学び続ける理由 99の金言と考えるベンガク論。
戸田智弘(著)
/ディスカヴァー・トゥエンティワン
作品情報
学生時代は面倒だった勉強も、社会人になるとその価値がわかるもの。古今東西の名言とともに、「学ぶことの意味」を今こそ考えよう!
15万部突破の『働く理由』、5万部突破の『続・働く理由』に続く、20万部突破のベストセラーシリーズ最新刊。
○良書を読むことは、その著者である過去の時代のもっとも優れた人たちと会話を交わすようなものである。
――デカルト(思想家)
◯解るということは、それによって自分が変わるということでしょう。
――上原専禄(歴史学者)
◯学べば学ぶほど、私はなにも知らないことがわかる。自分が無知であると知れば知るほど、私はより一層学びたくなる。
――アインシュタイン(理論物理学者)
もっとみる
商品情報
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 4.0 (24件のレビュー)
-
非常に面白く読ませていただきました。
学び続ける理由として、最初に内田樹氏を引用した所が非常に印象的でした。
私も以前に氏のブログで見た内容だったからです。
引用すると、
「学びの始点においては自…分が何をしたいのか、何になりたいのかはわからない。
学んだあとに、事後的・回顧的にしか自分がしたことの意味はわからない。それが成長するということなんです。」
今の大学生、科目を選択する際の資料として、詳細なシラバスというものがある。
シラバスは、科目ごと(一般教養、専門教科)で学ぶ内容が書かれている案内書のことである。
これを見て、学生は選択科目を選び、また、教える教官は、そのシラバスに沿って、
講義・授業を行う。最近は、ご丁寧に、どういう知識が得られるのか、授業のポイントは、
どこかまで、記してある。まさに、至れり尽くせりである。
内田氏は、確か、このやり方に反対していたような気がする。私も、手放しに良いとは思わない。
確かに、教える内容を予め開示することは、サービスを提供するという意味では良いかもしれない。
しかし、教える側と、学生側とが、需給関係で結ばれるような、一種、生産者と消費者のような関係では、
学生側の学びたいと思うスイッチは、なかなか発動しないと思う。
「これを学んで、何の役に立つですか」という質問の中に、
もう既に、学習の放棄の萌芽が含まれていると思う。何の役に立つかは、
他人に質問することではなく、自分に問いかける問題である。
大学時代に、ワクワクするような知やテーマに出会った人や、
未知なる知を知りたいと強烈に思った人間は、ずっと学び続ける。
しかし学習時間に限っていえば、日本の大学生は、世界最低水準である。
日本の大学生は、先進諸国の大学生と比べて、学習時間が著しく低い。
大学経営政策研究センターの調査では、1日で学習する時間は、
日本では8割以上の学生が1時間未満(半分が、ほとんど学習しない)に対して、
アメリカの学生は、平均で2,3時間を学習時間にあてる。
大学4年間では、3000時間以上の差になる。これは、日本人の学生の問題というより、
日本社会が抱える構造的問題だと思う。
バイトやサークルが一種の学びの場となったり、生活費のため等であることは、
否定しないが、この期間に集中的に学習時間を確保しなければ、
それ以降、集中的に確保できる時間を作ることは非常に難しい。
社会人だったら、誰でも知っていることで、
やはり、多くが、大学時代に勉強すれば良かったと後悔する。
学び続ける必要がない、もしくは、放棄したと思われる大学生が、
過半数を超えているのは(学習時間を考慮して)、世界的に見ても珍しいというか、
日本ぐらいである。学習時間だけを指標とするのは、どうかという意見があるが、
どのみち何かの技術や能力、知識で生きていくには、それらを身につけるまでに、
主体的に学習しないといけない。決して、誰かがご丁寧に教えてなんてくれない。
どこかの組織に属していればよいとか、
何かの資格があれば、喰いっぱぐれないとか、
そんなものは、過去の遺物となった。
この本では、大学教授から作家、野球監督まで、
幅広い指揮者の学びに関する格言をまとめている。
どういう態度で学べいいのか、学習を継続、
発展していく上で非常に参考になる話しが多い。続きを読む投稿日:2017.10.01
古今東西の賢者の言葉を引用しながら、学び続けるべき理由や学び方を系統的に解説している。そして、その流れの中でぴったりの賢者の言葉が引用されており、構成がいいなあと思わされる。
書かれていることは至極…その通り。この中の一つでも今からできることを見つけたいものだ。続きを読む投稿日:2023.09.15
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。