ライトノベル
赤の神紋
シリーズ内の平均評価:
(83)
赤の神紋
桑原水菜
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『赤の神紋』の再演を宣言し、オーギュスト候補にケイの名を出した榛原憂月。ケイがそのことを知ったのは、すべてが動き出した後だった・・・・・・! 響生は榛原の話を断らせようとするが、そこに渡辺奎吾が現れる。ケイのデビュー会見と、プロダクションの決定を伝えるために。目まぐるしい状況の変化に、混乱し、反発を覚えるケイ。しかし、渡辺の一言で、榛原に会うことを決め、成田へと急ぐ!
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ついに『鳩の翼』の公演で、ケイの演じるハミルを榛原憂月に目撃されてしまった響生。彼は苦悩の末、己の禁忌を犯し、榛原に接触する。ケイのハミルをどう思ったのか、それを確かめるためだけに・・・・・・。一方、夢にまで見た榛原に、ハミルを観られていたことを知ったケイは、興奮と不安とで押し潰されそうな日々を過ごしていた。そんな時“渡辺奎吾”の名で、一通の手紙がケイのもとへ届く。
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宿敵とも言える天才演劇家・榛原憂月(はいばらゆうげつ)の芝居の舞台に立たせないために、自室にケイを監禁し、最後の最後に彼を解放した響生(ひびき)。ケイは捨て身の演技で賞を受賞する。ケイを榛原から遠ざけつつ、響生は彼を自分の“魂の体現者(アンゲロス)”にすることを願う。だが、受賞を機に演劇界の注目を引き始めたケイのもとに、大きな一歩となり得る誘いが舞い込んだ。それは、有名演出家による準主役の話だったが・・・。
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新進作家の響生(ひびき)は、先行する天才戯曲家、榛原(はいばら)の作風の呪縛から逃れようと足掻いていたある日、路上で歌うひとりの青年の声に惹かれ立ち止まった。戯れに手元の榛原の戯曲の一節を演じさせて、響生は衝撃を受ける。独特の眼差しを持つその若者のなかに、魔的なまでの役者の才能を感じ取ったからだ。それから2年、響生は東京の小劇場の舞台の上に、再び「彼」を見いだすが・・・・・・。
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