桜ヶ丘中学に入学した主人公・花田徹丸(花マル)。あこがれの同級生永野が上級生にからまれるが何もできない。同じクラスの木元旭が上級生を柔道技で投げ飛ばすのをただ唖然と見ているだけだった。木元は運動神経抜群、成績優秀、おまけにハンサム。花マルはそんな木元を、自分の捜し求めていたライバルと思いこみ、彼の入部した柔道部に入る。桜ヶ丘中の柔道部は全国制覇を狙うほどの実力を持ち、柔道をやったことのない花マルには厳しい練習が待っていた。
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中学柔道選手権全国大会78kg級決勝。すでに65kg級の優勝を決めた花マルの見守るなか、木元は氷室(国学舎)の前に屈し、惜しくも準優勝に終わる。あの木元が負けた。その惨めな姿は、花マルはじめ誰も想像していないものだった。そして、全国大会も終了し、全国大会のライバルたちが次々と進路を決めていくなか、花マルと木元は・・・!?花の中坊・花マルの真剣青春勝負ついに完結!!
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個人戦決勝に勝ち上がった花マルと木元。そして、花マル対麻部中の不破の65Kg級決勝戦が始まった。日本一強い男になるため、花マルの気合も十分。しかし、試合中に右ひざを痛めた花マルは急に動きがにぶくなってしまう。残り時間が少なくなり、不破の勝利がほぼ決定したかと思われたとき、花マルの背負いが決まった!
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木元が亀山に勝ち、逆転に望みをつないだ桜丘。命運をかけて始まった石井の大将戦。勝って代表戦に持ち込みたいところだが、石井は試合中にまぶたを切り、肩を脱臼してしまう。敵方に石井の脱臼を知られてしまった桜丘は惜しくも負けてしまい、団体戦準優勝となる。花マルたちは団体戦での悔しさを胸に、個人戦で奮起を誓う。
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全国大会団体戦決勝戦。花マルの相手は「ザ・パーフェクト」と呼ばれる男・氷室。はじめの一分、花マルは全く技をかけさせてもらえない。そんな中、花マルは最大のライバル木元に勝った一年生の夏を思い出す。攻めて攻めて攻めまくる花マル。ついに氷室の「ザ・パーフェクト」が崩れる。花マルが「技あり」を取ったのだ。あり得ないことが起こったため精神状態が普通ではなくなった氷室に裏投げをくらい花マルは負けてしまった。しかし花マルの闘志に刺激され、宮田は引き分ける。続く木元は氷室と並ぶ無敗の荒法師・亀山との対戦だ。押され気味の木元だが、「天才・木元」を信じる花マルの声援に応えることはできるのか?
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全国大会団体戦準々決勝、相手は神礼内中。飯島が「クール・サラブレッド」なら花マルは「ホット・アドレナリン」だ。飯島は花マルの得意技・一本背負いをわざと受け、一本にならないことを確かめさせてジワジワとプレッシャーをかけていく作戦に出る。しかし花マルは飯島がきれいな耳をしていることから寝技が苦手なことに気づき、押さえ込みで一本取る。勢いに乗った桜丘中は4-0でベスト4進出を決める。準決勝は超ヘビー級軍団・天堂中との対戦だ。先鋒の国生と相手との体重差は47kg。途中足を捻挫するが、花マルのアドバイスで一本勝ち。国生は完全燃焼する。続く花マルは背負い投げを予告、50kg近い体重差の相手をみごと一本背負い。その後3人も一本勝ちし、桜丘中は決勝進出を決める。もう一方の準決勝、優勝候補・国学舎中と片桐のいる栗原中は国学舎中が圧勝した。
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全国大会団体戦予選リーグ一試合目は大将戦まで勝敗が持ち越された。石井は何とか引き分け桜丘中は勝つ。加治先生はうぬぼれ柔道で負けた花マルたちに「魔物は自分(おのれ)の気持ち(うち)にいると知れ」と戒める。予選リーグ二回戦目、国生は引き分け、続く花マルはまたもや一本負けする。宮田、石井は調子を戻し、残る3人は一本勝ち、桜丘中は予選リーグを突破した。決勝トーナメントが始まるが花マルはどつぼにはまったままだ。一回戦は優勝候補の一角、山沖率いる中杉中だ。野生の男・山沖と対戦する花マル。組んだだけで今までの誰とも比べものにならないほど強いと感じる。その山沖に“超背負い”で勝ち、完全復活する。
