小説
トウェイン完訳コレクション
シリーズ内の平均評価:
(53)
自由と開放の地を求め、相棒の黒人ジムとミシシッピ川を下る筏の旅に出るハックルベリ。様々な人種や身分の人々との触れ合いを通して、人間として本当に大切なもの、かけがえのない真実を見出してゆく。
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「人間が自分で生み出すものは、何ひとつない――ひとつの意見でさえも、ひとつの考えでさえも、生み出すことは、できないのだ」米文学の巨匠トウェインならではのユーモアと鋭い洞察で人間の真理を暴く、最晩年の傑作。
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「優雅、威厳、詩情、精神、想像力、これらのものがビアドの作品を豊かにしており、魅力のあるものに、美しいものにしている」辛口のトウェインをして、最高級の賛辞を贈らしめた画家、ダニエル・ビアド。政府や実業界や宗教界にまで鋭く切り込む批評性をもった彼の寓意的な画風は、多くの批評家たちを感嘆させた。そのビアドの挿画を223点も収録した本書は『アーサー王宮廷のヤンキー』を口に出して読みたい日本語に大胆に改訳した異色作。独特のリズムにぐいぐいと引き込まれ、美しい挿画に酔いしれる、永久保存版。
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マーク・トウェインの名を一躍有名にした「跳び蛙」のオリジナル版、彼の文学に大きな特徴をもたせることになった講演(というより漫談!)、そして『ハックルベリ・フィンの冒険』の一部をなすべきものでありながら、印刷に回す段階でトウェインが削除してしまった「筏のエピソード」の3作を収録。重要な作品でありながら、日本の読者にはあまり知られていないものをセレクトし、正確無比にして軽快な大久保博の名訳でおくる決定版!
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ハドリバーグは誠実で高潔な町。その立派な評判はこれまで一度として汚されたことがなく、親子三代近くにもわたって続いていた。町の住人はそのことを誇りに思い、他に持っているどんな宝ものよりも自慢していた。しかし、一人の男の怨みをかってしまったために、この町始まって以来の危機が訪れる。男は周到に準備し、町中一人残らず丸呑みにし無傷ではおかないような計画を練った。その恐るべき狡猾な計画とは、そして、清廉潔白な町ハドリバーグの運命は・・・・・・?! サスペンスタッチで人間の表と裏の顔を描き出す、マーク・トウェインの真骨頂。入手困難な作品が、大久保博の名訳で蘇る! 他では読めないKADOKAWA電子書籍版トウェイン完訳コレクションならではのとっておきの一作。本書は訳し下ろしです。
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自宅の書斎で本を読みながら大笑いしているトウェインを見て、妻が何を読んでいるのかと尋ねた。トウェインは、タイトルを見るひまがないのだ、と答えながらもその本から目をはなさなかった。妻が肩越しにのぞき込むと、それは、トウェイン自身の作品だった――。抱腹絶倒! 文豪トウェインの風刺と諧謔に満ちた小ばなし集、第2弾。トウェインの意外な顔が見える「一六〇一年」とアラン・オウドルのイラストを収録した貴重な1冊。※本作品は一九八二年五月、旺文社より刊行された文庫「また・ちょっと面白い話」を改題し、加筆修正したものです。カバー:アラン・オウドル(Alan Odle, 1888-1948)『1601』より
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ハバナのある博物館に行くと、クリストファー・コロンブスの頭蓋骨が二つある。「一つは彼の子どもの頃のもので、もう一つは大人になってからのもの」なのだそうだ――。文豪マーク・トウェインの本質とも言える、ユーモアと風刺に満ちた短編を、トウェイン翻訳の第一人者である大久保博が腕によりをかけて選りすぐり翻訳した傑作集! 大げさなホラ話やたわいのない馬鹿話、笑い話の裏に、ユーモアセンスでは並ぶ者がいないと言われた文豪の深い人間洞察が行き届いている。どの一編にも人間社会の鋭い警句が満ちた必読の書。※本作品は一九八〇年二月、旺文社より刊行された文庫「ちょっと面白い話」を改題し、加筆修正したものです。カバー:アラン・オウドル(Alan Odle, 1888-1948)『1601』より
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キラウエア火山の活動、ハワイ国会の開催、王女の葬儀などなど・・・・・・。特派員トウェインが現地で出会った数々の事件を綴った、150年前のハワイの風物詩。かつての姿が生き生きとよみがえる名調子で、知っているつもりのハワイの新しい表情が見えてくる。豊富なイラストと図版が、旅の臨場感を盛り上げる、決定版!※本作品は一九八三年九月、旺文社より刊行された文庫「続・ちょっと面白いハワイ通信」を改題し電子書籍化したものです。
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1866年、サクラメントの新聞記者としてカメハメハ五世治世下のハワイ王国に渡ったトウェイン。駿馬「オアフ」号を道連れに、島内探索に出かけたが・・・・・・。知られざる王国の姿を文豪トウェインならではの視点で綴ったユーモア溢れるハワイ紀行! イラスト・図版を多数収録した決定版。※本作品は一九八三年八月、旺文社より刊行された文庫「ちょっと面白いハワイ通信」を改題し電子書籍化したものです。
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奇想天外、抱腹絶倒! 文豪マーク・トウェインのリドル・ストーリーの傑作との呼び声高い、一風変わった作品集。追いはぎ・辻斬り・ペテン師などなど・・・・・・、自らのユニークな祖先のビックリ仰天の伝記を語る表題作ほか、自分の娘を男に仕立て、兄公爵の相続人にしようとする陰謀と、その悲劇的結末を描く「最初のロマンス――恐ろしき、悲惨きわまる中世のロマンス」、そして、「西部の無法者 ジャック・スレイド」、「食欲治療所にて」、「秘伝 上手な話し方のコツ」を収録。充実の解説を付した決定版!
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この世で最初の人間、アダムとイヴの書いた日記が発掘された。ふたりがそれぞれに記したエデンの園の日常とは・・・・・・? アダムから見たイヴは「長い髪をしたこの新しい生きもの」、イヴから見たアダムは「低級な趣味の持ち主」。その認識の違いっぷりが笑いを誘う、おかしくて、やがてほろりとさせられる極上の逸品。原書からの挿画を満載し、巻末には詳細な解説と年譜を付した決定版!
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素直でやんちゃな乞食のトム・キャンティと利発で思いやりあふれる英国皇太子エドワード。ある日二人は出会い、戯れに衣服を交換すると、王子は乞食として追い払われ、乞食は王子と誤解される羽目に・・・・・・。なんとか宮廷生活をこなしながら、家族が恋しくてたまらないトムと、無慈悲な世間に驚きつつも、かわらず威張り調子のエドワード王子。やがて国王の崩御によって、トムは王となり、慈悲深い名君としてあがめられる。そして王子は連れの浮浪者とともに捕らえられ、牢獄で窮地に立たされることに。二人に待っている結末とは――?! 子供の姿を通して富と貧困と心の尊さの根源を説く、児童文学の先駆者としてのマーク・トウェインの傑作!
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ジャンヌ・ダルクの幼なじみであり、小姓兼秘書を務めたルイス・コントの個人的回想という形で、マーク・トウェインがジャンヌ・ダルクの波乱に満ちた人生を、深い共感を込めて、詩情豊かに語りかける壮大な叙事詩。装画:アングル「シャルル7世の戴冠式でのジャンヌ・ダルク」ルーヴル美術館蔵
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