21世紀 地政学入門
船橋洋一(著)
/文春新書
作品情報
地理と地図――「地政学」が世界を再び支配する!地政学の要因とは、地理、歴史、エネルギー資源、民族、宗教、人口など、人間社会のリーダーシップや技術革新をもってしても変わらない、あるいは変わりにくいものを指す。地政学は決定論でも、ましてや運命論でもない。しかし国際秩序が不安定になると、それまでは隠れていた地政学的ファクターが露呈しやすくなる。いまこそ日本は、「変わらない、あるいは変わりにくい冷厳な現実」を見すえ、地政学的直観力を身につけなければならない。月刊「文藝春秋」の好評連載「新世界地政学」から厳選された51本と、書き下ろし1本を加えて書籍化。第1章 21世紀新世界第2章 グローバル地経学第3章 中国の夢第4章 米国リバランシング第5章 日本の戦略第6章 日本の統治
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商品情報
- シリーズ
- 21世紀 地政学入門
- 著者
- 船橋洋一
- 出版社
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- 文春新書
- 書籍発売日
- 2016.02.17
- Reader Store発売日
- 2016.03.11
- ファイルサイズ
- 1MB
- ページ数
- 288ページ
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この作品のレビュー
平均 2.6 (7件のレビュー)
-
年が改まりまして2017年となりましたが、昨年は私にとって「地政学」という分野に目覚めた記念すべき年となりました。興味を持ち始めると、書店を歩いていても、それに関する本が目に付くようになりました。
…この本はその中で目に付いた本のうちの一冊です。読み終えたのは昨年6月頃の様ですが、レビューを書くのを忘れていて、年末の大掃除で本棚に埋もれているのを見つけました。内容については、レビューを書きながら復習したいと思います。
以下は気になったポイントです。
・地政学的リスクとは、地理と歴史のような変えようのない要素、さらには民族と宗教のような変えにくい要素が、国の戦略や外交に大きな影響を及ぼし、それが国家間の摩擦をもたらすようなリスクのこと(p4)
・冷戦後20年経過して、中国は勝ち組、ロシアは負け組となった。領土はソ連時代に比べて激減した、ウクライナを失ったのが致命傷。人口は1.4億人でバングラディシュよりも少ない、2050年には1.1億人まで減少する、しかし過小評価してはならない(p37)
・アラビア半島の付け根は、現在はサウジアラビアとエジプトが抑えているが、イラクのように液状化して権力の真空が生じたら、イランと共にトルコが埋めるかもしれない、トルコの強みは、中東の戦略的要地であるアナトリア陸橋を1国で抑えていること(p50)
・第一次世界大戦中の1916年、オスマン帝国の崩壊を前に、英仏ロは、サイクスピコ協定を結び国境線を引いた、そして、シリア・レバノン・ヨルダン・イラク・サウジアラビア・クウェートが生まれた。2014年、ISは、サイクスピコ協定を打ち破ったと宣言した(p52)
・大英帝国は、1870年には経済のピークに達し、その後衰退したが、英ポンドが米ドルに基軸通貨の座を譲り渡したのは、90年後であった。21世紀、米国の後には、当分の間、米国しかいない(p77)
・ユーロ危機の当面の解決策は、ECBの増資、公的資金の導入、欧州共同債の発行であろう、究極の解決策は、財政統合であろう(p85)
・トヨタの各国別シェアは、米国、日本、中国、インドネシアの順である、インドネシアの伸びが大きい。インドネシアは今後40年間は人口ボーナス期、中産階級大国へジャンプし始めた(p87、90)
・ゴールドマンサックスの予測による、2050年のG7は、中国、米国、インド、ブラジル、メキシコ、ロシア、インドネシアである(p91)
・日本の若者は、歴史・財政・人口・英語・放射能、の五重苦に苦しめられるころになるだろう(p195)
2017年1月2日作成続きを読む投稿日:2017.01.01
地政学というよりただの世界情勢を述べた本。
教養にはいいと思うが地政学の理論を学ぼうと思って読んだため△投稿日:2020.01.16
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