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個人戦のために団体戦には出場せず体力温存した鳴海。花マルの実力+気力の柔道を嫌い、力・技・才能のみを信じるが、花マルの前にえらくあっさり負けてしまう。木元に励まされ泣き崩れる。花マルたちは全国大会に向けて特訓し、万全の状態に。ついに始まった全国大会。団体戦予選リーグ一試合目、国生は一本勝ち、続く花マルは十分過ぎる気合いが空回り、一本負けする。宮田も花マルと同じように負ける。木元は危なげなく勝ち、勝負は大将戦の石井にかかっているが石井も苦戦する。
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加藤と国生はすばらしい勝負をし、部員全員が見守る中国生が一本背負いで勝つ。レギュラーは国生になったが互角の戦いをした加藤も準レギュラーとしていつでも試合に出る準備をしておくように花マルに言われた。団体戦は先鋒・国生、次鋒・花マル、中堅・宮田、副将・木元、大将・石井、個人戦は加藤、花マル、木元、宮田がレギュラーに決まった。こうして、花マルたち最後の夏が始まった。地区大会団体戦、花マル率いる桜丘中は決勝戦まで5人とも負けなしで突き進む。決勝の相手は皇南中。しかしメンバーに鳴海の名前はなかった。5対0で快勝し、団体戦で優勝。続く個人戦も決勝まで順調に勝ち進む花マル。決勝の相手は皇南中・鳴海だ。
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キャプテンになった花マルだが、2年間一緒にやってきた東は転校し、前野は受験勉強のため柔道部をやめていき、夏の大会のレギュラーに頭を悩ます。4月、新1年生が入部してきた。その中に、実力はあるが先輩に対して生意気な口のきき方をする国生もいた。レギュラーの5人目は、3年生だがおとなしくいまいちパッとしない加藤か、1年生の国生か。加藤は国生ではなく自分に勝つため、部活の後も木元の家の道場で練習を始める。そして、ついにレギュラーを決める試合の日が来た。
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全国大会が開幕した。桜丘中は団体戦ではベスト16にとどまった。最終日は個人戦、花マルの出番だ。予選ブロックで2人と対戦し勝てば本戦に出場できる。花マルは3年生・長谷川に一本背負いで勝つ。もう1人の相手は矢坂中の尾崎。尾崎は花マルよりも自意識過剰がひどいヤツだ。尾崎との試合は会場全員の目を引きつけるほど白熱したものだった。時間ぎりぎり一本背負いを決める花マル。しかし試合終了と同時だったので認められず、「有効」一つ上回っている尾崎の勝ちとなった。決勝トーナメントには出場できなかったがさらに柔道のおもしろさを知った花マルだった。木元は決勝トーナメント準決勝で敗れ、花マル達の全国大会は幕を閉じた。同時に稲葉たち3年生は引退し、次期キャプテンが発表された。新キャプテンに選ばれたのは木元ではなく、なんと花マルだった。
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地区大会個人戦55kg級4回戦の相手は以前練習試合で背負い投げ対決をした天保中の森だった。打倒花マルで1年間燃えてきた森。お互い譲らない勝負で時間切れ判定へ。2対1で花マルの勝利となった。78kg超級の段田、65kg級の木元と共に決勝に残った花マル。花マルの相手は皇南中の鳴海だ。数え切れないほどの有効をとられピンチにたたされるが土壇場で一本、初優勝を決める。全国大会を前に、山咲に呼び出される花マル。全国大会に向けてお守りをくれた。恋の予感・・・・?
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練習試合で杉矢は初勝利をおさめる。もう今までのいじめられっこの杉矢ではなくなった。柔道がおもしろくてたまらない花マルは、部活の帰りも木元の家の道場で練習をし、木元と共にめきめきと成長していた。夏の大会の地区予選がもうすぐ始まろうとしていた。団体戦は順当に3年生4人と2年生の木元が選ばれたが、個人戦55kg級のレギュラーになんと花マルが選ばれた。地区大会が始まり、桜丘中は団体戦で優勝した。続く個人戦、花マルの出番だ。花マルは3回戦までオール一本背負いで勝ち進む。
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