人間を磨く~人間関係が好転する「こころの技法」~
田坂広志(著)
/光文社新書
作品情報
なぜ、欠点の多い人間が好かれるのか?/「嫌いな人」は、実は自分に似ている/人間関係がこじれていく「本当の理由」/心がぶつかったときこそ、「絆」を深める好機/どうすれば、本当の自信と強さが身につくのか?/「人間を磨く」とは、「非の無い人間」をめざすことではない/難しい人間関係に直面したときが、人間を磨く最高の機会/「優等生」が、周りから好かれない理由――今すぐ実践できる「7つの技法」
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この作品のレビュー
平均 4.3 (24件のレビュー)
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人間を磨く
人間関係が好転する「こころの技法」
著:田坂 広志
光文社新書 819
「人間を磨く」ということは、「生涯を賭けて人間を磨き、人格の完成をめざす」
「非や欠点のない人間をめざしていきる」…のではない
「非も欠点もある未熟な自分を抱えて生きる」のである
「知識とは、風船の如きもの」:知識を得れば得るほど、風船の表面積は増加し、分からないことが増えている
「心は蛇蝎のごとくなり」:どれほど、人間としての修行を積んでも歩んでも、心の奥に未熟さを抱えていきることが人間の姿だと親鸞は、語っている
では、「人間力」は、どのようにすれば身につけることができるのか?
古今東西の「古典」を読むこと、しかし、読み方がある
誤解1:人間としてかくあるべしと理想的な人間像を学ぼうとしてはいけない
⇒ 具体的な修行法を学ぶ
誤解2:自分の中の、我欲、私心を否定し、捨て去ってはいけない
⇒ 我欲、私心を否定するのではなく、ただ静かに見つめる
誤解3:古典の中にある理想的な「統一的人格」を心に描き、追い求めてはいけない
⇒ 統一的な人格ではなく、「様々な人格」を育てる
鬼手仏心 鬼のように厳しい処し方の背後に、仏のような慈愛に満ちた心がある
七つの技法
①心の中で自分の非を認める
密やかな驕り ⇒ 無意識の傲慢さ
人間としてみれば、色々な欠点があるのに、人から嫌われない人がいる
人間関係がおかしくなるときには、お互いに、「相手に非がある、自分には非がない」と思っている
⇒自分の非や欠点を受け入れてくれる相手や周りの人に感謝する
⇒感謝はすべてを癒す
⇒心の中で、「ありがとうございます」と唱える
②自分から声をかけ、目を合わせる
我々が行うべきは、「表情を作る」のではなく、「心の置き所を正す」ことである
人間の心は我々が思っている以上に、しなやかだ、ということ
自分の心を開くことで、何よりも、自分の心が救われる
相手が心を開いてくれなくとも、こちらの心は伝わっている
③心の中の「小さなエゴ」を見つめる
真の謙虚さとは、「自分の非や欠点や未熟さを、素直に認められる」こと
「本当の自信」とは、人との「競争」に勝つことによっては得ることはできない
⇒人間、自分に本当の強さがないと、感謝ができない
千人の頭となる人は、千人に頭を垂れることができなければならない
人間、「謙虚さ」の修行を続けていると、自然に「本当の自信」が身についてくる
人間、「感謝」の修行を続けていると、自然に「本当の強さ」が身についてくる
④その相手を好きになろうと思う
好き嫌いということは、耐えがたい「感情の問題」ではなく、努力次第で変えられる「意思の問題」である
1)本来、「欠点」は存在しない、「個性」だけが存在する
2)嫌いな人は、実は、自分に似ている
3)共感とは、相手の姿が、自分の姿のように思える
4)相手の心に、「正対する」だけで、関係はよくなる
5)相手を好きになろうとすることは最高の贈り物
この人生において、我々は、誰もが、独りで生まれ、独りで去っていく
⑤言葉の怖さを知り、言葉の力を活かす
人は、うれしいから、笑うのではない
笑うから、うれしくなるのだ
深夜に、一人、日記に向かい、好きになれない相手に対する「褒め言葉」をかくだけでも、
心の中の何かが大きく変わっていく
⑥別れても心の関係を絶たない
「和解」は、ときに、十年の歳月を超えて起こる
⑦その出会いの意味を深く考える
「不幸な出会い」が、「有り難い出会い」になるとき
「不幸な出会い」と思えるものにも、必ず、深い意味がある
「縁」という言葉
「縁」が無ければ、我々は決して巡り合うことはない
そうであるならば、たとえ、心がぶつかる出会いも、心が軋む出会いも、やはり、深い「縁」
「心を磨く」唯一の道は、人間と格闘すること
目次
人間関係が好転する「こころの技法」
第1の「こころの技法」心の中で自分の非を認める
第2の「こころの技法」自分から声をかけ、目を合わせる
第3の「こころの技法」心の中の「小さなエゴ」を見つめる
第4の「こころの技法」その相手を好きになろうと思う
第5の「こころの技法」言葉の怖さを知り、言葉の力を活かす
第6の「こころの技法」別れても心の関係を絶たない
第7の「こころの技法」その出会いの意味を深く考える
「人間を磨く」ことの真の意味
謝辞
さらに「人間を磨く」ことを求める読者のために
ISBN:9784334039226
出版社:光文社
判型:新書
ページ数:248ページ
定価:740円(本体)
発売日:2016年05月20日続きを読む投稿日:2024.05.24
このレビューはネタバレを含みます
結構人によっては拒絶反応が
レビューの続きを読む
大きくなる本かもしれないな。
多分SNSが支配する今だと
まず評価されることはなさそう。
特に批判が出そうなのは
第四の技法かな。
私はこれは実践はしないかな。
うん、わ…かるけれども経験が拒否してるんだわ。
ただ、そうなった経験に関しては
拒否も何もしていないのよね。
それがあるからこそ、無駄に粘り強い
自分がいると思っているのだね。続きを読む投稿日:2023.11.02
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