コミック
憂国のモリアーティ
シリーズ内の平均評価:
(184)
完結
時は19世紀末、大英帝国最盛期のロンドン──。 この国に根付く階級制度に辟易するモリアーティ伯爵家長子・アルバート。孤児院から引き取ったある兄弟との出会いによって、世界を浄化するための壮大な計画が動き出す。名探偵シャーロック・ホームズの宿敵、モリアーティ教授の語られざる物語の幕が開く──!!
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緋色に染まった両手の血を拭い去ることは出来ない―― 「犯罪卿の正体はウィリアム・ジェームズ・モリアーティ」 ――シャーロックによるミルヴァートン殺害を引き金に、大英帝国中を揺るがす衝撃の報道が駆け巡る。市民と貴族、その両者から忌み嫌われながらも、ウィリアムは自らの“計画”に基づき、特権階級の人間を粛清し始める。全ての罪を一人背負うウィリアムに対し、ルイスたちは…!?
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生きろ――魂の叫びが運命をも凌駕する―― 女王陛下からシャーロックに、犯罪卿逮捕の勅命が下る。無二の友としてウィリアムを救おうとするシャーロックだが、自らの死で大英帝国の浄化の完成を望むウィリアムにより、“モリアーティの物語”は着実にその結末へと近づいていく…。犯罪卿と名探偵、それぞれの胸に秘した想いが交わる時、炎上するロンドンで“最後の事件”は最終局面を迎える!!
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贖罪の為、己が罪と向き合う時―― ウィリアムとシャーロックがテムズ川へと消えた“あの日”から三年――。大英帝国とロシア、二大国間のパワーバランスを揺るがす重大機密の漏洩を阻止すべく、作戦を開始するルイスらMI6。だが、1発の弾丸が裏に潜む“意外な人物”を炙り出し…? 大国間のグレート・ゲームによる戦争の火種が燻り始める中、それぞれの、止まっていた時間が動き始める――
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振り返るな、前だけを見ろ。その言葉は男の支えであり、呪いでもあった―― 英仏協商の破綻を狙うバルモラル卿の暗殺を目論むモラン。殺人による解決を止めるべく、ルイスはモランと対峙する。ウィリアムへの思いの強さ故、2人は激しく衝突し…!? 一方、家長として罪を背負い幽閉されたアルバートは、ウィリアムへの懺悔で、夜ごとその身を灼いていた。幼き日、彼がウィリアムと出会い、犯した“原罪”とは!? 物語の“始まり”へと導く、その禁断の扉がいま開く――。
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光が照らす。歩む道がどんなに不確かでも――。 三年の時を経たウィリアムの帰還は、ルイスやアルバート、MI6の面々にとって、何物にも代え難い喜びとなった。懐かしい顔ぶれとの再会、新たな日々の始まりを祝して、シャーロックやジョンたちを招いた食事会が催される。その席上で語られる、米国へ渡ったシャーロックとウィリアムが、ニューヨークで過ごした“空白の時間”――運命という絆で結ばれた2人の物語が今、明かされる!!
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失ったものは二度と、取り戻せない――。米国政府からシャーロックに届いた“依頼”――それは法から外れた“ならず者”たちと結託し、残忍な手口で弱者の土地を奪う、地上げ屋を排除せよというものだった。その任務への同行を強く希望するビリー。その陰には故郷と親友にまつわる、ビリーの悲しい過去があった…。一方、犯した罪の重さから“何が最善の罪滅ぼしか”を探すウィリアムは、ニューヨークの街で一人の少女と出会い…!?
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答えはきっとない でも僕達はそれを探し続ける―― 卑劣な地上げ屋・マギンティと武装集団・スコウラーズが、ヴァーミッサの町への襲撃を開始。シャーロックとビリーは住民たちと共に周到な作戦と巧妙な罠で迎え撃つが、想定を上回る敵の勢力により次第に追い込まれて行く。一方、親友の危機を察したウィリアムは急ぎ白馬を駆る。“贖罪”の道を探し続ける二人が、揺るぎなき誓いを立てる!! 名探偵と犯罪卿の語られざる物語、第一部ここに完結!!
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