月夜の島渡り
恒川光太郎(著)
/角川ホラー文庫
作品情報
両親と島を訪れた少年は、集落の祭りの夜に妖しい女と出会う。彼女はその場で少年の未来を予言する――(「月夜の夢の、帰り道」)。美しい海と島々を擁する沖縄が異界に変容する。『私はフーイー』を改題し文庫化。※本作品は、二〇一二年十一月にメディアファクトリーより刊行された単行本『私はフーイー 沖縄怪談短篇集』を改題して文庫化したものが底本です。
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商品情報
- シリーズ
- 月夜の島渡り
- 著者
- 恒川光太郎
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 角川ホラー文庫
- 書籍発売日
- 2014.12.01
- Reader Store発売日
- 2014.12.25
- ファイルサイズ
- 0.9MB
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この作品のレビュー
平均 3.7 (46件のレビュー)
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沖縄の不思議な物語集
私の好きな作家さんの、沖縄怪談短編集。沖縄ならではの、亜熱帯の湿気の多い空気、離島の人気のない海岸やジャングル。未だどこかにあるかもしれない死人の魂とリンクする風習、くりかえされる生まれ変わりの伝説。…この作品は、これらを今の自分に関係ない伝説としてではなく、今の沖縄の生活や自然の中を舞台に書いてくれています、もし自分が沖縄にいったら同じ体験をしてしまうかもしれない、そう思わせてくれるのが新鮮。恐怖ではありません。どちらかと言えば切ない気持です。もしかしたら遠野物語を現代の人を主人公にして沖縄を舞台に書いたらこんな感じかもしれません。最終話「私はフーイー」の最後のシーンが、すごく心に響く作品でした。続きを読む
投稿日:2015.11.30
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沖縄幻想異譚集
幻想物語というのは色々あるが、これは本当に怪異な幻想譚だった。これほどなんとも言えない不思議な味わいのある物語にはこれまでお目にかかったことがない。
どの話も怪異が絡んでいて少し幻想的で、そして後味…が悪い。嫌な気分で終わるかどうかは人それぞれだと思うが、どの話もめでたしめでたし‥では終わらず、そのゆえに胸に苦しいような切ないような、そんな余韻を残す。
一読してみれば、きっとこの何とも言い難い不思議さを感じてもらえるだろう。
時折会話に挟まれる沖縄の方言はさっぱり分からなかったが、効果的に「島」の雰囲気を伝えてくれて良かった。続きを読む投稿日:2019.05.02
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