体的な構図のバリエーションを示しながら、天の川を写真に撮るノウハウを解説します。マニアックな天体写真撮影法を紹介する「Deepな天体写真」コーナー、「分子雲」の3回目は多数枚コンポジットの効果と、フラット補正の重要さを作例を示しながら解説します。十分な量のコンポジットと、実際の撮影空域を使って得た「スカイフラット」を適用すればごく淡い分子雲を描出するのは難しくありません。新連載の「エーゲ海の風-星座神話の向こうに広がる古代ギリシアの天文学-」は、星座にまつわるギリシア神話を通して、古代ギリシアとその周辺の文化史や天文学の発展を解き起こすものです。単なる星の神話ではなく、神話や伝承に散りばめられた古代の歴史や生活様式を紐解きます。ニュースやトピックでは以下のテーマを取り上げています。・追悼ホーキング博士 物理学界に残された偉大な「特異点」の足跡を振り返る・大学生がサポート 障がい児と乳幼児のプラネタリウム・CP+で発表された新製品/カメラメーカー各社のブースが星景写真に注目・TAO望遠鏡の鏡を蒸着する
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全天に星座は88個ありますが、写真に写して映える星座はそう多くありません。「星座写真を撮る」特集では、星がにじむフィルターを使って星を強調する方法や、3月号で紹介したコンパクト赤道儀で星座写真を撮るノウハウを解説します。天文シミュレーションソフトを使った構図検討方法も紹介します。綴じ込み付録「星座写真定番構図集 春/夏編」では、季節の移り変わりと星空の動きを全天星図で示し、星座をバランスよく撮るための構図を星座写真の作例入りです。紹介する星座は、星占いでおなじみの、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座に、「夏の大三角」を作るわし座、こと座、はくちょう座、北斗七星が目印のおおぐま座、尻尾の先に北極星が輝くこぐま座、などです。マニアックな天体写真撮影法を紹介する「Deepな天体写真」コーナー、「分子雲」の2回目は撮影の実際と画像処理の下処理方法を解説します。難しいと思われる分子雲撮影も基本をしっかり押さえて撮影すれば、確実に分子雲を描出することができます。「チャレンジ星景写真」では、スキーと星空という異色の組み合わせを紹介します。夜の雪山を滑るスキーヤーをストロボの閃光で写し、追尾撮影の星空と同時に表現しています。ニュースやトピックでは以下のテーマを取り上げています。・岐阜県で新発見 栗畑に落ちていた「ながら隕石」・史上最高の精度 天の川の電波地図・エレベーターで宇宙へ!? 東京タワーでVR体験・追悼 初代国立天文台長 古在由秀さん・6.5mTAO望遠鏡 初お目見え
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カメラバッグに入れて持ち運べるほど軽量でコンパクトな赤道儀、略して「コン赤」で星空を撮る人が増えています。ベテランのサブ機として使えるロングセラーのスタンダード機からビギナーの入門機まで、その特徴や使いこなし方を紹介します。メインで紹介するのは、サイトロンジャパンの「NEWナノ・トラッカー」、スリックの「ECH-630」、ビクセンの「星空雲台ポラリエ」、ケンコー・トキナーの「スカイメモT」の4機種です。独・マックス・プランク研究所所長の小松英一郎さんによる「宇宙の地平線の向こうに ~HORIZONを越えて~」は、今回が3回シリーズの最終回です。宇宙背景放射の温度のムラは何によって引き起こされたのかに迫ります。マニアックな天体写真テクニックを解説する「Deepな天体写真」コーナーは、今回から3回シリーズで「分子雲」を捉える方法を取り上げます。分子雲は低温のガスや塵からなり、近くの星の光を受けて漆黒の宇宙に浮かび上がっています。暗くて淡いものが多く、その姿を捉えるには何枚もの画像を重ね、ていねいな画像処理が必要です。ニュースやトピックでは以下のテーマを取り上げています。・お寺で星を見せる「プラネターリアム銀河座」が4Kプロジェクタでリニューアル・研究者とアマチュアがネットでつながる「クラウド天文学」が解き明かした「タビーの星」の正体・星の召すまま/今年で9回目「星空案内人の集い」・天文台マダムがゆく/星空スイッチONで満天の露天風呂・星のウィンクにチャレンジ! 小惑星による恒星食・黎明の空に輝いたイプシロン3号機のロケット雲
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1月31日夜8時48分から日付が変わった2月1日深夜0時12分にかけて「皆既月食」が起こります。月が欠け始めてから、地球の影に入って赤銅色になる皆既月食を挟んで、元の満月に戻るまでの全過程を日本全国で見ることができます。特集記事では、皆既月食の観測と写真撮影の方法を解説します。表紙は、「富士山にかかるふたご座流星群の大火球」です。12月13日から15日にかけて極大となった「ふたご座流星群」は、関東地方や中部・東海の広い範囲でマイナス8等級の大火球が目撃されるなど大きな話題となりました。各地で撮影された写真と流星出現のようすを速報します。独・マックス・プランク研究所所長の小松英一郎さんによる連載記事、「宇宙の地平線の向こうに ~HORIZONを越えて~」の2回目のテーマは、「偏りから生まれた私たち」です。宇宙が生まれた時に生じたほんの少しの密度の偏りがだんだん大きくなり、やがて星や銀河が生まれ、現在私たちが住む宇宙の姿へと変わってきました。連載記事「星の都の物語」17回目は「南インド」に向かいます。インドでは、さまざまな古代の文献が椰子の葉に刻まれて残されています。天文学の成果を伝える教科書の「写本」も残っていて、インドの天文学史を研究する上で、重要な記録となっています。ニュースやトピックでは以下のテーマを取り上げています。・観測史上初の恒星間天体「オウムアムア」・深さ300kmにも達する木星の大赤斑・雪原ざくざく かんじきナイトウォーク・環境省が推進「ほしぞら診断」再び
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特集の「星のゆく年くる年」で、2017年の天文現象やトピックを振り返り、次の2018年にどんな天文現象が起こるかをまとめます。2017年はアメリカ横断皆既日食や、重力波による中性子性の合体の検出などが話題になりました。来る2018年は、火星大接近や2回の皆既月食があります。2018年の年末には、肉眼でも見えるほど明るくなると期待されているウィルタネン彗星が地球に接近します。3回シリーズ「宇宙の地平線の向こうに」は、マックスプランク研究所長の小松英一郎さんが、宇宙の始まりについて自身の宇宙観を交えてわかりやすく語ります。紙本の特別付録「星空ハンドブック2018」は、電子版でも巻末に収録しています。「星空ハンドブック2018」は、2018年の12か月分の星図や天文現象カレンダー、惑星の動きや天体出没表など、1年間の星空をまとめて見ることができます。※本文中に掲載されている情報、価格は、2017年12月現在のものです。※掲載されているキャンペーン、商品の予約受付、イベントなどは終了している場合がございます。※内容につきましては、変更される可能性があります。
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