森の魔獣に花束を
小木君人(著)
,そと(イラスト)
/ガガガ文庫
作品情報
ひとりぼっちの魔獣の少女に恋をした。
とある村の近くに、人を喰う魔物が棲むという禁断の森があった。家の跡継ぎになるための試練として稀少な青い薔薇を探す旅に出た少年クレヲは、同行者の裏切りに遭い、その森にひとり取り残される。そこでクレヲが出会ったのは半獣半人の魔獣の少女。なんとか魔獣の少女の気を惹いて、食べられることを免れたクレヲだったが、その代わりに彼女のペットにされてしまった・・・・・・。そして、始まる奇妙な共同生活。純真な心を持つクレヲと一緒に暮らすうち、ずっとひとりぼっちだった魔獣の少女の心にやがて変化が現れる。だが、二人の日々はそう長くは続かなかった・・・・・・。
人間と魔獣の恋を描いた心温まる異色のファンタジー小説。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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商品情報
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この作品のレビュー
平均 3.8 (13件のレビュー)
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久しぶりに読後びたんびたんするぐらいおもしろかった!スピード感はあんまなくて、伏線のはり方もぎこちないけど、隠し方は上手だし、意外性もあっておもしろかった!
あと、かわいい!触手かわいい!触手がかわい…いの!かわいいの触手なの!続きを読む投稿日:2012.10.11
初の、ガガガ文庫読了である。ガガガとルルルが創刊された時はなんだ、ちょろそうなラノベシリーズ。私は一生読まないな、と思った。
だが、人生分からない。
ラノベだけは、若い作家さんがバリバリ書くほうが…やっぱり面白い…と思うが、上梓したのは、読まないと思ってたガガガ文庫である。
ラノベのお勧めリストにあって、内容に惹かれて借りた。かなり手を尽くして。
で、読了。
名家の疎まれた少年が、当主の資格を示すため、彼には無理そうな試練を与えられ、事実上放逐される。彼が向かった森には恐ろしい魔獣がいて…。
そんな導入。
乾いた地の文。
あまり感情の強く伝わらない、主人公の会話。
でも。
彼の出会った魔獣の少女は、いきいきとしてる。途中まで、人間の少年と魔獣の少女が、どうして愛し合ったか、理由も心情も解っていても、描写が淡くて物足りなかった。
印象が一転するのはクライマックス以降。
街からやってきた狩人が、魔獣であるロザリーヌを狩ろうとしてからが白眉。彼女も密かに、彼のためを思い、訣別して彼を街に帰そうと思った矢先…。
互いを庇って、彼らは重傷を負う。
ロザリーヌの脚を移植…されて助かったクレヲ。彼を助けるために身体を刻み脚を失ったロザリーヌ。
その、彼らの決断は、人によっては愚かと見えるだろう。お涙頂戴の切なさだとも見えるかも。結末の良し悪しは、お読みになった方が考えて頂きたい。
私が、素敵だ、と素直に言えない理由はただ一つ。
クレヲは、試練の成功の証、青い薔薇をグラント家に届けるべきだった。途中からそれをあえて失念してしまってるようで。それはロザリーヌを選んだからだけど。
やるべきことはやって見せて、そっと森に戻って、発見されてあのラストだったら。もっとクレヲが大人の男になったことが、際立ってよかったと思うのだ。
ロザリーヌの変化が刻々と分かるだけに、そこが惜しい。ロザリーヌは、最初から女の子で、そして魔獣でもある。
彼女が、彼を傷つけられて、心から、少女でなく、女になったこと。その怒りや悲しみの一行が鮮烈だっただけに。
ああ、けれど森でクレヲはいたかったのかな。
他の何より、ロザリーヌのそばに。
互いの思いの、朝露のような白さ透明さ。
それは、不思議に印象に残る。
着眼点はいい。
地の文がもっと練れて、心理描写も細かくなって、作者様が書きたいところと、書かなくてはいけない
ところの文章の温度差が埋まれば、もっと良くなると思うのだ。
たぶんガガガは、やっぱり読まないと思う。でも、うん。このお話に気付かされた事がある。それは、誰にも言わないし書かないけど…。ふふふっ…。続きを読む投稿日:2017.06.22
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