ある日うっかりPTA
杉江松恋(著者)
/角川書店単行本
作品情報
金髪、ヒゲ、サングラスのフリーライターがひょんなことから、息子が通う公立小学校のPTA会長に就任!自分には無関係な存在として大した関わりも持ってこなかったPTA。三年の任期を経て今、感じることとは――。PTA会長になるのは簡単だ。(中略)なぜならば公立小学校の場合、自分からPTA会長をやりますなんて言い出す人間はほぼ皆無だからである。PTA会長に大事な資質。それは、おっちょこちょいであることだ。はい、おっちょこちょいです。私、自分でもおっちょこちょいだと思います。そうじゃなかったら、PTA会長になんてなるわけがないじゃないですか――。(本文より)【目次】(一)PTAなんて別世界の出来事と思ってた(二)俺の金髪に触るなよ(三)教育者なんてガラじゃない(四)みんなでチームになりましょう(五)がんばらない、をがんばろう(六)うちのPTAだけ変じゃないですか?(七)みなさんの力を借りたいんです(八)未来の行事より今が大事さ(九)PTA、辞めちゃだめなんですか?(十)PTAはちゃんと卒業すべきものだ「PTAの常識」は日本の常識じゃなかった!――白河桃子氏(ジャーナリスト)おかしなことは、変えられる。いらないものは、やめられる。変人PTA会長が、小さな革命を起こした!――荻上チキ氏(評論家)
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- ある日うっかりPTA
- 著者
- 杉江松恋
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 角川書店単行本
- 書籍発売日
- 2017.04.28
- Reader Store発売日
- 2017.04.28
- ファイルサイズ
- 1.1MB
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.9 (27件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
他人事ではないのだ。
レビューの続きを読む
ひたひたと忍び寄る不安。
できるだけ逃げの姿勢は取りたくないのだが、それだけはご勘弁なのがPTA会長。
そんな立場をひょんなことから3年間も務めたという、書評七福神の一人、杉江さん。
行きつけの図書館の特設コーナーに置かれていたのを目にし、自分の昨今のすう勢と、あの「杉江さん」という興味のベクトルが重なり、普段はあまり読まないようなルポ風のエッセイを読んでみた。
少しずつシステムが違うような面もありつつ、恐ろしいほどに聞いたことのある、そして出くわしたことのあるPTAあるある。
驚いたのは杉江さんの風体と、どちらかと言うとやんちゃな物言い(でもきちんと筋は通っている。ときどきそれは穿ち過ぎではと思うこともないではないが)。
これまで読んだミステリ評論では、こんなお人だとは想像してもいなかった。
そんな杉江さんの人柄が滲み出るような体験記。
様々な難局に対して他のママ。パパ達とコミュニケーションを取り、独自の対策を打ち出し、改革しつつPTA活動に身を捧げた記録。
いやー、やっぱできんと思った。
自分は上の娘が小学校に入学して以来、PTA活動の中で力仕事が必要となる場面で支援をする、いわゆるおやじの会に在籍している。
娘が6年のときに下の息子が入学して今2年生なので、かれこれ7年目だ。
公立の学校なので、先生の入れ替わりもなかなか激しく、校長先生もすでに3人目。
正直、資源回収や運動会などの恒例行事のポイントについては先生達よりも通じているのではと思ってしまうくらい。
なので、貸せる力はいくらでも貸そうと思うのだけれど、こういった気の利いた立ち回りができるとは到底思えない。
コロナ禍によりだいぶ活動制限がかかったのと、これを機にとスリム化された部分もあるとは思うけれど、まだまだ負担の多いPTA活動。
ちょっと大変だけど根本的には楽しい、かつての部活動くらいのノリで携われたらいいのになぁと思う今日この頃。
部活にはロビー活動や根回しなんてなかったからね(いや、もしかしてあったのかな?)。投稿日:2023.06.25
この本を読むとPTAに関する認識が変わるのでは!?
とても面白かった!
私は先に著書の海外文学などの書評を知っていたので、これほど博覧強記な教養人のご子息が我が子と同じ小学校にいると知ったら、そりゃ〜…ぜひPTA会長に…と推したくなる気持ちは非常にわかるが。しかし実際かなり大変だ!
これほどの仕事を無給で…というのは、やっぱり大変…。
かといってひたすら仕事を減らし続けいずれはPTAをなくすのがゴールではないと思えるのもこの本の良いところかと。
他のブログで読んだのは、PTAから逃げおおせたことがスマートな生き方だと自賛している人間もいるがそれはどうなの?ということ。続きを読む投稿日:2022.06.23
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。