この作品のレビュー
平均 3.6 (5件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
巷に出回っている「がん保険は必須」のイメージから「保険料が適切なのか?」「保険会社側がボロ儲け出来る仕組みでは?」と言う観点で、色々と試算・考察しながら紐解いています。保険の是非という点では著者も必要性を感じており、主に、保険の販売手法と価格について記述されています。後半はそれでもがん保険が必要な人のためのオススメ、予想される反論などが述べられています。
レビューの続きを読む
保険は将来の不確実性と恐怖に対する商品ということで、非常に見えづらい商品だとは思います。(「保険は人質を取らずに顧客を脅せる手段の一つ」と考えたこともありました...)
第一章の「がん保険は霊感商法に似ている?」からすっ飛ばして書いていますね。不安につけ込んで解決策を示して販売するその流れは、霊感商法と一緒であるとのこと。売り方とその価格に問題があるとは思います(本書の中でもありますが、会社の団体保険などは安いようで、そのような努力は可能ではないか? と思います)
確かに保険に入った人は、損失回避の心理も相まって、「保険は必要」と言い切る傾向にあると思います。保険って、入って後悔することは殆無い商品ですからね。保険金を貰わなくても「病気にならなくてよかった」となり、保険金を貰う事があれば「保険に入っておいてよかった」となりますから。保険が高すぎたとしても、だれか一人の病気になった人間の体験談を聞けば「保険は必須」に傾いてしまう心理があると思います。(売る側としては実に売りやすい商品かもしれません)
第五章「そもそも「がん」に罹るといくらお金が必要か?(P96)」の部分は読んでおくべきですね。高額療養費制度の限界についても触れられています。高額療養費がうまく効かない事例、その他収入減と加味して困ることについても述べられています。この部分はあまり他書籍でも記述が無かった部分ですので、「保険不要」と決断する前に知っておくべきだと思います。
著者の保険の要/不要については「余剰資金があればがん保険は不要」と一貫して述べています。私もこれは同じ意見です。ただ、「いくら?」という点では、やや多めに見積もるべきと思っています。100~200万程度だと著者は述べていますが、あくまでもこれはがん等に対しての金額です。他の予備資金とは別に確保する必要がある事と、いざリスクが発生した時にその後の余剰資金が無くなってしまうことも加味すると「100万あるから不要」というのではなくて、もう少し多めの資金を確保してから、低保障の保険を外す方が良いと思っています。(私なら2~3倍くらいの余剰資金が必要と思っています)
いざという時のお金が用意出来ない人は保険に入るべきとも思います(ただ、リスクヘッジにコストがかかるのは当然で、「貧乏人は更に貧乏になる仕組みが保険」とも思うので、貯蓄するような体質に変えたほうが良いと思いますが) そんな方のために、がん保険が必要な人についての選び方も載せられています。
後半では、保険会社からの想定される反論も書かれています。やはり、感情のお話に持って行きたがる反論が多いように感じますね。大抵の「お金にまつわる商品」はいかに「お金ではない」と思わせるかにかかっていますからね。価値を売ると限界がありますが、価値観を売ると限界は無いですから。(保険の場合は、「安心感」ですね)
この本の中では色々と保険会社から公開されない不明な部分がありつつも、見える部分から推察しています。「是非実態を教えてください(P45)」とありますように、「安心感を与えるためのデータが出ないことが問題。出さないならどんどん不都合な真実喋っちゃうよ」と無言の圧力を与えているようにも感じます。なにやら著者宛に本書に対する反論を出して対決(?)をしたいなど、対抗する方がいらっしゃるようですので、その反論とそれに対する意見もどこかでお聞きしたい所です。
なお、保険の使い道は色々とあるみたいですが、基本的に保険ってリスクヘッジのためのものですので、(本書で紹介されている保険もリスクヘッジの観点の保険ですよね) 相続やら運用・節税やらはまた別に考えるべきだと思います。投稿日:2011.08.20
このレビューはネタバレを含みます
二人に一人が、がんにかかる時代
レビューの続きを読む
というCM
これは若いうちの話ではなく、おじいちゃんになってからの話、、、
そんな風に、がん保険の裏側を教えてくれます。
結局自分は、掛け捨ての安いがん保険に、若いうち…だけ入っておこうと思った。おじいちゃんになってからがんになっても、進行は遅いし、寿命みたいなものだからね、、、続きを読む投稿日:2017.10.22
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。